我々が戦うべきは「男」でも「女」でもないという話

※至らない点があればお気軽に指摘してください

普段はあまり炎上している物事について自分の意見を表明することはない。
献血のPRで採用されたアニメキャラクターの話や、例の伊藤詩織さんに関する事件についてもそうだ。
理由は至ってシンプルで、自分がそれについて言及するほどの知識や情報を持っていないからである。
無知が意見を言うのは間違っている。(意見を述べている人がすべからく無知だと批判しているわけではない)

さて、しかしそんな中で自分でも分別がつくようなことが炎上していた。
これにはさすがに黙っていられなかった。
久しぶりにニュースサイトのツイートにリプライを送った。
そんなに多いわけではないが、ある程度のファボは頂いたので自分の意見は正しいと信じている。

取り敢えず詳しい経緯を説明したい。

(1)女性専用車両に関するニュース記事

まず、発端となったのはこちらの記事である。
端的に言えば、女性専用車両における利用者のマナーについて意見が寄せられているという内容である。(あくまで記事を読むのが面倒な人のために要約しただけなので、自分の目で記事を確かめることが最も望ましい)


この記事自体には何ら問題がないように思える。
見出しに関しても特に誰かを煽っているような様子は見受けられない。

自分が驚いたのはそのリプ欄に散乱していた的外れな批判である。

そんな中でも、極めつけはこちらである。

自分はこの画像は非常に嫌いである。

まぁ好き嫌いの話は置いておいて、このようなリプライを送り付けるような人たちは皆同じ勘違いをしていると推測できる。



それは

「一般車両が不安で女性専用車両を鉄道会社に作らせた『女』という主体が女性専用車両に対してケチをつけている」

という勘違いである。

はっきり言ってこの勘違いはあり得ないレベルの間違いだと思っている。
1+1=3と言っているくらいのレベルである。
間違いはたくさんあると思うのだが、取り敢えずこの記事では三点指摘しておきたい。

①『女』という主体は存在しない

これが最も大きな勘違いだと思うのだが、女性専用車両に乗りたいと言っている主体と今回の記事で登場したような女性専用車両に乗りたくないと言っている主体は基本的に異なっているのである。
同一主体ではない。
「女」という大きすぎる主体でしか物事を捉えられていない弊害である。

②女性専用車両は女性が作らせているのではない

画像1


この画像は大阪メトロの公式HPにおける質問ページから抜粋したものである。
↓引用元

ここでも述べられているとおり、女性専用車両は女性を痴漢から保護するために「鉄道会社」が導入しているのである。
決して「女」が無理矢理鉄道会社に作らせているわけではない。

③「女性専用車両」にケチをつけているわけではない

記事の内容を見ても明らかだが、決して「女性専用車両」自体にケチをつけているのではない。
女性専用車両内でのマナーの悪さに対して意見を述べているのである。
この解釈の差は大きい。

分かりやすく言えば、「図書館で迷惑行為を繰り返す人がいるので行きたくない」という意見に対して「お前はわざわざ税金で作ってもらった図書館にケチをつけるのか!!!」と激怒しているのと変わりないのである。

モノに対する批判なのかコトに対する批判なのかを判別できていないということである。



(2)本題

ここまでは自分が当該ニュース記事のツイートにぶら下がっていたリプ欄に対する感想及び考えである。
こういったリプライは的外れだと思っている。

さて、今回の本題に入りたい。

今回のニュース記事のリプ欄を見ても分かるが、決して全ての男性ユーザーがこのような的外れな発言をしているわけではない。
というか、むしろまともな考え方ができる人の方が多いとさえ推測できる。(この記事にわざわざリプライするような人は記事に対して批判的な考え方を持つ可能性が高いと考えられる)

つまりである。
結局のところ、このような的外れな批判や罵倒を発信する人間というのは「思考能力・読解能力の欠如した人」
なのである。

そこに男も女もない。

当たり前なことであるが、そこを忘れずにいてほしい。
どんな人も。








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