『カゲロウデイズ』×遊戯王オリカ(リメイク)vol.2
※『カゲロウプロジェクト』の全ストーリーのネタバレを含みます。
※オリカが苦手な方はブラウザバック推奨。
「”対象”に焦点を当てたテーマ」としてメカクシ団の方々にカードとなってもらいました。カードパワーはOCGの12期を目指しています。
引き続き、如月モモのオリカから紹介します。
《メカクシ団No.5 モモ》
攻守は「おしるこ(0465)」から。
前向きな明るい性格やヒビヤを連れて街へ駆け出すエピソードをイメージして、①は手札の団員と一緒に特殊召喚する効果にしました。
ダブると辛いですが、居ないと展開が伸び切らないので採用枚数が難しい子です。
②は「目を奪う」の能力です。ターン中の相手の対象先を固定する効果にしました。
場のモモ以外のモンスターを対象にすると、相手はそのターン、モモに攻撃できません。
戦闘面はキドに勝りますが、キドは手札誘発にもなれる強みがあります。フットワークが軽く能力の扱いもこなれた団長と、最近やっとコントロールでき始めたレベルだが全力出せば派手な状況を作り出すモモ…みたいな力関係が原作通りでいい感じです。
あとモモは墓地には干渉できません。カードバランスも主な理由ですし、カゲロウデイズに対する知識差の表現や、習熟度の表現でもあります。
この効果は特にマリーとシナジーがあります。1巻のデパートテロの再現ですね。
水属性の理由ですが、モモはアイドル=水着とか、死因の海難事故とかの連想から来てます。
ヒビヤは”雨”宮だし、イメージカラー”水”色だし…という感じで決めました。浅いっ!
《メカクシ団No.8 ヒビヤ》
攻守は「8月15日」から。
「目を凝らす能力」。いわゆる千里眼の力であり、いわゆる人探しの効果であり、いわゆるサーチ効果です。
①は「カゲロウデイズ」を探す効果です。
「カゲロウデイズ」のテキストには「カゲロウデイズ」が無いのでこの効果で「カゲロウデイズ」を直接サーチすることは叶いませんが、"「カゲロウデイズ」をサーチするカードをサーチ"することができます。
「探す」だけなので、めくったカードの順番はそのままです。
相手の高レベルモンスターを対象にするのはもちろん、キドでヒビヤをリクルートしてコノハをシンクロ召喚し、コノハの効果で手札に戻ったヒビヤでコノハを対象にすれば9めくりサーチになります。
②はモモ(星5/水/団員)が能力を引き出すことでモンスターなんでもサーチ効果に進化した「目を凝らす」です。
種族・属性、属性・レベル、レベル・種族の組み合わせが同じモンスターをサーチします。メカクシ団はレベルが必ずバラバラなので、メンバー内では種族と属性が同じモンスターだけサーチします。
サーチ先としては、エネ・コノハ・カノから幽鬼うさぎやPSYフレームギア・γに繋がります。
既に居るモモを対象にして彩宝龍や水月のアデュラリアを呼んでリンクやシンクロしたりしても良いですね。
《オツキミリサイタル》
モモとヒビヤの曲と言えば『オツキミリサイタル』です。
「対象にしたモンスターが効果処理で名前を参照にされるだけ」のカードって存在するんですかね。アイドルが目線こっちに向けてくれるファンサっぽい感じで良いですけどね。
対象がヒビヤの場合、《カゲロウデイズ》などで裏側になったカードを表にできます。カゲロウデイズ内のヒヨリを見つけたシーンの再現です。
特にテーマの動きに関与しないフレーバーテキストのつもりでつけた効果ですが、裏側除外のカードを”ただ表側にするだけ”のカードは執筆時点(2023/07/09)ではまだ存在しないので、何かに使えるかもしれません。
対象がモモの場合、お互いに「対象」がテキストに入っている効果しか発動できなくなります。魔法罠は対象外です。
「発動する効果」のカードプールの内6割の使用を封じる恐ろしい効果です。
場からメカクシ団が居なくなれば効果は消えますが、モモが居るので唯一発動できる対象効果自体もまともに機能しません。モモ以外が場に居たら戦闘破壊もままならなくなります。ほぼVFD。
壊獣などのリリースで処理するか、全体除去持ちの魔法罠で場を空けましょう。
相手プレイヤーの視線までも奪う...みたいなコンセプトの効果です。視線を集めるというか、ヘイトを集めてるというか…。
他の団員が居るとバフがかかります。夜空に輝く”星”の数だけ打点が上がります。
《カゲロウデイズ》
さんざん名前だけ出してきた『カゲロウデイズ』の効果をようやくここで紹介します。
「8月15日に死んだ二つの魂を引き込む」という性質を、"エンドフェイズに2体除外する"効果としました。そのまんま。
その後、メカクシ団の面々のように、1人はカゲロウデイズに飲み込まれ、もう1人は元の世界に戻されます。
ただ本当は確か、誰でも彼でも生き返れるわけじゃなくて、蛇の能力に適合する人間だけが代わりの命を得られるんですよね。だから本来は「メカクシ団」以外の墓地のモンスター全部裏除外が正しい挙動なんですが、「1体裏除外、1体蘇生」って効果が『カゲロウデイズ』の表現としてわかりやすいのでこの形に落ち着きました。
「”カゲロウデイズ”から『メカクシ団』の物語が始まった」という解釈のもと、蘇生したモンスターの関連カードをサーチできるようにしました。このために当テーマの魔法罠には全て、団員の名前がねじ込まれています。
これらの効果は全て強制効果で且つ相手にも強制します。相手がブラマジやら青眼やら烙印だった場合は敵に塩を送ることになります。
舞台装置としての『カゲロウデイズ』と、楽曲としての『カゲロウデイズ』を都合のいい部分だけ抜き取ってカード化する形になりました。
この除外&蘇生効果あんまりテーマとシナジーがある訳じゃないのに魔法罠使うと必ず飛んできて使う側がヘイト溜まる感じ、「メカクシ団にとっての『カゲロウデイズ』」って感じでいいな…と思ってます。
以上、モモ、ヒビヤ、オツキミリサイタル、カゲロウデイズの紹介でした。
このシリーズで紹介したカードの詳細はバランス調整などの理由で予告なく変更される可能性があります。ご注意ください。