七番目のヤシロさん

小説プロット
花子くん、ヤシロの延命に失敗←ここ大事。
その後数年抜け殻のように過ごす。大人になった源光が体育教師として学園に戻る。そんなことしてても先輩は喜ばねぇぞ!
その言葉を聞いて学園中の怪異の統率に走る。役目を終えた花子は生まれ変わる。
生まれ変わってから12年目の春。かもめ学園の門をくぐる。同学年に「葵」「茜」「山吹」が居ることを知る。ヤシロは居ない。6月、トイレの花子さんの話に新しい話が加わったことを知る。
この学校の七不思議の七番目、トイレの花子さん。昔、トイレの花子さんの助手だった女の子。その子は死んじゃった後に怪異になって、呼び出した人のお願いを花子さんの代わりに叶えてくれる。……もう、彼女の願いを叶えられる存在は居ないのに、叶え続けたらまた会えると信じて。
ヤシロの噂を聞いて、頭を殴られたような衝撃だ。トイレへ走る。覚えている。呼び出し方は簡単。旧校舎女子トイレ3階の3番目。ノックは3回。花子さん花子さんいらっしゃいますか?はーあーいー、と高い声。ああ。肩に置かれた手を見ると、懐かしい。今度は逆だね?ヤシロ。そう言うとヤシロは涙をいっぱいに貯めて来るのが遅いよ、バカ。とだけ言った。これは七不思議の七番目、トイレの花子さんとその助手。2人のお話。