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サザエさん放送リストと自己流あらすじ(2023年4月~6月)

放送パート:「サブタイトル(作品No)」脚本家名、使用原作数

作品No、使用原作数は基本的に放送時のデータ放送より引用、
サブイトル名はフジテレビ公式からの引用です。
本編のものと表記ブレがあるかもしれません。
★マークは筆者の記憶に残るであろう回です。
※記事内の文章は放送中に筆者がツイッターでつぶやいた文章を引用し編集したものであり、個人の見解です。


4月2日

Aパート:ふたりだけの食卓(No.8543)雪室1

サザエxマスオのイチャイチャを見てしまった波平。
気を使って家に2人きりにするが、ノリスケが乱入し失敗
今度は波平とフネに新婚気分を味わってもらうため、
サザエとマスオと子供達に出かけてもらうが、
その裏で波平と謎の大学生が内密の相談をはじめる…

サザエxマスオのイチャラブにノリスケが乱入して座り込んだシーン、
「終わった」感がすごい(笑)
ワインを持ってきてチーズをたかる。
ノリスケ「おじさんは日本酒とか焼酎の顔」

雪室アイテムのひとつ「大学生」が登場、名前は黒沢
この回、「他の皆が出かけて二人だけ」という前フリだけで終わらず、
「その裏で内密に家庭教師の相談が行われる」という構成が面白かった。
大学生は難物の紹介だった。甚六つながりだろうか?
サザエもマスオも知っていて連れ出しているのだろう。
カツオが嫌な予感を察して不安がっている、
あの食事シーンはホラー映画のようで不気味だ。

波平「カツオにあそこまで勉強させるのはなぁ…」
波平は本当に性格が丸くなった。
丸くなったというよりカツオへの理解が深くなったのか?
「カツオにはいい薬だろうガハハ」とは言わなかった。
「大人が裏で」という構図はやり過ぎても性格の悪さが目立ってしまうので、塩梅が難しいのだろう。

Bパート:僕のファンレター(No.8532)中園3

カツオの下駄箱にラブレターが!しかし差出人がわからない。
差出人を探すため、探りを入れるがその過程で早川のノート見てしまいキレられる。
差出人にアピールするためか、カツオは少女漫画を参考に暴走を始める。

過去の「メガネ王子」だったかの雪室氏の脚本と似ていたが、今回は中園氏による脚本。
過去にフネは若手演歌歌手に手紙を送っていた。はず。
少女漫画を参考にし、ウィッグ(カツラ)をかけたカツオが強烈。
手紙のネタバラシが妙に説明的だ。

マスオから波平にカメラが横移動するシーンがあった。(最初の晩飯シーン) 従来のサザエさんらしくない動きの気がした。

最近のサザエさんで学校など建物全体が写るカットが度々あるが、
小さく写る人物(今回はカツオ)の解像度に毎回違和感がある。 デジタルで無理に縮小しているのが原因?

花子アピがカワイイ。花沢「い"そ"の"ぐぅぅぅーん」
髪がサラサラ…のセリフを聞いて思ったが、サザエさんレギュラー女性は皆ショートヘア。
個人的予想としては、セル画時代の名残(絵の具コストを抑えている)?

Cパート:ああ、春眠(No.8558)広田3

春のせいか会社で夜まで寝てしまうマスオ。規則正しい生活を志す。
夜中に絵本にハマったり、日中狸寝入りをしたり…
ドSリカによって公園のベンチに寝かされたりとマスオの昼寝ジョークが多発する。
結果的に運動をして目が冴えたマスオは、皆の代わりに風呂掃除や洗濯取り込み、米とぎをハッスルする。

ワカメ「春眠暁を覚えずって何?」
「何?」と言ってしまったので○○って?シリーズならず。

寝ぼけたマスオの発想がHだ。マスオさんも男である。
マスオがサザエに尻を叩かれるシーンがリアルな夫婦の間柄のようでとても良い。
サザエを頭頂部が見えそうなカット(サザエが茶の間で寝ているシーン)

4月6日

アニメサザエさん公式ポータルサイト・公式ブログがオープン。

4月9日

Aパート:イクラは椅子の王子様(No.8546)雪室1★

イクラが風呂椅子を踏み台にした肩たたきにハマる。
その話を聞いた早川親子が早速イクラに肩たたきしてもらいたいらしい。
イクラを出汁に早川家に出向くカツオ。しかしカツオはさっさと帰らされる。
翌日、話を聞くと早川親子の肩こりが治ったらしい。今度は早川は波野家に遊びに行くという。
偵察に出向くカツオ。
そこへ中島が現れ「肩こりあってイクラちゃんに会いに…」と聴いたカツオは嫉妬する。

