カラーバランスとトーンカーブ
※この動画及び記事はiPad専用アプリprocreateを使っている人が書いています。お使いのソフトによってはこの機能がないかもしれません……。あるよ〜〜という場合は同じようにできると思います。ちなみにprocreateはすごくおすすめです。
アナログ絵の色調補正、わかんねえ〜〜!と思っていた時期が私にもありました(今もそんなにわかんない)。
とりあえず一括で彩度とコントラスト上げとけばいいだろ〜〜と思うとなんかガビガビになっちゃうし、原画の色には全然近づかない……。この部分の彩度だけ上げたい!でも選択範囲を使うと境界がくっきりしすぎる……。
そんなお悩みを解決できるのがカラーバランス、そしてトーンカーブなのです!
カラーバランスとは画像の暗い部分・中間・明るい部分ごとに「色相」のみを調整できる機能です。明度や彩度は変わりません。「シアン-レッド」「マゼンタ-グリーン」「イエロー-ブルー」の三つのスライダーがあって、ポインターをどちらかに寄せて調整していきます。
たとえば「黒が赤っぽく写ってるけど青くしたい」といったような場合などに使えます。もちろんシャドウ・中間・ハイライトをすべて調整すれば、画像全体の色味を変えることもできます。
よく加工アプリにある「レトロ」なフィルターは「シャドウを青寄り、ハイライトをイエロー寄り」にするとだいたい再現できます。実際いじってみてどういう変化が起こるのか見た方がわかりやすいし、思ってもみなかった色味が素敵な場合もあります!
念のため元画像を複製して調整するといいです。迷走しても戻って来れます。
ちょっと書くのがだるくなってきたんですが、次はトーンカーブです。
トーンカーブは任意の明るさの部分の明るさを任意に変更することができる機能です。ふざけました。要は明るさ補正なんですが、階調ごとに細かく調整できるので「暗いとこは暗いままでいいけど明るいとこはもっと明るくしたい」などといったワガママにも応えてくれます。
たぶん本来の機能は明るさを調整するんですが、ガンマ値とRGBそれぞれに分かれているプロクリのトーンカーブは……「色の要素を増減する」って感覚の方が近いような(詳しいことは分かりません)?
たとえばブルーの項目を調整をするとして、黒い(暗い)部分(カーブの左端)を明るくしていくと、どんどん青くなっていきます。黒(明度の低い青を含んだ色)が青(明度の高い青)まで調整できるということですね。レッドの項目なら赤に、グリーンの項目なら緑になり、ガンマ値の項目では白になります。
逆に白い(明るい)部分では、明るさを落とすと黒(ガンマ値)、赤(レッド)、緑(グリーン)、青(ブルー)になります。
たぶんトーンカーブの方が細かく調整するには向いているので、まずカラーバランスで大まかに調整してからトーンカーブを使うといいと思います。
本当に……これは……自分でいじってみた方がわかるんですが、いじってみても謎だった場合の助けになれればいいなと思って書いてるだけなので私もよく分かってません。でも便利なのでみんな使ってみてほしい。私はベタ塗りオーバーレイレイヤーで色味調整するより求める色になってくれてありがたい……。SAI2にも実装されないかな……。
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