和歌に詠まれる「有明の月」はどうして寂しい心情を表すのか? 平安時代の人の気持ち
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☆有明の月とは?夜が明けても、まだ空に残っている月を「有明の月」と言います。
百人一首などの和歌で聞いたことはあると思います。
※和歌に出てくる有明の月は、「(旧暦で十六夜以降の)夜更けに昇り始め明け方近くまで白く光る月」といったニュアンスで、明け方だけでなく夜更けというニュアンスも強くなります。
教科書などでおなじみの図をお示ししますと、
この図は「天の北極」から見た図で、地球の自転の向きも月の公転の向き