「発達支援事業所 ひらそるの芽」の名前の由来

今日は良く聞かれる「発達支援事業所 ひらそるの芽」の由来について書きたいと思う。

特にひらそるって何ですか?とよく聞かれるので、まずはそこから。

ひらそるとはスペイン語でGirasolと書き、ひまわりという意味だ。

Girasolをさらに見ていくとスペイン語のgirar(~のほうを向く)という動詞とsol(太陽)に分けられる。つまり意味は日本語の太陽の方を向くという向日葵と一緒だ。

つまり後半部分のひらそるの芽というのは、直訳するとひまわりの芽の事になる。

なんでひまわりの芽なのかという事はあとで書くとして、前半部分の発達支援事業所の部分から。

別になんて事のない名前のようだが、ここもかなり悩んでいる。

まず最初は児童発達支援事業所にしようと考えた。

しかし、児童発達支援事業だけではなく、保育所等訪問支援事業もしているため、それだと分かりにくいと思い、次に障がい児通所支援事業所に変えようかとした。

ただ、よくよく考えると児童発達支援事業の特性上、かならず来られるお子さんが障がい児というわけではなく、それもまたおかしいとなり、最終的に発達支援事業所に落ち着いた。

無難な名前だけど、本当に考える人は大変だと思う。

次に後半部分の「ひらそるの芽」はどうしてそうなったのかという事だが、

1.スペイン語の理由

2.ひらそる(ひまわり)の理由

3.芽の理由

それぞれ説明していきたいと思う。

1.スペイン語の理由

実は私はチリに青年海外協力隊として2年間住んでいた。

向こうで作業療法士として活動していたのだが、そこで同じく作業療法士として活動していた嫁と出会った。

今回会社を作るにあたって、嫁も一緒に働いてもらっており、どこかにチリの公用語であるスペイン語を入れたいという二人の希望でスペイン語を使った名前となった。

2.ひらそる(ひまわり)の理由

理由の一つは嫁が好きな花だったという事、もう一つはひまわりの特性である、太陽の方をみんなで向くという部分が好きな事の二つの理由だ。

障がい児、障がい者にかかわらず、どうしても社会の中心にいないことが多い。

今までの価値観であればそれが普通なのかもしれないが、これからは障がいのある人、ない人みんなが中心に来れるような社会構造を目指していくべきである。

そして、そう考えたときにおいて行かれがちな障がいのあるお子さんがちゃんと太陽を向ける陽当たりの良い場所、すなわち社会の中心に入れるようにという思いを込めてひらそるという名前を選んだ。

3.芽の理由

これは単純に利用される方が子供さんで、今後立派なひらそるになってくれることを願ってである。

このようないくつかの理由があり「発達支援事業所 ひらそるの芽」という名前になった。

この文章を読んだ方々にご理解いただきたい事がある。

決して嫁に押し負けたとか、嫁の一存とかそんなことはない事をご理解いただきたい。

確かに家庭内での上下関係は嫁の方が圧倒的に上である。

しかし、会社の事は私もきちんと考えて名付けている。

あと、一応会社内の役職も嫁ではなく、私の方が一応上なので間違えないでいただきたい。

最後に保育園、幼稚園の年配の先生方。読みにくい名前を付けてしまい申し訳ありません。

電話で「え?ひそらる?」とか「ひるそら?」とか言われてしまい、本当に申し訳ない気持ちになります。

うちの職員も時々間違えてます。

そんな若干言いにくい「発達支援事業所 ひらそるの芽」ですが、今後ともよろしくお願いします。


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