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華ドラ沼にハマって知ったこと

中国ドラマ、という沼に入ると避けて通れないのが、ネット社会な現在、隣国の撮影情報がほぼリアルタイムでこちらにも入ってくるので、お気に入りの俳優ならば新作の情報を得てからの待ち時間が長いことだと思う。
まず新作の情報が出て、撮影に何ヶ月か要する。あちらでは、クランクインは『开机式』というらしいセレモニーをする。キャストもスタッフも参加して、お祓いなのか安全祈願的なものをして、写真もたくさん撮影をし、Weiboの公式アカウントにはキャストさんの衣装をまとった姿がアップされるなど、視聴者の期待を煽る。そして撮影が終わってのクランクアップも『杀青』として、やはり報告会的なものがある。記念撮影をし、横店撮影所なんかだったらファンも駆けつけて賑やかなのかもしれない。
そして編集に大作(約40話以上)なら1年近くを使って編集をし、お上の審査…検閲にまずおさめられる。これが、なかなかの曲者と聞く。リテイクを何度も受けて、これに何年かかかるドラマも中にはあるという。諦めて、いわゆる「お蔵入り」となるドラマも、あるにはあるという。
審査が通ってから、完成した映像に合わせて配音録音し、準備が終えたらようやく放送(配信?)開始となり、日本の会社が版権を得て日本語字幕作品として世に出るには、また1年近くかかる。
ざっと計算して、ドラマの情報を得てから日本語字幕で視聴するまでに2年半ほどの『待て』をくらう、ということだ。
もちろん、ファンの中には中国語のままであちらの配信当初に視聴する人もいる。このために中国語の勉強をしている人もいる。私はそこまで域にいけず、またドラマはじっくりとその世界に入り込んで見るタイプなので、本国配信を見るのは好まない。
待ち時間の間に熱がさめてしまうこともあり得るし、何しろ撮影されたから必ず見られるというものでもないのが現実。なかなかに我慢強さの必要な趣味と言えるかも知れない。

ところで。
『中国ドラマ』と『華流ドラマ』、言葉の使い分けは必要なのだろうか?
『華流』は、香港や台湾の作品も含めての名称なのだろうか(´・ω・`)?


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