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6月23日投稿。ドイツで濃厚接触者追跡アプリが公開されて、1日で650万ダウンロード!これからは感染予防が焦点!

Tuttlingen(ドイツ)から、長谷川友美です。

6月16日、ようやく「コロナ濃厚接触者追跡アプリ」がリリースされました。当初の予定は、イースター休暇(2020年4月10日〜13日)前後と聞いていたので、2ヶ月以上の遅れが生じたことになります。「コロナ濃厚接触者追跡アプリ」、正式には、『CORONA WARN-APP』と言います。ドイツ大手の電気通信事業者Deutsch Telekom AG とヨーロッパ最大級のソフトウェア会社SAPによって共同開発されました。

ユーザー側の機能として、大きく4つ備えています。

1) Bluetoothを用いて、2メートル以内の接触が15分間以上あった場合、スマートフォンの中に相手のIDが自動的に読み込まれを記録される。(データ管理は、自分の端末の中のみ)
2) PCR検査器官が、アプリをサポートしている場合、PCR検査場で受け取ったQRコードを用いて、検査結果にアクセスすることが可能
3) 陽性判定が確定されたユーザーにのみ、過去14日間の接触記録をサーバーにアップロードするように要求。サーバーへは暗号化して送られる。
4) 陽性確定者がアップロードした接触記録を自分のスマートフォンにダウンロードすると、陽性判定者との接触を端末の中でマッチング検索を行う。

このアプリが社会的に機能するためには、ドイツ国内に住む人々の60%以上がアプリを使用する必用があるそうです。その為に、データー管理(中央サーバーで一元管理せず、個人の端末内で管理)、バッテリーの消費を妨げない、他のアプリが起動中でも使用可能であること等の点を課題に開発が行われたそうです。
現在は、ヨーロッパ各国の「濃厚接触者追跡アプリ」との互換性がなく、国境が通常解放された今、互換性が求められています。


長谷川友美
夫の駐在に帯同して2015年よりドイツ在住。タイ語から日本語への翻訳、日本人向けPRなどを可能な範囲でお受けしています。


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