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てづくり推しぬいのススメその2

勇気と勢いで本と骨格パーツを購入。ワクワクしながら手芸店を後にした。

材料は100円ショップである程度そろったが、顔や髪パーツの布だけは手芸店で用意した。まずは試作品として気楽に始めたいところだが、ある程度良い生地を買うことで失敗できない緊張感を出したかった。
一針入魂、格好良く言えばファーストテイクである。

実のところ、私には時間が無かった。
ちょうど縁あって3週間後にBプロのイベントに初参加する予定だった。
どうせならイベントに連れていきたい。外に出せない完成度であってもこっそり連れていきたい。同じ空間を共有させたい!

性格上、期限があったほうが集中出来るし、細かい点も気にせずに進められるだろう。何としても当日までに完成させなければならないのだから。

まずはイメージから

数日かけて本も熟読した。いよいよ作り出す。
まずは完成イメージ図。自分の理想に近いデフォルメかつ、難易度が上がらないように線は極力シンプルになるようなんとか自分で描く。
色も塗って想像を膨らませる。
ポイントはコスマス風な目とカッパのようなクチ(・v・)
髪型は教本の型紙をベースに前髪のみ少し変えたくらい。
服は家庭用ゲームで出された【流星*ファンタジア】の私服ver.です。
果たして出来るのかどうか…

絵心はないが、情熱はある!

教本どおりに型紙を用意し、裁断。
パーツが多いので、無くさないように蓋つきケースも用意した。
日にちをまたぐと紛失リスク高なので、結構重要な準備だと思う。
表情はぬいフェイスワッペンという市販品も用意されていたが、かなり単純な目にしたため、刺繍に挑戦してみることにした。勇気が合言葉です。

ん??どっかで見たことあるぞ!

刺繍枠なのか、生地の色味のせいか星のカー○ィーさんみたいwww
これ、大丈夫か?と不安が大きくなった。完成イメージが見えてこない!
しかし、刺繍は想像以上に時間も根気も集中力もいる作業だったので、
やり直しは出来なかった。期日も迫っていたのでこのまま進む。

ややあって、完成。

当時、記録に残すことを全く考えていなかったので途中経過の写真はほとんどない。いかに勢いで作ったかがお判りいただけるだろう。

途中苦戦したところはダイジェストで。
・耳の縫い付け→パーツがとにかく小さい。厚みのあるソフトボア生地が何枚も重なるので、手縫い必須。ずれ易い、上下間違い注意。
・髪型のピョンピョン(詳しくは推しぬいBOOK本編をどうぞ)
・骨格パーツ&綿入れ→可動ぬいが目標だったが、パーツを入れるところ、    その後に綿で体形を整える作業がかなり難しかった。正解が見えない。
 後の服作りの互換性にも響くので、もっと時間をかけたかった。

ナンダカンダで完成を迎える。初めてにしては満足の作品。

(てづくり推しぬいBOOKより ソフトボアぬい中)

不安だった目の○ービィー感は眼鏡のおかげでそこまで気にならなくなった。
仮服は同じく推しぬいBOOKにあったものを簡単に作る。
写真ではわかりにくいが、かなりパツパツ。
綿を詰め過ぎたのか、少しムチムチになってしまった模様。
そのあたりもご愛嬌ということで。

初めての自作推しぬい撮り、そして沼へ

服もなんとか間に合い、予定通りイベントへ!開演前にこっそり撮影。
心なしか嬉しそうに見えるのは私だけ?誇らしげな感じもする。
…ハッ!!!そうか、これがいわゆる沼なのか!!
すでに次のイベントにも連れて行きたくなってしまう。

こういう写真が撮りたかったんだ!

勢いと勇気で突っ走った3週間。挑戦してみて良かった。
布と糸と綿からこんなにかわいらしいものが生み出せるなんて。
愛着しか湧きません。
もし、自分は不器用だしなーと敬遠している方がいたら是非、一歩踏み出してみてください。裁縫苦手でも勇気と情熱で結構なんとかなるものです。

長くなりましたが、今回はこの辺りで。
次回は1年後ぬいを再び作った話をする予定です。
読んでくださった方、ありがとうございました!