当たり前でない幸せ🔖本と社会と貧困と不断の努力と騙され続ける日本人たち
🔖人生で最も悲しかったときはいつか?人生で最も悲しかったときはいつか?
…と問われたら、すぐに思い出せるものとしては私はやはり「本を売らざるを得なかったとき」と答えると思う。
あるとき私は、感染症や物価高騰などから来る生活苦により、我が家にある200冊以上もの本をすべて売り払わざるを得なかった。
泣く泣く手放した本の中には、大切な想い出の残る小説や、とても勉強になったノンフィクションがたくさん含まれていた。
がらんどうになった本棚を見ていると悲しすぎて悔しすぎて泣けた。