カツオ「プチプチはみんな大好きなんだぞ。」

雪室王子シリーズ。そしてイクラ無我夢中シリーズ。雪室果汁100%。
イクラはカツオに30分以上肩たたきをしたらしい。しかも凝ってない肩を。
劇中、椅子の王子を名付けたのは早川
「肩こりの仮病」雪室パワーワード

プチプチ潰しというわりと最近広まったような遊びが登場。
突拍子も無くタラが持ち出してくる。偵察に出向くカツオに持たせる。
そしてイクラが肩たたきをやめ、プチプチ潰しにハマる…という斬新なオチ。
おそらく肩こり直しとプチプチ潰しをかけた雪室ジョークであろう。
(両方とも固まりをほぐすようなものである。)
サザエさんにはそぐわなさそうな(といってもサザエさんは現代劇である)、現代の道具を出せるのは雪室レジェンドだからこそ、だろうか。

なおプチプチの名前は川上産業株式会社によって商標登録されているらしい。劇中でもプチプチと呼んでいる。

イクラへのプレゼントとしてプチプチを渡すようカツオに頼む中島。
中島がタイコさんが好きという設定は消えたのだろうか?

Bパート:わが家と母さん(No.8536)城山4

フネがお軽トラップにかかるがサザエと違い、門前でなく庭に移動。
やはりフネはサザエより礼儀正しい。
波平の客が来たので、家族全員に的確に指示を出すフネ司令塔。
屋根の確認をしたり、裏婆の相談に乗ったりとフネは流石だ。

映画ポスターみたいなサブタイトル絵
ハイカラ裏のおばあちゃん

途中から屋根ネタが連続する
(フネ屋根の確認→屋根に波平を忘れる→屋根に工具を忘れる)

Cパート:ボクらの春の楽しみ方(No.8545)スギ2

春の山菜があまり好きでない子供達。秋の食べ物が好き!
しかし西原、橋本、浮江が春を満喫した話を聞いて羨ましくなったカツオ、
どうにかして春を満喫したい!
波平の同僚のタケノコ掘りに付き添ってハッスル!
デカタケノコが取れ、タケノコパーティだ!
秋もイイけど春もイイね!おわり。

最初の食事シーンで「旬って何ですか?」「新ジャガ?」「春キャベツ?」と質問が多いが、○○って?シリーズは空振り。
なおこの「子供達が春の山菜が好みでない」のシーンはその後、特に活きてくることがない。
うんにゃ、恐らくカツオが「秋のほうが良い」と言い始めるきっかけとして必要だったのだろう…多分…

サザエ「取らぬタケノコの皮算用」
春満喫回。目立ったトラブルは起きない。平和だ。

オチ「カツオが鯉と一緒に前方宙返り」にて突如、
通常の磯野家には存在しない池が登場する。
この池は磯野家の設定画にはない。
このネタをやるときだけ出現する神話的な存在である。

4月16日

Aパート:中島くんと交換作文(No.8540)雪室1

カツオと中島のクラスに作文の宿題が出る。テーマは「家族」
双方姉サザエ、中島兄貴のことを書くと間違いなくボコられるので互いに作文を交換して書いてみることに。
しかし既に作文の宿題のことは花沢からサザエに漏れていた。
検閲する気満々のサザエが早くもカツオを嗅ぎ回ってきたからさあ大変!

フジ公式サイトではBパートの位置
「完全犯罪の作文」今週の雪室パワーワード
中島の兄貴が登場。模擬試験の点数が悪いと中島に八つ当たりするらしい。
姉サザエ&中島兄貴という双方の兄姉の会話シーンが珍しく新鮮だ。

今回は妙に毒舌な中島
「磯野は頭いいな。成績は悪いけど。」
「とっさにあんな嘘がつけるなんて、僕もだんだん磯野に似てきたみたいだ。」

結局作文の内容がバレてしまい、
サザエに追われたカツオが波野家に逃げるオチであった。
(この波野家のTVにヒョロ犬のアニメが登場)

