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[きまぐれポケカ解説]ゲンシカイオーガEXを救いたい
この記事は執筆者のグレイとハバタクカミのカミちゃんの間での対話形式でポケカを紹介する
ゆっくり実況風の記事となっております
グレイ「殿堂レギュレーションの時間だぜ
ということで今回の主役はゲンシカイオーガEX。ゲンシグラードンEX、MレックウザEXと比べて当時あまり活躍の様子が見られなかったポケモンだ」
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「ゲンシカイオーガEX、決して弱そうなテキストでは無いんですが、Ωバリアの妨害耐性を持ってエネルギーを貯め、闘タイプ特有の高火力で相手を仕留めるゲンシグラードンEX、Δ進化のおかげで高速エメラルドブレイクで戦っていくMレックウザEXと比べるとどこか地味というか、
αグロウは他の古代能力と比べて微妙な印象が強く、タイダルストームは毎番手札からエネルギーを供給する方法が無いと連打ができないと、全体としてあまり扱いやすそうな部類ではないんですよね」
「そこで今回はおそらくこのカイオーガにしかできない形で、耐久しながら相手を削っていく戦法を取ろうと思う。
ゲンシカイオーガEX、弱そうに見えても実際HPは240と比較的高く、ヒーローマントを付ければHP340と環境に抗えるくらいは固くすることができる。
その上でタイダルストームの付け替え効果を使えば、ついているエネルギーをトラッシュしなければならない"まんたんのくすり"も上手く扱えそう、というところが注目ポイントである」
「たしかに付け替えからの回復ができれば強い動きができそうではありますが…
普通にタイダルストームを打てばバトル場とベンチに水エネルギーが2個ついたカイオーガが1匹ずつ残ってしまい、まんたんのくすりを使えず、手札にエネルギーが2枚無いとワザが打てない場面ができてしまい、
水エネルギーを付け替えるならゴルダックBREAKとかが使えますが、さすがに1進化BREAKは立てづらいというか…」
「その両方の問題を解決するギミックを紹介していこう。
まず使うのは殿堂のマンタイン。タマンタの特性ベイビィしんかから進化することで、自分の水ポケモン全員のにげるエネルギーを2個減らす。
マンタインのポケボディーにより、ゲンシカイオーガEXはエネルギー2個でにげるができるようになる」
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「このマンタイン、マナフィEXと違って水エネルギーがついていないポケモンに対しても自動で働くのが特徴的で、にげるエネルギーが2個の水エネルギーがついていないシステムポケモンなんかが自動でにげるエネルギーが0になる、みたいなのは非常に便利なんですよね、
またベイビィしんかは出したばかりの番や最初の自分の番にも使えるので、マンタイン自体の準備がしやすいのも特徴的です
とはいえカイオーガのにげるエネルギーを2個にしても解決には至らないのではないでしょうか?」
「そこで使っていくのがスケーターズパーク。にげる際にトラッシュする基本エネルギーを手札に戻せる効果であり、
バトル場で消耗したカイオーガをベンチに下げながらエネルギーは手札に温存、まんたんのくすりを使える状態を作りつつ、
手札に戻した2枚の基本水エネルギーはバトル場に出したゲンシカイオーガEXにαグロウの効果でそのまま貼れるため、
前の番のタイダルストームで付け替えたエネルギー2個と合わせて即座にタイダルストームを放てる盤面が完成するのである」
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「まんたんのくすりを使えない、ワザを連射できない、この2つの問題を同時に解決しに来るスケーターズパーク…!
こんなところで輝くとは…!」
「サンムーン当時カメックス&ポッチャマGXにダッシュポーチを付けてスプラッシュメーカーループとかで遊んでたのを思い出して個人的には懐かしかったよね
ということで今回のデッキはこちら」
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「初動を担当するのはシャリタツ、基本水エネルギーを2個加速するワザを持ちつつ、役割を果たしたらそりかえるで退場できるのが売り。
本デッキではゲンシカイオーガEX降臨用のワザマシン エヴォリューションも使ってもらう。」
![](https://assets.st-note.com/img/1714565698033-vTr4sscdTn.jpg?width=800)
「ベンチのスペースを使いたい水デッキだと何気に重宝するからトレーナーさんが気に入っているやつですね、以前は一度エネルギー供給すれば無限耐久ができるからその後エネルギー加速をする必要がないホエルオーに対して採用してましたよね↓」
「一応"したじゅんび"はたねポケモンにしか使えないため、エヴォリューションを先にするとエネ加速できなくなるんだけど、
ゲンシカイオーガEXはαグロウのおかげで進化してしまっても自前でエネ加速できるから良い感じに収まっているところはある
その後カイオーガ2ラインとマンタイン、スケーターズパークの準備ができたらタイダルストームループで戦っていく
その際1枚しか無いヒーローマントを共有するために特性きせかえのマギアナを採用している」
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「これ地味にエヴォリューション展開できなくてもソウルリンクつけかえでゲンシカイオーガEXを準備できる仕様になっているんですね
いや〜ここまで来ればカイオーガは最強ですね!」
「とまあ回ればそれなりに使えて面白いデッキにはなったんだが、
ここからは少々物足りない点に触れていこうと思う
まず第一に来るのは根本的に無限ループ化できないところで、以前のホエルオーと違い、このデッキでの回復手段はまんたんのくすりに頼っているため、まんたんのくすりが切れたタイミングで崩されるという問題がある」
「前回のホエルオーデッキ、無限に300ダメージ回復ができると言ったものの、毎番80ダメージしか出せないのが弱く、その間にベンチを崩されたりLO負けすると言っていましたが、
こちらは150ダメージ出せるものの回復が無限化しないために最強とは言えないというわけですね」
「そして150ダメージはグズマで呼び出したデデンネクロバットを一撃で倒せない上、タイダルストームの効果でダメカンを乗せられる対象はポケモンEXのみであるため、デデンネクロバット系統にも強く立ち回ることができない。
140ダメージは2発あればポケモンVSTARを倒せるという程よい調整なんだろうけど、使い手によってはデデンネクロバットで苦労するので気を付けた方が良い」
「最近はこだわりハチマキ系のポケモンのどうぐが一括してルールを持つポケモンに対応できなくなった都合、140・150ダメージを全方位に対して170・180に引き上げられないんですよね、
ここは案外サンムーン当時は良かった案件…」
「といった感じでゲンシカイオーガEX、やりたい動きが決まると面白いけど実際うまく使って勝つのは難しいので、今回の記事を参考に改良や考察に挑戦してみてもらえればと思う。
最後にこのカードを紹介。」
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「アビスハンドオクタンが強いことは結構有名かと思うんだけど、このデッキなんかは特に手札が溜まりやすいところがあったので、手札が5枚になるように山札を引くだけじゃ物足りない盤面できゅうばんドローを使う、という新しい動きができるようになっていてちょっと面白かった」
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「とはいえきゅうばんドローオクタンを進化させてしまうと、その後毎番ドローすることができなくなるので、その辺はトレードオフって感じだね」
「といったところで今回の記事はここまでとなります。
最後までお読みいただきありがとうございました
また次回の記事も期待しない程度にお待ちいただければ幸いです
それではみなさん、良いポケカライフをお過ごしください。」