桜花賞 出走全馬評価コメント

01ブトンドール
大柄。阪神JFではコースを確保しながら伸びあぐねたが前走はそれなりに伸びて馬群であまり追えない形となった。おそらくマイルだと距離が長くもっと短い距離に適性がありそう。
02ライトクオンタム
かなり小柄でまとまっている馬体。前走はかなり外に出して追い込めた。ある程度走りは手先が強く脚は続くが現状馬群で競馬出来ておらず、今回内枠を捌けるのかどうかが疑問。
03リバティアイランド
ある程度雄大でトモ量も詰まっている。前走のようなペースが流れての追い比べはかなり得意。一方で2走前キレ負けしたように一瞬の加速を求められると若干緩い部分が災いする。内枠で囲まれるような競馬になった時に馬群脱出が早くできるかどうかがカギとなりそう。
04ドゥアイズ
寸詰まりでまとまった体型。札幌戦では道中外外を回るも最後まで脚を続け、ここ2走では対照的にうまく内を捌いて浮上。器用さという意味では一番で内枠は武器になりそう。ただトップスピードを求められると少し厳しい面がある。
05ハーパー
馬体は薄く若干非力なスタミナ型。前走雪後で若干重くなった馬場を最後まで脚を続けて差し切り。時計は短縮したもののどちらかというと一瞬の加速やキレよりかはずっと同じスピードを持続するという方向。馬体は良化中なのでさらに上積みがあれば。
06モズメイメイ
寸が詰まる馬体でスピードタイプ。それほどペースが上がらなかった近走で良い位置を取ってスピードを持続できた。前走は上がりもまとめている。並んで追い比べでは若干見劣るところがあるので初速の速さで隊列を制することができればという形。
07コンクシェル
トモが若干頼りない歩き。前走はかなりのハイペースでやや展開が向いた感は否めずここだと単純に力不足か。
08キタウイング
寸が詰まる体型。とにかく最内差しで捌く競馬に長けているが一方で混戦では何もできないことが多くG1では見劣りするのも事実。
09コナコースト
脚長で腰回りに余裕がある広い歩きが出来ている。レースでは道中の手ごたえが悪くなる割に最後まで脚が衰えずずっと長く続く。道中隊列で下げ過ぎると届かない位置に行く危険性があるがペースが上がって消耗戦になれば対応力はありそう。
10エミュー
相当小さくて非力だがトモ量は一定はある。前走はかなり重たい馬場で大外から伸びた。良馬場で時計対応を求められた際には未知数。
11シンリョクカ
小さくまとまる形だが腰回りはある程度しっかり。前走は最内ラチ沿いをぴったりからしぶとく長く脚を使う。馬群も割れているし耐久性という意味でレースぶりに長けているので再度G1でも可能性は残す1頭。
12シングザットソング
腰高で薄めだがまとまる馬体。2走前まで大きく出遅れてポジションを下げていたが前走は好発。スピード持続力はある程度あって速いペースの外々を回しても最後まで脚が続いた。馬群でもあまり怯まないタイプでレース内容に進歩がみられる点も好感。
13ドゥーラ
早い時点で完成していてトモ量も感じる馬体。札幌戦ではスタミナを見せた。ここ2走は内を突いて詰まる内容が続く。時計不足でどうしても道中後ろになってしまう面がネック。ただ消耗戦なら見限れない面も残すか。
14ペリファーニア
全馬の前走の馬体重でトップ。現時点である程度雄大でしなやかさも見せる好馬体。初戦は若干相手に恵まれた印象も、前走は外々を早め進出で最後まで脚は続いた。馬群に入れる経験がないのは若干ネックになりそうだが素材と上昇度を考えると上位と互角の評価は可能。
15ジューンオレンジ
薄身も詰まっている馬体で短距離体型に感じる。前走はかなり速い流れを後方でしっかりと溜めたおかげで一瞬の加速で上位進出できたがマイルに延長はやはり厳しそう。
16ムーンプロープ
寸詰まりでトモ量もある程度ありそう。阪神JF時評価でも書いた通り軽い相手には好位から王道のレースができるが阪神JFのように消耗させられる流だと早々に息あがるようでは。
17ラヴェル
脚は長めだがトモ周りは若干の甘さ。唯一リバティアイランドに先着しているがそのアルテミスSでは少頭数で隊列が短く、坂付近から一瞬の加速でアドバンテージを作った割には最後詰め寄られており現状武器が加速に頼ることになりそう。再度外枠でその武器だけだと楽ではない。
18トーセンローリエ
かなり非力さを感じる馬体。すっと好位を取って番手からスムーズだった前走。テンのダッシュおよびスピード持続力には長けている印象も今回大外枠でロスを受ける位置になってしまうと距離が響きそうではある。ハナを切るなどの工夫ができるかどうか。

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