『不易流行』
みなさん、日本は世界の中で最も「長寿企業が多い国」であるということはご存知でしょうか?
https://consult.nikkeibp.co.jp/shunenjigyo-labo/survey_data/I1-03/
日本には事業を100年以上継続している企業が約3万3千社あります。
世界最古の企業は、なんと西暦578年に創業された株式会社金剛組という建設会社です。飛鳥時代に創業され、1400年以上もの歴史があるそうです。
あの聖徳太子が生まれた時代ということですよ!!
これらの長寿企業は多くの経済不況を乗り越えて現在に至っています。
ちなみにIKKも創業1945年、創業75年になります。
皆さんは、こうした長寿企業の秘訣を何だと思われますか?
私はこの四字熟語に、その秘訣がつまっていると思います。
不易流行(ふえきりゅうこう)
これは江戸時代の俳人 松尾芭蕉の俳諧理念であり、俳句の趣向や表現に目新しさがないのが不易、そして、その時々、場所で人の好みによって斬新さを発揮したものが流行
と言う意味です。
「守るべきものを守り 変えるべきものを変える」
経営も、人生も意思決定の連続です。
では、なぜ長寿企業は「正しい意思決定」ができているのでしょうか?
それは明確な意思決定の「価値基準・判断基準」が存在しているのです。
つまり、「経営理念」が存在しており、社内に浸透しているのです。
また、産業能率大学の宮田矢八郎 教授は「収益結晶化理論」にて、
「売上や利益が多くなればなるほど、
経営理念を持つ企業の割合が高くなる」とデータで示しておられます。
◆なぜ、経営理念は創られたのか?◆
経営理念のある会社に入社すると創業からずっと経営理念が確立されていたように感じると思います。
実際のところ、創業時に「経営理念」を掲げていた長寿企業はあまりありません。
では、なぜ、経理念は創られたのか。経営理念はどんな時に創られたのか。それは、
『価値観が伝わりにくくなった時』
IKKの理念研修で、よくこんな質問をします。経営理念が本当に浸透しているかどうかを確認するためには、どうしたら良いか??
答えは、「ピンチ、逆境の時の状態」です。
まさに、有事である「今」なのです。
そして、会社の理念の前に、自分自身の人生理念の確立が最優先になります。これは、「7つの習慣」でいうミッションステートメントです。ちなみに私のミッションステートメントをビジュアライズすると・・・
じゃあ、理念って何なんだろうか?実践の日々が少ない中で疑問、葛藤があるかと思います。私が、1年目のときどんな方法で会社の理念(=金子会長の考え)を学んでいたかというと・・・
この会社(リーダー)がベンチマーク、ロールモデルにおいている人物の思想を学ぶという方法でした。
やはり、松下幸之助(昭和の経営の神様)さん、稲盛和夫(平成の経営の神様)さんは外せないです。
そして、この勉強を通して、私が得たことは「心の落ち着き」です。
「学ぶ」とうことは、「安らぎを得る」ことでもあると思います。
大事なことが見えると、余計なものが見えなくなります。
読書に慣れていない人もいると思います。大事なことは、方法にとらわれてはいけません。私たちの時代は恵まれています。
手段(方法)は無限になります。ネット検索でも、動画でも、要約サイトでも。
最後になりますが、最近「zoom」が「どこでもドア」に見えてなりません!
この1か月、zoomを経由して、今までであれば、受講できなかったセミナー、人との出会い、情報収集などなど、デジタルシフトの恩恵をフル活用させてもらってます!!
明日14日には、何かしら「新たな宣言・解除」があるかもしれません。どんな状況になろうと、一喜一憂せず学び続けましょう!
目まぐるしく変わっていく今において、守るべき「自分の心」「チームの心」を今一度、考えてみたいと思います。
DM全然OKです。
それでは!