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『麗姫と始皇帝~月下の誓い~』

『麗姫と始皇帝~月下の誓い~』
原題:秦時明月之荊軻外伝〈2017年〉

迪麗熱巴(ディリラバ)が麗姫で張彬彬(チャン・ビンビン)が始皇帝です。如歌では、自分で1度振っておきながらやっぱり好き、となって切ない役どころだった張彬彬ですが、始皇帝ビンビンは俺様全開で麗姫に迫っていきます(^-^)
初めて中国全土を統一した始皇帝ですから、強くて俺様なのは仕方がない。だから思い出の初恋相手が麗と気づき、強引な手段で後宮入りさせます。一方の麗は、兄弟子にあたる荊軻と想いが通じ合うものの、愛しい荊軻を救うために始皇帝の後宮に入る決心をします。


そう、始まりでビンビン始皇帝は「好きになって欲しいなら、そりゃマズったわね」な手段で麗を手中にしたものだから、麗は当然のごとくツンケンしているし、あげく荊軻の子まで身ごもった状態…始皇帝相手にさすがにワガママでは?なくらいの拒絶をするのですが。正直ね、あの時代に亡国の大地主のお嬢様レベルな麗姫を無理やり召し出すのは、始皇帝の立場ならそんな非道でもなかったりするよねー、なんて思ったら、どんどん麗姫がワガママに見えてしまって(笑)


基本的に麗は、始皇帝にも荊軻にも、もう1人の兄弟子にも、自分の考えを押し付けて行動するから、男たちが可哀想なくらいに振り回されるドラマです。途中から、麗は荊軻よりビンビン始皇帝を好きになるけど、ワガママ勝手な行動をして、政治的にマズイぞソレ、なくらいのことまでしでかすのに、怒りながらもビンビン始皇帝は麗姫を許してしまうんですよ。なのにね…ホント、ラストまで「そりゃないよ…麗サン」で終わったものだから、もうもう、ビンビン始皇帝があまりに不憫に思えてしまいました。
とまぁ、主人公である麗姫よりもかなりビンビン始皇帝を応援しながら見続けていくドラマでした。ストーリーとしては、そこそこ面白かったです。そして、ディリラバも張彬彬も、荊軻を演じた劉暢(リウ・チャン)も、アクションはとてもよく体が動いていて素晴らしかったです。


張彬彬は、この始皇帝を演じたのは23、24歳の頃。そんな若くして、威厳たっぷりでエキセントリックな王様を演じるとは、ビンビン、スゴいわぁ…というのが見どころになると個人的に思います。

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