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Welcome to MLB, Keegan Thompson!

お疲れ様です、イサシキです。

さて、現地時間5月2日のレッズ戦で、あるカブスの選手がMLBデビューを果たしました。

名はキーガン・トンプソンカブス内プロスペクトランキング14位。右投げ右打ちで、身長185㎝、体重95㎏の26歳の投手です。

彼は2017年ドラフト3巡目(全体105位)指名でオーバーン大からカブスへと入団しました。その前年には33巡目デトロイト・タイガースから指名を受けていますが、その際には入団を拒否したようですね。

そして彼はアメリカ代表として、U-16、U-18への派遣歴もあるようですね。下記の記事は彼が2012年のアメリカU-18代表チームに入っていたことを示すサイトとなります。

もとのサイトはこちらになります。

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ドラフト指名後、2018年にはAAに昇格するなどそこそこ順調に進んでいるように見えましたが、2019年に右肘の炎症により、わずか3試合の登板に留まってほぼ全てのシーズンを棒にふるいます。ただ、その後回復し、そのオフのウィンターリーグで戦線復帰。2020年のシーズンはマイナーリーグがすべて中止になった代わりに行われた夏のtraining siteで好成績を残し、同年11月にはカブスの40人枠に入りました。

そして今年の3月にアイオワ(AAA)昇格。一昨日5月1日にカイル・ライアンと入れ替わる形でMLB初昇格を果たしました。

主な球種として、最速95MPHのフォーシーム、スライダー、チェンジアップが挙げられています。

MLB公式サイトは、もし彼がこのままいけば近いうちに先発4~5番手の存在になるという予想をしていました。

それではメジャーデビューとなった彼の本日の投球を振り返ってみます。

トンプソン2番手のメイプルズからスイッチして5回のマウンドに上がりました。

3番:ボットー  四球

4番:ムスタカス 遊ゴロ併殺

5番:スアレス  中安打

6番:ネークイン 左安打

7番:センゼル  二ゴロ

投球回:1 投球数:13 被安打:2 四球:1 失点:0 自責点:0

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トンプソン全13球の配球チャート

スムーズな投球とはいかなかったものの、ボットーに四球を与えた後のムスタカス1球で併殺に仕留めるなど、ポテンシャルの高さを見せられていたのかなとは思います。

というよりこのムスタカスに投じたフォーシーム97MPH(156.1キロ)出てたんですよね...。明らかにパワーアップしてMLBに昇格してきたことがうかがえます。

台所事情の苦しいカブスですが、今後このトンプソンがチームを救う投球をする日が来るのでしょうか。

最後にトンプソンの今日のハイライト動画を貼っておきます。

カブスにはMLBTop100に入っているプロスペクトが3人ブライリン・マルケス:51位/ブレネン・デービス:52位/ミゲル・アマヤ:79位)と、多数の有望なプロスペクトを抱えるマリナーズやレイズよりは少ないですが、今オフにFAとなる選手が多いので、既に結果を残し始めているホーナーや、今日デビューしたトンプソンを皮切りにどんどんプロスペクトが出てくることに期待したいところですね。

最後までお読みいただき、誠にありがとうございました。

今後もMLBやカブスに関する記事を書いていきますので、興味があれば是非読んでみてください。

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