ESDMの研修

自閉症の超早期療育に圧倒的な成果を上げている療育のやり方がある。

ESDM(Early Start Denver Model)である。

先日、2年越しにその研修を受けてきた。

2年前はコロナで中止。

昨年はZOOM開催だったが、すぐに募集が埋まってしまい、応募期間中だったにも関わらず募集できず。

今年は開催が知らされてすぐの応募。

メールがきて翌日には申し込んだが、なんと80人中20番目。

本当に受けれて良かった。

で、感想だが、、、めちゃめちゃ面白かった。

まず、アメリカで大規模な研究を行っており、他の療育施設に通っている子どもたちと比較しても一目でわかるくらいには、言語の伸びやIQの伸びが良いという事が示されていた。

TEACCHのスペシャリストである服巻先生が講師をしてくださったのも良かった。

実は妻は何度も聞いていたのだが、私は服巻先生の話を聞くのが初めてでそれもとても嬉しい事だった。

ちなみに、ESDM自体はABA、デンバーモデル、PRTのそれぞれの原則を基礎としており、修士以上の人が実施するものとの事だった。

今回の研修ではESDMをしてます!とは言えないものの、ESDMの考え方を学びましたとは言えるとの事。

今後はESDMアドバンス研修を受けて、初めてESDMをしてます。という事が出来るようになる。

ABAもそうだが、海外の治療法の研修は実際に行動できるようになる事をベースに考えられている。

習うより慣れよである。どれだけ知識があっても、実際に動けなければ意味がない。

認定ESDMセラピストともなると、一人の療育をするにあたって、「療育時間中、肯定的な感情で接する」「20秒に一回、指導的要素を入れる」事などができないと認められないとの事。

正直凄すぎる。

日本にはまだ多くないとの事だが、自分は受ける事ができるためアドバンス研修は悩んでいる。

療育をしていると、よく自分の力のなさを感じる。

これでもここ最近はかなり学んでいるつもりでもあるが、日本・世界のトップの療育はまだまだ上にある事が分かる。

それは力不足を感じると同時にとても楽しみな事でもある。

もっとたくさんの事を学び、これから関わる子供たちにより質の高い療育を行える環境を作り上げていきたい。

ちなみに研修の金額は認定ESDMセラピストが海外の資格のため、とってもすごい事になっている。

我が家の婚約指輪、結婚指輪の総額を軽く超えるらしい。

これは私がケチなのか、、、それとも研修が高額なのか。。。

注)妻への愛情は指輪の金額なんかでは図れないくらい深いです。妻が読む可能性があるからこういうことを書いているという訳ではありません。決して深読みしないように!( ̄▽ ̄)!

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