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#2/11 かゆいところに手が届かないがよいキーボード EPOMAKER EK68

先に結論

買ったキーボードは下記のEPOMAKER EK68というキーボードです。

無線と書いてありますが、下記の通り技適マークがついていないのであまり無線接続するべきではありません。

出典:https://www.tele.soumu.go.jp/j/adm/monitoring/summary/qa/giteki_mark/

ノブや予約キーなど、一部キーを割り当てられない部分があることが不満ですが、打鍵感や値段・機能を考えるとコスパの良い買い物と思っています。


キーボードが届いた

概要

EPROMAKER EK68を買いました。見た目はエヴァンゲリオンに出てきそうな黒と紫です。値段は1万4000円ですが、セール中で1万円で買いました。ラッキー。
Bluetooth対応とは書いていますが、技適マークはついていないので使わないほうが無難でしょう。
ホットスワップで3/5ピンどちらも対応しており、一般的なキースイッチのカスタマイズが可能です。
ガスケットマウントが搭載されていて打鍵感は良いそうなのですが、自分が他のメカニカルキーボードを触ったことがないので比較はできません。残念。
専用のソフトウェアがあり、有線接続を行った際にキーボード本体に設定を保存することができます。設定できる項目は大きくキーマッピングとバックライトです。
バックライトはこだわっているように感じます。専用のソフトウェアを使って光り方を保存して、Fnキーを使えば無線状態でも光り方を自由に変えることができます。

エヴァンゲリオンっぽい

ところでEK68の68とは何のことでしょうか。キーの数かと思っていたのですが、66+1ノブなので1つ足りません。深まる謎です。

キースイッチ

初めてのメカニカルキーボード

自分はメカニカルキーボードが初めてでした。タイピング音がうるさいんじゃないかと思っていたのですが、意外とそんなことはありません。キーボードのスイッチはフラミンゴ軸という赤軸の亜種です。フラミンゴ軸がうるさかった時のために海塩軸という静音のキースイッチも買ってみました。

ホットスワップも初めてで、スイッチを交換するためにははんだ付けをするものだと思っていたので付け替えることが不安でした。
付け替え方を調べていたおかげかスムーズで特に困ることなく進めることができました。科学の力ってすげー。

キープラー・スイッチプラーで取り外し、スイッチをまっすぐ押し込むだけ

フラミンゴ軸

スイッチに詳しい方はこちらを見た方が早いです。

下の部分が透明な紫で、上の部分がピンク色となっています。かわよい。
赤軸を触ったことがないので、比べてこうだと言えないのですが、カチャカチャといういわゆるタイピング音がなります。意外と音は小さく、職場で使っている人がいても「カチャカチャ鳴ってるな」と思われるくらいで迷惑になる程ではありません。
打鍵時の反発が強く、長く打っていると少し指が重くなってくる感覚はあります。しかしもともと使っていたキーボードが軽かったせいが大きいかと思います。

海塩軸

同上です。これは別売りで買っています。

付け替えてみると音は全くせず、職場で使っても何ら問題ありません。こんなに音が変わるのかと少しびっくりしました。静音スイッチでも職場でうるさい目で見られたらどうしようと思っていたのですが杞憂に終わりました。

しかし音や反発が少ないため、「今キーボード打ってるよ」という感覚が薄いです。仕方のないことです。

整列している。さかさまにしたら落ちてしまう。

キーマッピング

問題はここです。自分は職場でも変な配列を使いたいがためにキーボードを購入しました。そのため適切なキーマッピングができなければ買った意味がありません。

QMK/Via?

QMK/VIAは非対応でした。
公式サイトにJsonファイルがありますが、こちらは使えません。
EK68はQMK/VIA対応のキットと非対応のキットがあり、組立済みは非対応のキットで作られたものというオチです。

https://epomaker.com/blogs/qmk-via/epomaker-ek68-ansi-usb-via-json

専用ソフトウェア

下の画像がソフトウェアの画面になっており、キーマップの編集・マクロ生成・バックライトの設定をすることができます。言語は日本語を選べず、英語か中国語です。
嬉しいことにこのUS配列を日本語キーボード環境下で使った際に、パイプやアンスコに対応するキーも割当てることができます。HHKBは日本語環境下でそれができなかったからやめたのだ。
K56がバクスラ/アンスコでK14がバクスラ/パイプです。

専用ソフトウェア。次のリンクにダウンロードするボタンがある。https://epomaker.com/blogs/software/epomaker-ek68-driver?_pos=2&_sid=6f768f2b9&_ss=r

残念な部分

US配列を日本語環境下で使えて滅法うれしいわけですが、お前はかゆいところに手が届かない!

1.ノブのキーを変えられない。
もともとノブを拡大・縮小として使おうとしていたのですが、音量の上下、ミュートのオンオフから設定を変えることができません。せっかくソフトウェアがあるのに…悲しい。

2.予約キーを新たに設定できない
Fnを押しながらShiftに対してキーを割当てようと思っていたのですが、実際に割当ててみたら反応しません。Fn+L-Shiftはバックライト用の設定で予約されているため、Fnを押してからL-Shiftを押しても設定どおりの挙動をしてくれないのです。
キーボードは自分好みに打ってこそだと思っているので、割り当て不可能な組合せがあることは少し残念です。バックライトの設定くらい自分で割当てさせませんか?

まとめ

バックライトの設定に力を入れすぎで残念な部分がありますが、1万と少しでこの性能はとても良いのではないでしょうか。打鍵感は全く不満はないですし、日本語環境下でもパイプとアンスコが打てるためキーマップも最低限の満足はしています。むしろこれより高いキーボードたちにはどんな打鍵感が待っているんだろうという気もしなくもないですが。
十字キーもついているのでテンキーレス75%からも乗り換えやすいと思います。初めてのUS配列としても、初めての65%キーボードとしてもおすすめのキーボードです。

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