GKA入学前まで英語を全く習っていなかった私の英語力の推移（高等部編）

みなさんこんにちは、ゆくりです。前回に引き続き、私の英語の成績の推移についてみていこうと思います。前回までに初等部中等部時代まで説明したので、今回は高等部時代について話していこうかとと思います。

高等部

　高校に進学した段階ではIBに進むことを考えていた私は、自分の英語力に不安があったため、自分で英語の学習を進めようと考えました。今まで英語の勉強はほとんどやってきたことがなかったためいまいち何から始めればいいのか分からなかったのですが、ひとまず知ってる英単語を増やそうと思い、単語帳から学習を始めました。
　私はiKnowという英単語学習アプリを使って英単語の学習を進めていました。このアプリで学習を進めれば、自動的に学習管理を行ってくれるため、初心者でも効率的に英単語学習を行うことができます。また、本屋さんで売られている単語帳で勉強するのに比べれば幾分かゲーム的要素が強いため、英単語の学習に抵抗のある人にはお勧めしたいアプリです。実際当時の私はこのアプリがうまくはまり、楽しく英単語を学習することができました。私が高校に進学した頃はまさにコロナが世界中で大流行した年で夏休みの終わりごろまで自宅学習期間が続いた時期だったため、時間が余りまくっていた私はiKnowをやりまくっていました。
　高校1年生の頃にも学校でTOEFL ITPを受けました。その時のスコアは592点でした。中学三年生の時のスコアが547点だったため、一年で45点伸びました。授業を真面目に受けていたことに加えて、iKnowで単語を勉強していた成果が実ったといえると思います。高校二年生以降、TOEFL iTPを学校で受ける機会はなかったのですが、高校2年生の7月に個人的に受けたTOEFL iBTのテストは92点でした。高校三年生は本格的に受験勉強に専念していたため、英語の資格試験は一切受けていませんが、1月の全国共通テストのほうは、リーディングが95点、リスニングが100点でした。

全体の総括

以上が私の英語の成績の推移です。私が英語力を伸ばしてきた方法は次の二つです。
1つ目は、学校の授業、課題に真剣に取り組むことです。恐らくこれが最も大切なことだと私は考えています。私が中学高校生の頃からDeepLなどの機械翻訳は存在していましたが、今はこれらに加えChat GPTなどの生成AIも普及しています。英語力を伸ばしたいのであればこれらの技術を効果的に用いることを意識しなくてはいけないと思います。例えば英語で書かれた記事を読むとき、記事の内容をすべて機械翻訳にかけて出力された翻訳結果を読むのではなく、英語で記事を読んでいてどうしても理解できない部分だけピンポイントで翻訳機にかけるといった些細な工夫に意識を向けるだけでも、数年後には大きな差が生まれると思います。課題に取り組む本当の目的は課題を終わらせることではなく、自分の能力（ここでは英語力）を伸ばすことです。短期的な目標にとらわれてしまい、課題を楽に終わらせたいと思ってしまう気持ちはわかりますが、長期的な目標を意識して、自分の能力を伸ばすことを目標に課題に取り組むことが望ましいでしょう。
２つ目は、単語です。私はiKnowというアプリで学習していましたが、やりやすい勉強方法を選んで取り組めば問題ないと思います。語彙力を伸ばすと、目に見えて文章が読みやすくなるため、モチベーションは比較的保ちやすいかと思います。一方、ほとんどの方は理解している当たり前のことではあるのですが、単語学習は１日に何時間も集中してやるというよりも、隙間時間にやるぐらいの感覚で少しずつ取り組めば十分だと思います。今振り返ると何をやってるんだという気持ちなのですが、当時の私は高校一年生の自宅学習期間中、１日6時間をノルマとして単語学習に取り組んでいました。コストパフォーマンスが悪すぎます。１日1時間も取り組めば十分かと思います。6時間勉強する意欲があるのであれば、単語以外の長文読解やライティングなどを学習したり、ほかの科目に時間を割くほうがよっぽど効果的です。
冒頭でも伝えた通り、私よりも英語ができるGKA生はたくさんいます。しかし、中学3年生から高校1,2年にかけての成績の伸び率でいえば、学年でもトップレベルなのではないでしょうか。私はどちらかといえば英語が嫌いです。そのため小学校中学校と自宅で一切英語を学習していませんでした。英語にそこまで抵抗のない生徒であれば、学校の授業や課題に真剣に取り組み、少しの自宅学習を行うだけでも相当いいところまで行けるのではないでしょうか？（なお、GKAの場合、英語以外の科目はどうしてもお粗末なため、他の科目（特に数学や国語）に関しては自分でしっかりと学習を進めることをお勧めします。）

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