伝統のダート根岸Ｓ 2022 ～荒れまくる東京～
みなさまおつかれさまです。
グラスワンダーの子孫でPrix de L'arc triomphe、ぐらそんです。
今日の東京はすさまじい荒れ方でした。
小倉や中京を寄せ付けない荒れ方。
通常ならシルクロードの方に力を入れるのですが、今日はそのあたりを踏まえながら、根岸Ｓを研究していきたいと思います。
まず、馬場情報。
ＪＲＡの公開値では含水率がゴール前２．３％、１．８％とパキパキに乾いた馬場。凍結防止剤をまいて、週中に全く雨が降っていないところが影響していそうです。なるほど、これである程度納得しました。１００万馬券がでた２レースはいずれもダート１６００ｍ。９Ｒの１６００ｍも３連複万馬券でした。
おそらく、根岸Ｓも万馬券が想定できるレースになると思います。
根岸Ｓは差しの強いレースですが、今日万馬券が出た２レースも差し決着でした。とくにこのパキパキの馬場で差し切れるという内容なのでしょう。
種牡馬は大きな傾向なし。３，４Ｒで爆穴をあけた２頭はいずれも母父ハーツクライといったところでしょうか。あとはキンカメ系とダート系サンデーがやや良いようにも思います。かなり苦戦しているのはストームキャット系、ノーザンダンサー系、ＡＰＩＮＤＹ系。さらに１勝クラスのダート１６００ｍで１．３６．９とダート良馬場にしてはかなりタイムが速い。普通のダートと違う適正が求められています。
枠順はやや内枠が優勢。このあたりを目標に狙っていくのが良いでしょう。
◎ジャスティン
本命はジャスティン。この馬は目立たないが、去年ドバイに挑戦したり、芝に挑戦したりしたためのもので本来の力はメンバーでも抜けている。
ＯＰに入ってからの成績はドバイと芝を除くと４－０－０－４と非常に強い競馬をしている。前走のセントウルＳはおいておいて、その前のクラスターＣは５８キロが響いた形の４着で１～３着馬は５５キロ以下だった。
去年のカペラＳではドバイ２着、根岸１着、ＪＢＣスプリント１着のレッドルゼルを完封していて、１２００ｍの実力はまずお墨付き。そのカペラＳの１．０９．８は驚異的なタイムで、このメンバーの中でもラップタイムの速度は明らかにＮＯ．１。ダート１４００ｍが不安視されるかもしれないが、過去の成績は１－１－０－１だし、今日の馬場であればそれよりもとにかく速い脚があるということの有利さのほうが勝つだろう。
鞍上の坂井瑠星騎手も２０２２年はリーディング５位につけている。去年も重賞を勝ちまくったが、重賞好走歴のないオープンクラスの馬が人気しているようなこのレースであればジャイアントキリングどころか順当勝ちだろう。文句なく本命。
◎オメガレインボー
ダブル本命はオメガレインボー。
根岸Ｓは脚質別でみると中団、追い込み勢が９勝していて、逃げがかなり苦戦している。前走脚質別で見ても、中団や後方、あがり最速か２位の馬が強い。オメガレインボーは過去７戦中６戦であがり３位以内で走っており、函館の短い直線でも昨年夏にはスワーヴアラミス（東海Ｓ勝ち）と僅差の競馬で、今回でてきているメンバーにも圧勝していた。
今の馬場を考慮すると差し切れる公算が高い。そもそもヘリオスを中心に逃げ馬がかなり集まっていて、ハイペースが見込めるので、その点を踏まえてもオメガレインボーの差しが決まる確率が高いだろう。横山和生騎手も今年は活躍する弟に負けぬようにリーディング６位につけている。父も含めて横山家は頑張っている。
根岸Ｓは年齢別成績で見ると、４～６歳が優勢。７歳以上はかなり重賞実績がないと厳しい。
▲ソリストサンダー
実績的にはソリストサンダーになってくる。普通に根岸Ｓを予想するときには前走レースとしては武蔵野Ｓの３着以内の馬が優勢で、今回もかなり有力と考える。それほど速い脚はないため、上記２頭を逆転するシーンはあまり思い浮かばないが、非常に速いあがりを使える馬で今の馬場への適正は非常に高い。ヘリオスらのオープンクラス馬とは差がある。
△スリーグランド
相手なりに走る馬で、１４００ｍの持ちタイムではヘリオスに次いで速く走り切れるだけの力がある。馬場差の分でヘリオスを逆転できる可能性が高い。それでも上位の３頭相手との差は大きい。
△ヘリオス
逃げるのはかなり厳しい馬場かと思うが、グリーンＣＣの東京１４００ｍで１．２２．３というタイムは驚異的で、去年の霜月Ｓも１．２２．８で走っており、この条件はばっちりあっている。ただ、逃げ馬が多いのは事実。
基本的にはこの５頭でＯＫ。以下３着候補
注オーロラテソーロ
この馬は全く人気ないが、ダート１２００ｍｍの持ちタイムはジャスティン、オメガレインボーに次いで速く、あとは１４００ｍに対応できるかだけだが、枠順でカバーできる。
注モジアナフレイバー
中央でどれだけ走れるかだが、地方ＧＩではそれなりのメンバーと走っている。
注タガノビューティー
重賞になるといまいちで持ちタイムのないヘニーヒューズは今の馬場だと厳しいと思うが、あがりは速いので買い目には入れる。
予想
◎ジャスティン
○オメガレインボー
▲ソリストサンダー
△スリーグランド
△ヘリオス
注モジアナフレイバー
注オーロラテソーロ
注タガノビューティー
単勝◎
馬連◎ー流し、○▲△ＢＯＸ １３点
３連複上位５頭ＢＯＸ、◎○▲ー◎○▲ー注 １９点
３連単 ◎○▲ー◎○▲ー◎○▲△注 ３６点
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