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大阪。

大阪という場所は 遠くて 遠い。
それは距離の話ではなくて 心の話。

私にとって 大切な方が 大阪にいらして。
お会いできることが
この人生の中で あったら 良いな、
と 思っていました。

2年ほど前 関西を自由気ままに 1週間ほど
ノープランで 回る機会を自分で設けて

その際に この出会いへのお礼が
ひとこと だけ言えたら嬉しいなぁ、と 思い切って コンタクトしてみました。

しかしながら その時は ほんのすぐ側まで
すぐそこ に いたにも関わらず
お会いすることは かないませんでした。

玄関先に 珈琲と お菓子と お手紙を 置いて 帰りました。

御礼の投稿を目にした時は それはそれは とっても 嬉しかったです。
直接言って頂く以上に そこに綴られた文章から伝わる温もりが とても嬉しかった。

2年程 時を経て。
たまたま 大阪にて とあるイベントの
音のお仕事を頂き
1週間ほど 滞在することに。

今回はコンタクトも取らずに。
お会いすることは 迷惑なのだな と 悟った私は
何ごと も せずに 大阪にて 過ごしました。

しかしながら
この滞在中、本番衣装で 身に纏った“衣”は
奇しくも
その方が繋いで下さった 手創りの古着リメイクの衣装。
お迎えしたのは かれこれ10年前か?はたまた それ以上か?

不思議なものですね。

その方が住む地名の看板が目に入る度、
ハンドルを切りたくなる衝動を抑え
静かに帰路に着きました。

滞在中は 初めて訪れたのに
夢の中で何度も見た光景の様なデジャヴが何度も起こり 少し 眩く 目眩がする様でした。

発光する私の心の 淡さ。儚さ。静かなる想い。

電話越しに 一緒に泣き笑い
共に 濃い時間を 
この一生の中で
ほんの僅かだけど
過ごせたこと。

お会いすることなき 
尊敬する方。

どうもありがとう。
私はとても幸せです。

生まれ故郷を知ること 触れることが でき
とても 幸せな ことでした。

ここに感謝を密やかに綴り置きます。
2023.4.20.
〜*。山の子供elica。*〜

大地に触れる

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