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4月28日投稿。ついに15万人の感染者を出したドイツでも一定の条件下で店舗営業が許可され始めました。

Uttlingen(ドイツ)から、長谷川友美です。

ドイツでは、4月19日以来、1日の新規感染者が2,000人を下回っており、(4月27日を除く)3月中旬から始まった「コロナウイルス感染対処のための規制」も、一定の効果をあげられたと評価されています。

4月20日から、約1ヶ月営業禁止だった店鋪に営業再開許可が出されました。営業再開の条件は以下の通りです。
1)800平方メートル以下の店鋪であること
2)飲食を伴わない小売店であること
3)感染防止への適切な対策をとること等
「感染防止への適切な対策をとる」とは、入店制限、レジや商品棚の前での「社会的距離」の確保、お店によってはマスクをしていないお客の入店を断っています。私が行ったスポーツ用品店では、入店できるのは、4組まで。入り口で手の消毒。マスクを持参していない人は入店をあきらめるか、その場で購入するかになります。

つい先日まで、「マスクをしているのは、退院してきたばかりの抵抗力が弱っている人」というイメージだったドイツですが、4月27日から、ドイツ全土で公共の場(店鋪の中、公共交通機関の中)でのマスク着用が義務付けられました。

ただ、ドイツの薬局で販売しているマスクの数はかなり少なく、新型肺炎が起きてからは、店頭での購入はほぼ不可能です。Amazonで販売していますが、「到着までに2ヶ月かかった」という声をよく耳にします。
このマスク着用義務化について、ドイツ保健省は、「医療用のマスクは必要ありません。医療用マスクは医療従事者に必要です。マスクは、ご自宅で手作りしてください。また、長いストール等で口と鼻をしっかりと覆っていれば、それもマスク着用とします」とアナウンスしています。

私が住む州ではマスク着用義務を守らなかった場合、1回目は警告。2回目からは50ユーロの罰金が課せられるそうです。

私の周りにも、「マスクなんて、病人みたいで付けてられないわ!」という人々がいましたが、彼女達も今日からマスク着用です。

長谷川友美:夫の駐在に帯同して2015年よりドイツ在住。タイ語から日本語への翻訳、日本人向けPRなどを可能な範囲でお受けしています。

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