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【E-M10】信号全点灯写真の撮り方

シリーズ【マガジン:E-M10はいいカメラ

前回の続きです。
今回はOM-D EM-10に搭載された目玉機能の一つ「ライブコンポジット」を試しましょう。

まずはこれをご覧下さい。

LED式信号の赤・黄・赤が全点灯しています。
不思議な写真ですよね。

こんな写真が簡単に撮れてしまいます。

E-M10とE-M1(Ver2.0)に搭載されたものすっごい機能なんですよ。

詳しくは、GANREFのこちらのレビューをご覧下さい。

簡単な手順としては……

 1・カメラモードを「M」にする
 2・あれこれ撮影してシャッターや絞り値を事前に自分の心に決める
 3・MENUを押して1回あたりのシャッタースピードを決める。
 4・ノイズリダクション用にシャッターを1回押す
 5・シャッターを半押ししてAF確定
 6・シャッターを押し込んでライブコンボジット撮影開始

ということになりますが、これは、自分で何回か意図的に練習しないと身につかないものです。勇気を出してトライして下さい。

なお、三脚は必須ですよ!!

では、撮影の様子を動画でご覧下さい。

これで撮影したのが……

これです。
カメラの内部で反射しているのでしょうね。下にLEDの像が入り込んでしまっています。いろいろやりましたが、これは回避できませんでした。

構図や角度に工夫がいりそうですね。


ライブコンポジットは「比較明合成」という超高度なテクニックをカメラ一台で完結させるという驚愕の機能です。

具体的には、前の画像と照らし合わせて、明るいところの部分だけを抜き取って重ねるというテクニックです。

Photoshopでレイヤーを重ねるときに「比較明」という機能があるのですが、それをリアルタイムでやっています。

うーむ、さすが攻めのオリンパス。
これは今後他社の高級デジカメに普及していきそうな機能かもしれませんね。

長時間露出、いわゆるバルブ撮影と違って前と明度が変わらないところは合成されませんので、光が飽和せずに不思議な写真が撮れます。

星空撮影に最適とのことで、またいつか試したいですね。

しかも、ライブコンポジットにはアートフィルターをリアルタイムで同時に重ねることが出来ます。(正確にはアートフィルターは動画でもなんでもほとんどの他の処理に重ねることが出来るんですよね)

E-M10はOM-Dシリーズの末っ子、エントリーデジカメ……というポジションなのに、この多機能っぷりにはあっぱれといいたいですね。


【続く】


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