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こどもの現代型栄養失調が増えている?忙しさの中にも健康な食生活をあきらめない生活を考える

profile:おうち+まゆこ
楽しい暮らしであることを大切に10歳と7歳の娘のふたりを子育て中。おうちのごはんはこころとからだを作る基礎。どこのおうちにもある材料で毎日作れる無添加のごはん作りをこころがけています。練馬区の認可保育園でごはん作り担当。おうちの無添加料理研究家。こころをケアするアートセラピストの資格取得。料理教室・台所整理のススメの【暮らしのねっこ】

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寒さの深まる日もあり、いよいよコロナウイルス感染症の第三波がきたといわれています。
記憶に新しい第一波の時の生活を思い浮かべると、感染リスクを抑えるために、食材をある程度まとめて購入し、数日の食生活にあてながら回していくことが、第一波の時期の生活スタイルにおける大きな特徴であったと思います。その他の感染症も流行する季節なので、第一波よりも気を使って行動をとらなければならなることが予測されますので、やはり一週間買い置きのスタイルが有効になりそうです。

さて、小中学生に実施されている『小児生活習慣病予防健診』というものですが、検査結果から分かることは、現代っ子の4割以上が現代型栄養失調の状態なのだとか!今回はバランスの良い食事を効率よく作るルーティンと食材の買い出しや献立作りを絡めて考えていきたいと思います。

この飽食の時代の現代っ子は、実は隠れ栄養失調が多いという驚きの事実をご存じだったでしょうか。現代型栄養失調というものは、昔のイメージからやせ細ってしまった様子を指すのではないようです。

平日は幼稚園・保育園・学校が終わると次はこどもの習い事、週末はおでかけに出たりと物質的に豊かにくらす現代人。便利な食材、食事で手軽に空腹をみたせるようになったことから、コレステロールや糖質過多に偏った栄養失調の状態になっているのだとか。食事に時間をかけない分、他のことが多くこなせるようになるのはありがたいことですが、時間も手間もかかっていない食事は、カロリーとそこそこの栄養を摂取できますが、やはりこころと身体を満たしてくれるエネルギー、栄養価は低いのだと思います。

目に見えて影響のあるものではないのかもしれませんが、将来的に病気に陥りやすい栄養状態なのは明らかですし、なにより脳やこころには食べた瞬間にでも影響がでていることは考えてみれば体験から簡単に想像がつくのではないでしょうか。


効率よく手作りの食事を作るために少しでもできること。

感染症対策にも有効な食材のまとめ買いは、働くママや子育てで忙しいママにもとっても有効な買い出し方法です。わたしは独身の時代から、その日の気候や体調、気分に合わせたものを作る方法をずっととっていました。そのことが毎日食事を作るモチベーションにもつながっていて性格的にも合ったスタイルだったので、食材の買い物は週に3回以上は必ず足を運んでいましたが、やがて勤務時間が段階的にフルタイムに向かい、子供の習い事の送り迎えもそれぞれになってくると、食事に今までのように時間をかけるわけにはいかなくなってしまいましたが、それでも家族のための安全で健康な心身を維持するための食生活を手放すわけにはいきません。

そこで、今までは苦手だった週末に一週間の献立をある程度決めてから一週間分の食材を買い出しにいくスタイルに変更しました。考える回数を一回にまとめることは、それ一つをとっても時短に直結しました。全体の栄養バランスを俯瞰することにも役立ちます。
献立作りのコツはメインだけをとりあえず決める。あとは余った食材やプラスαの食材を使いまわすテキトウ力も大事。

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一週間の献立の立てるには、メインメニューだけを決めるだけでも役に立ちます。その日の気分や体調に合わせたものを作りたい!というわたしのような作り方が向いている方は、すべて決めきると楽しいはずの食事が苦痛になってきますので、副菜やスープの部分はその都度決めていくとストレスなく続けることができます。前日の食材を使い切らなくても、副菜とスープに活用することで無駄がなくなります。(なにごとも自分の性格に合わせてやり方をアレンジすることは継続するコツになりますね!) 

献立作りで大事なことはメインの一品だけにしてしまわないことが、栄養の偏りを防ぐ習慣になってきます。献立外のもう一品に乾物を合わせると栄養面でも補いやすく、常備菜的にちょうど良いものができます。忙しい朝のごはんの品目を補ったり、お弁当の一品などへと活用することで無理なく手作り食をつないでいけます。

例えば、常備食材である人参のあまりは、ひじきや高野豆腐と合わせてさっと煮て箸休めに。また、この季節は鍋料理での大根や白菜の余りもでやすいので、刻んで塩もみをし、水で戻した切干大根とさっと合えてみりん、酢などで味を調えてサラダに。ツナも合うのでこどもも箸が進みます。野菜と乾物だけで工夫しなくても自然と添加物フリーの栄養満点な副菜ができます。

まとめて献立を立てることで栄養バランスを考えやすく!こども時代の食習慣の幅を狭めない習慣づけを。


我が家の当分の献立ガイドラインをご紹介します。まず、週の献立を立てる中で、野菜・魚・肉などのバランスをみていきます。うちの子は味ではなく感性的に今は魚が苦手になっている時期ですが、気に入っているメニューもあるので、苦手だからと外してしまわずに最低週2回は魚料理を組み込む習慣にしています。(その他に煮干しの出汁をこっそりとっています!)旦那の好みで肉料理を週2回のお楽しみに、特にスケジュールの詰まった日は週に1~2度程度、例えば野菜たっぷりの焼きビーフンやお好み焼きなど、一皿主食で完結するものをお助け献立に。週末はこどもと一緒にごはんやおやつを作る機会を持てる献立を。
こんな風な目安で献立計画を立てています。週の献立を立てるのは5分くらい。それから買い出しにでかけます。

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身体とこころと脳の基盤を作るのは家庭料理の役目。身体づくりへの投資を毎日続けることが大切です。

空腹を満たしてくれる日々の糧を得ることも大事なことなのですが、一回ずつの食事は先の長い人生において健康に生活しつづける身体や、脳の働きに対する将来への投資ともいえる行為です。忙しさでつい仕方ないと便利な食事に頼ることもありますが、こどものからだを作る大事な今の時期、工夫を重ねてできるだけ日々の投資を続けましょう!

おうち+まゆこ

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★オンラインサークル『Global kid's mom倶楽部』
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