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Just i wanted to change!

私は2018年4月から2019年2月の10ヶ月間、ヨーロッパのマルタという小さな国で過ごしました。今回は「留学へなぜ行こうと思ったのか」やマルタでの生活、帰国後どのように自分に留学が活かされたかを綴っています。こんな風に学生生活を過ごすこともできるのだという一つの選択肢として読んでいただきたいです。

大学生活1年間を終え、常に何かが物足りない気がしていました。それなりに学校生活も不自由なくこなしていたし、アルバイトも楽しんでいました。しかし、せっかく自分で大学へ通うという選択をしたのにこれでいいのかなあと思っていたところに、幼馴染の留学体験を聞く機会があったのです。幼馴染の口から出てくる留学体験記はどれも魅力的で私の物足りない心に何か当てはまる気がしました。話を聞いたその日から必死に留学のことについて調べ、インターネットや本、学校の国際交流センターに駆け込んで話をきく中で、大学の奨学金を使って留学することが最善の策だと思うようになりました。それからは、ひたすら奨学金の選考試験に向けての準備や、渡航先の選択など準備に励んでいきました。無論、留学には行ってみたいけれど、なんといっても多額の費用がかかるしその価値が私にはあるのか、英語にはすこぶる自信ないし、という不安は山々で、さらに両親を説得し了承を得るという大きな難関もありました。無事奨学金の試験に合格した(そもそも受験者は私しかいませんでした笑)ところで、両親に報告。もちろん両親発狂です。でも同時にそれは私の作戦でもあり、全てがしっかり決まってからでないとOKはもらえないと踏んでいたのです。様々な問題はありましたが、費用のことは奨学金と自分のアルバイト代と親からの仕送りでどうにかすることになりました。数々ある奨学金の中でもこれはかなり条件が良かったと思うので、ぜひ興味がある方は聞いてくださいね。

今思うと、闘牛の牛のように物凄い勢いで留学の情報集めをしていたし、行きたい気持ちが溢れていて誰にも止められなかったと思います。先ほども述べたように、様々な問題はもちろんあったのです。英語力だって”Hello”をいかにそれっぽく言えるかというくらいしか本当にできなかったんです。それにお嬢様育ちでもないのに家の手伝いを全然してこなかったあまり、親元を離れて生活するなんて誰に聞いても「あなたにはできません」の一択でした。でもそれらの問題を差し置いてでもなぜか行きたくてたまらなかったのです。留学する目的というのは、留学前にははっきりしていませんでした。「なぜ留学したいのか」と、親にも試験でも、当然聞かれます。私も数ヶ月かけて考えましたが見つからなかったので、その場しのぎの回答をして、「なぜ私は留学したのか、したかったのか」は、留学中に答えを探しだすことにしました。その後見つかった答えは案外単純で、タイトルにもあるように「ただ私は心から自分を変えたかったし、環境を変えてみたかった」という変化を求めていたことでした。この誰にも止められないような「どうしてもこれがしたい!」というビビッとくる感覚を私はとても大切にしています。自分に対しても相手に対しても、素直に生きていく上で、さらに人生の様々な場面で選択するときに必要だからです。色々な難しい問題や条件などがあるけれど、そんなことが気にならないくらいピンとくるものってたいていうまくいくと思っているんですよね!笑 ここから、もうすでに正直になる訓練は始まっていたのだと思います。

さらにもうひとつ。「留学しようと思う」と人に会うたび口に出していました。そうしていくうちに「留学する」に変わり、自分でも「あ、本当に私は留学へ行くんだ」と思うようになったんです。目標や野望を口に出すってとても大切ですよね。

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