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【体験談】情報を知って、使えるものは使っちゃう(Cさん)

2023年秋に行った修了生グループインタビューから、ご本人の許可を得て掲載します。


ガールズ講座に通うまで

積み重ねてきちゃったからこそ、どんどん一歩が遠くなっていく

私の場合は、学生生活においてだったりとか、最初はいけるんだけど、そのあとに、どんどん人間関係が嫌になっていってしまったりとか、不安感が日に日に強くなって、フェードアウトしてしまうっていうのが多かったです。
アルバイトとか、何かを始めようと思うんだけど、過去のいろいろ、しくじりによる不安感が先立って。今まで、通いきれなかった経験が、ズドンと前に来てしまう感じでした。

今は、「あの時こうしちゃったから、こうだった」っていう傾向はわかってきたけど、でも、だからこそ、積み重ねてきちゃったからこそ、どんどん一歩が遠くなっていくっていうのがありました。
ガールズ講座に通って、「みんな同じように、緊張してるんだ」とか、「同じ境遇だったりするんだな」っていうのを知って、ちょっと変わったなっていう風には思います。
でもじゃあ、次、ガールズ以外にまた行けるかっていうと、まだ壁が1つ高いなって感じます。

ガールズ講座に通って

全部通いきれて、「あ、どこかいけるとこがあるかも」って

ガールズ講座とめぐカフェの就労体験に参加する前って、大学中退して、専門も中退してって、2回中退していて。卒業できなくて、通いきれなかったことにフォーカス過ぎていたというか、悔しさとかがあって、「働く」っていう次のステップに気持ちを持っていけてませんでした。
学校卒業できないと、就職先ないんじゃないか、みたいなマイナス思考も持っていて。

講座と、就労体験まで受けて「あ、どこかいけるとこがあるかも」って思えたのは、大きかったですね。
実は、講座を受けているときは、就労体験まで受けようと思っていなかったんです。でも、講座の最終日に「めぐカフェやってみようかな」って思って。

私は、女性だけの集団が苦手で、「女子校、無理」って思っていたタイプだったので、”ガールズ”が女子、女性だけっていうのは、最初ちょっと不安がありました。
でも、安心安全な場を作るためのルールがあって。「就職してる」「バリバリ働いて、結婚してる」みたいな違いに惑わされることもなく、みんなが、同じっていうのが、なんか安心して、話しやすくて。

終わる頃には、女性だけですごく良かったなって思いました。講座から就労体験まで通いきれて。全部受けられてよかったなって思います。

人と関われる何か、そういう所や集まりに寄っておけばよかったな

“ガールズ”に参加して、社会参加体験とか、自助グループとか、ひきこもり女子会の情報を知って、「興味があるな」って思ったものの、いざ行くとなると、ちょっとハードルが高くて、なかなか参加出来なかったです。
自宅からここ(南太田)まで遠いのもあったので、「じゃあ、出やすい都内で探そう」って、探してみたんですがあまり情報が得られなくて。
結局、そのあとコロナ禍に入った時に、人と繋がれる場所が、「あ、なかったな」って。同期会も、やる人がいなくて、そのままコロナ禍に入っちゃったっていうのもありましたね。
人と関われる何か、そういう所や集まりに寄っておけばよかったなっていうのは、ガールズ講座で情報を少し知ったからこそ、モヤモヤしたところではありました。知れたことはすごく良かったんですけれど。

悩んでるガールズへメッセージ

情報を知って、使えるものは使っちゃう

ガールズ支援の事業を受けて、使えるサービスの情報を持っていることや、実際に使えるものは使っちゃうことの大切さを知ったなと思います。

それこそ、ガールズ講座で修了生の方の体験談を聞いて「あ、手帳って、自分も取得できるんだ」とか、改めてその存在を知ったりして。
「自分の立場でも手帳を持てる、いいのか」みたいな。
自立支援についても、これまで知らなかったので「そういうのあったんだ」って。

そして、今の状態の自分をまず認めてあげる、じゃないですけど、使えるものは使おう、っていう風になりました。
情報をまず知ることの大切さとか、そういう行政のサービスの知識だとか。とりあえず、情報として持っておいて。
で、困った時にちゃんと使うっていうのは本当に大切だなって思います。