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ガールズ講座参加レポート⑥調理実習や法律、制度説明とmini相談

前回までのレポートは体験談マガジンから遡ってお読みください!

調理実習について

11回の連続講座も後半に入り、グループワークの回数が少しずつ増えて、話すことにもだいぶ慣れてきました。

そして、楽しみ+心配だった調理実習の日になりました。
調理実習の日には、いつもとは違う「生活工房」というお部屋に集合しました。部屋に入って手指をよく洗い、エプロンを着て三角巾(バンダナ)で髪が落ちてこないようまとめました。

生活工房の部屋にはすでに出汁のいい香りがあふれていました。
いつものように、スタッフの方から今日行うことのレクチャーがありました。
講師は、薬膳料理の先生で、季節のものを食べるといいこと。食材によって異なる効果があること、意外と簡単に出来ることとなどのお話がありました。

料理はたまに手伝うくらいだったので、上手く出来るか少し心配でしたが、同じグループの人たちと、緊張しつつもお互い声をかけあって作業を進めることが出来ました。困った時にはすぐに講師の先生やスタッフの方が声掛けがありました。
私は「分からないことを人に聞くこと」が苦手だったのですが、次に何をするのか分からなくなって動けなくなっていると、さりげなく「どうですか?」と声を掛けて貰えたので、自然に質問することが出来て有難かったです。

出来上がった料理は、グループごとに机を囲みみんなで実食しました。
思ったより簡単だったのにすごく美味しかったです。
(人前で食べるのが苦手な方は、個別に相談してお茶だけ飲んだり、量を減らしたりしていました)

法律や制度、相談する場所の話について

法律(労働法)や福祉の制度の基本的なことについてもお話しがありました。労働法については、まったく知らないことが多かったですし、福祉の制度についても、自分みたいな状況でも使えるものがあるとは思っていなかったので、そこを知れただけでも良かったと思います。
また、講座中に2回mini相談を体験できたのもいい経験でした。
フォーラム相談室の相談員さんとの面談で、誰にも話せなかったこれまでの不登校の経験や辛かったこと、これからどうしたいのか、まとまりのない不安などについて話せて「こんなことを誰かに聞いてもらえる場所があるんだ」と思いました。

こういうものが、自分の生活や状態を良くするために使えるものだと知れたことは良かったな、と思っています。

自分を楽にするために

ガールズ講座を受講する前は、「できない自分」を罰することばかり考えていました。
「ダメだから頑張らなくちゃ」→「でも頑張れない」→「頑張れない自分はやっぱりダメだ」のループ思考におちいっていました。

ガールズ講座では、そのループを一旦横に置いて、今の自分をほどよく楽にしてあげるために行動することを学んだと思います。

たとえば小さなことですが、クーラーで冷えすぎる時に、上着や暖かい飲み物を持って行ったり、空調を弱めて欲しいとお願いしてみたり。
調子が悪いときは発言の機会がまわってきても「パスします」と伝えたり、落ち着けるように、廊下に出て深呼吸とストレッチをして戻ってみたり。

そういう工夫を、自分のためにしてあげられることが、積み重なって少し自信になったと思っています。

自分にいいことをしてあげたいと思っています

終わりに

当時の資料を見返して、思い出しながら書きました。
一昨年から学童保育で週数回のアルバイトを始め、続けています。接客系は難しいと思っていましたが、短時間で子どもたちと接するのは意外と出来るな、という感じです。
心配性なので、危ない行動をしそうな状況に素早く気付けるのも役立っているかなと思います。体力もかなりついてきました。
将来のことを考えると不安なことは沢山ありますが、相談できる場所もいくつかあるので、少しずつ自分なりにやっていきたいと思っています。
これからの目標は、学校に行き直して社会福祉士の資格を取ることです。

もし、このレポートを読んでガールズ講座に興味を持った方がいたら、まずは説明会に行ってみて頂ければと思います。

最後まで読んでくださって、ありがとうございました。

ガールズ修了生Y

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