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FP1級 実技 (2024.2.18 partⅠ)

本回答が正解とは限りません。あくまで参考程度でご覧ください。

【設例読解中】
個人の相続!やったー!(なぜならば私の仕事は相続事務だからです)
勉強しなくても答えられるやつじゃんーとルンルン気分で読み進める。
特に不安な部分はなし。

【面接】
面接官は50代女性。筆記係は60代男性。
女性の方はとても厳しそうな方でしたが、圧迫ではありませんでした。

私「りりぃと申します。どうぞよろしくお願いいたします」

面「よろしくお願いいたします。それでは私から質問しますね。
顧客の相談内容および問題点をできるだけ(強調された)多く挙げてください」

私「はい。遺言の内容通りに分割する必要はあるか、変更する場合の手続方法。相続手続の手順。遺産分割の内容によって相続税額が増減することがあるのか。円滑な遺産分割。納税資金の確保。相続税の軽減対策。小規模宅地の特例の活用です」

面「はい、ありがとうございます。まず遺言について質問します。
今回の場合、遺言の内容通りに分割しなければならないでしょうか?」

私「遺言通りに分割しなくてもよいです」

面「遺言通りに分割しない場合、誰の許可がいりますか?」

私「Aさん、Cさん、Dさん、Eさんの相続人の同意が必要です」

面「Eさんの相続人の同意、本当にいります?」

私「(??はっ!遺贈やった!)すみません、遺贈なのでいらないです」

面「そうですね。ちなみに他に誰の同意が必要でしょうか?」

私「(え??他?もう登場人物おらんけど。設例をじっくり見てるフリをする…笑)持ち帰って確認いたします」

面「設例には書いていないけど、遺言執行者がいる場合はその方の同意も必要ですね!」

私「そうですね、ありがとうございます。(遺言執行者いるって書いてないやん!!!!!!!!)」

面「遺言どおりに分割しない場合、他にどういった方法がありますか?」

私「遺産分割協議書を作成し分割するか、法定相続分で分割する方法があります」

面「そうですね。それでは次の質問です。相続手続の手順やスケジュールについて教えてください」

私「はい。まず相続放棄をする場合は亡くなったことを知った日から3ヶ月以内に家庭裁判所へ申告、4ヶ月以内に準確定申告、10ヶ月以内に相続税の申告を行います」

面「金融機関などで相続手続を行うにあたり、必要な書類は何でしょうか?」

私「遺産分割協議書がある場合は遺産分割協議書、印鑑登録証明書・・・」

面「誰の印鑑登録証明書?」

私「相続人全員です」

面「そうですね」

私「あとは被相続人の戸籍謄本が必要です」

面「他に必要な書類はありませんか?」

私「(他?なんかあったっけ?全部言ったような…)持ち帰って確認いたします」

面「相続人の戸籍謄本も必要ですね!」

私「そうですね、ありがとうございます」
※言い訳:うちの金融機関では相続人の戸籍謄本は原則もらってないんです。実務経験が邪魔をしました…。

面「それでは相続税の計算方法について、どのように計算するのかを教えて下さい」

私「はい。まず課税総額から基礎控除を引きます。
その額を相続人で分割した後の額に、それぞれの税率をかけて算出します」

面「基礎控除はどのように計算しますか?」

私「3,000万円+600万円×法定相続人の数です」

面「それでは次の質問です。遺産分割の内容によって、相続税額が増減することはありますか?

私「はい。小規模宅地の特例の活用有無によって、増減することがあります」

面「今回の場合、自宅は誰が相続すると特例が適用されますか?」

私「Aさんです」

面「自用マンションは?」

私「Dさんです」

面「自宅は何%減額?」

私「80%です」

面「賃貸アパートは?」

私「50%です」

面「これ全部適用できますか?」

私「できません。面積調整が必要となります」

面「どのように調整するのがよいですかね?」

私「㎡あたりの単価が高いものから優先的に使うとよいです」

面「そうですね。賃貸アパートを相続で取得する場合、他に使える税制ってないですかね?」

私「(出てこない…)すみません、持ち帰って確認いたします」

面「取得費加算の特例が使えますね」

私「(あー!PartⅠで聞かれるとは予想外)そうですね、ありがとうございます」

面「Bさんの相続財産の中に”米国国債”がありますが、これを顧客に勧めるとして、メリットデメリットは何でしょうか?」

私「(こんな質問先輩方のnoteにはなかった…絞り出せ!)
メリットは日本の国債よりも利率が高いこと、デメリットは為替の影響を受けるため、思わぬ損失が出る可能性があることです」

面「はい、ありがとうございます。それではFPと職業倫理を教えてください」

私「顧客利益の優先、守秘義務の遵守、顧客に対する説明義務、インフォームドコンセント、コンプライアンスの徹底、能力の啓発です」

面「その中で1番重要だと思うものとその理由を教えてください」

私「インフォームドコンセントです。今回は思ってもみなかった遺言書が出てきたことで、不安に思われていらっしゃると思います。Aさんやそのご家族が、こちらが説明した内容をきちんと理解し、同意頂けているかを確認しながら提案や説明を行う必要があるからです」

面「面接は以上となります。ありがとうございました」

私「ありがとうございました。失礼いたします」

扉を閉めるタイミングで12分間のタイマーが鳴りました。
得意分野だったのでPartⅡのリカバリーが出来たかな?と思いながら退出。
ただ持ち帰りを両方合わせて何度も使っているため合格発表まで不安でしたが、127点で合格できました。
思ったより点数が高かったので、持ち帰りの回数はあまり関係ないのかも。
できるだけ簡潔に答え、質問回数を増やすことがポイントのような気がします。
お読みいただき、ありがとうございました!



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