Bパート:大家族の日常(No.8562)城山2

平日忙しく、休日ようやく家族とゆっくりするマスオと波平。
そして休日。家族が揃って気分が良いサザエは庭で春の小川を爆音で歌い、他のみんなはそれぞれお散歩。
難物はハチの散歩をしながら磯野家メンバーそれぞれに遭遇、波平と将棋を打つ。
磯野家の昼ご飯、皆で食べるつもりが波平が将棋で帰ってこない。

フジ公式サイトではCパートの位置
アバン投書箱クズカゴ
途中、「作家である難物の視点から見た磯野家の日常」
という雰囲気で物語が進む。
この難物パートの視点が渋くてステキ。
難物は波平と将棋がしたいだけなのだが。
この雰囲気はいつまでもあって欲しい。

期待を寄せる裏爺「(サザエさんは)きっとこどもの日には「こいのぼり」を歌ってくれるじゃろう。」
▲今年(2023)は歌わなかった。裏爺残念。

Cパート:波平、禁釣り宣言(No.8544)中園4

釣りを楽しんできた波平。
しかし家族がその件で愚痴っているのが聞こえてしまう。
機嫌を損ねた波平は禁釣宣言をするが釣りを忘れられない。
早朝から雑巾がけをしたりと釣り禁の波平は様子がおかしくなっていく。
ついには釣り具の処分を考えるが、楽しかった釣りの思い出話に花が咲き…

フジ公式サイトではAパートの位置
愚痴が「直接言われた」のでなく、「聞こえた」のが悲しい。
せめてもの、同じ屋根の下にいる間は陰口はやめよう。
デジタルな平行移動をする水槽の魚。
魚屋に釣りコーナーが出現。魚屋が釣りにハマったらしい。改築したのだろうか
頑固波平が復活。
ラストは家族に励まされ、自信を取り戻した波平は涙を流し、新しい釣具を買いに走る。
原作釣りネタ4本とアニメサザエさんの基礎のような回

4月23日

Aパート:カツオと御手洗さん(No.8552)雪室1

磯野家で御手洗さんの豪邸の話題になる。お婆さんが一人で住んでいるらしい
カツオと花沢が御手洗家にカチコむと、お手伝いさんを募集しているとのこと。
サザエがお手伝いに行く話になると、「その豪邸にフグ田3人で住み込んでお手伝いしてもらう」という話に広がっていき…

御手洗(みたらい)さん
アバン タクシーが角を曲がる立体的な作画が珍しい。
カツオさんがフグ田家を追い出そうとしている雰囲気が少し怖い。
♥花子アピ回♥「自分の胸に聞いて♥」
サザエテレポートしてカツオを追う(欠点だらけとはなによ!のシーン)
駅ポスター「旅」

Bパート:タラちゃん絵本の世界(No.8506)城山2

浦島太郎にハマるタラ
波平に竹竿での釣りを習う(シカトして逃亡)
亀役のマスオに乗って百鬼夜行
サザエを乙姫と(お世辞で)呼んでパーティー
玉手箱の煙(ドライアイス)でビックリ

前番組のまる子も亀ネタだった。今日は亀デー。
効果音がきになる回
自分で絵本を読むタラ。字読めたの?
副音声「いない」

Cパート:いざという時の記憶(No.8560)スギ3

サザエの勘違いでカツオが冤罪、これが原因でカツオは終えた宿題を忘れる
サザエの記憶喪失で肉が魚に
マスオからもらったイヤリングを紛失、焦るサザエ
サザエの様子がおかしくなったことで、「自分が何かしたのか…」と焦り始めるマスオ、寄り道もせずビビって帰宅
イヤリングは結局ポケットにあった…サザエの記憶は当てにならない…

Bが8506で今回が8560。似ている
クッキー回想シーンのテクノBGMが好き。今回はなかなか長尺で流れる。
記憶を失ったサザエ「ごめんねえん また今度ねえん」
何かを思い出した穴子 魂の叫び「あ"あ!!」
駅のポスター「旅」
鍵紛失玄関破壊エンド。最近のサザエではよく使われる。

昔、富士山を見に行く特番回でもサザエはイヤリングを紛失していたはず。
この時はタラのパーカーに入っていた。

4月30日

Aパート:あこがれの太っ腹(No.8530)雪室1

サブと花沢の「無事に帰って来てくれればいいエピソード」を聞いたカツオさん。
波平にも太っ腹になってほしいと願うと波平は「よかろう」だったが、
その代わりにフネが鬼教官となりカツオをしごき始める。
勉強中毒になったカツオは行方不明に…

公園で夕方まで熟睡してしまったサブ。後々拾う伏線である。
ワカメ「太っ腹って?」久々の〇〇って?シリーズ
2をガチョウに例える雪室ジョーク
「勉強中毒」雪室パワーワード
ジークフリート波平

Bパート:注意力散漫な男たち(No.8551)城山4

デパートにて女優に似た美人を追い回す波平とマスオ、サザエたちとはぐれ迷惑をかける。
その後波平はフネのイメチェンに気づくことができず、これにフネはキレてしまう。そしてマスオがフォローに失敗。油を注ぐ。
その後もやらかしまくるマスオ波平であった。

美人センサーを発動するマスオ。マスオさんも男である。
追いかけ回したデパートのグラサン美人、前に別の回で見かけた気がする

冷酷なカツオさん「遅いよ。」
▲フネのイメチェンを褒め逃した波平への苦言

砂場でずっこけ恥ずかしいマスオ「まだいたのかい///」

客人の尻サイズを想像してムフフな波平(原作ネタ)

美人…尻…全体的に下ネタだった(?)

字幕にミスが有り、
マスオの「ただいま~」が「だだいま~」になっている。

(カツオが帰宅したマスオにフネのイメチェンを伝える直前のシーン)

Cパート:さぁ!ゴールデンウィーク(No.8555)広田4

GW。出かけたい子どもたち。
しかし家で骨休めしたい波平とマスオ。
代わりにサザエとフネで何かを計画。
しかし波平とマスオは「皆で集まれるのはいまのうち…」と考え、
家族みんなで出かける決断をするのだった。

今年、花見を断っていた波平。
旅行も蹴る気でいたが最終的にはでかけた。

原作ネタの連休相談員…フネはばかばかしいと言っていたが、今ではありそう
白と灰色の服の難物。強者感がイカす。

GWは休み!!遊びを満喫!ウヒョー!!!
…ではなく、GWでも働いている人をフォローするような雰囲気だった。


5月7日

Aパート:ボクは年少さん(No.8566)雪室1★

警官に年少に見られたタラは喜ぶが、カツオさんがお世辞と忠告
翌日、ドSリカにもそれはお世辞と指摘され落ち込むタラ。
タラを元気づけるため、カツオさんがマル秘作戦に出る。

フジ公式ではCの位置
アバン「ピストルを持った男が玄関に!!」→サザエが箒で立ち向かう
このネタ、サザエの武器が箒だったりバットだったりとその時代で変化が激しい。原作では確か斧。
その時代の規制配慮ランクが分かる。

ピックアップ:ドSリカvsタラ

リカのママ「まあ お巡りさんに幼稚園に行ってると思われたの?」
ドヤるタラ「年少さんですよ」
ドSリカ「お世辞を言ったのよ」
火種の予感がしたリカのママ「リカ。」
イラッとしたタラ「お巡りさんはお世辞を言わないです。」
ドSリカ「言うわよ」(キメ顔)
察するリカのママ「リカ よしなさい。」
キレてしまったタラ「帰るです 僕。」

その後、タラは裏爺に「お巡りさんはお世辞を言うか」と相談するが、
裏爺が「あのお巡りさんはうちの婆さんを「年より若く見える」と言っていた」と口を滑らせ、地雷を踏まされる。

雪室が乗り移ったリカはドSの女王。

その後、カツオはタラを元気づけるため、幼稚園服を探す。
無事カツオの幼稚園服が出てきて喜ぶタラ。
リカに幼稚園服を来て見せ、リカとは和解する。
ドSリカ「ま、いいわ」

裏爺吹き出しのおまわりさん、トリミング画質?
終始機嫌の悪いサザエ、雪室味
日産のコラボCMが復活

約20年前、住民調査の警官がタラオの存在を知らず、それにタラがブチギレて家出するエピソードがあった

Bパート:新茶ですよ(No.8548)あみや3

中島の新茶トークに女子はメロメロ。
嫉妬のカツオさん、機嫌を損ね中島主催の新茶パーティを蹴る。
そこへノリスケが玉露の新茶を土産に持ってくる。
カツオさんが玉露マスターになり、中島の舌を巻かせようとするが
中島は経験済みだった。

フジ公式ではAの位置
カツオ中島に嫉妬シリーズだが雪室氏ではなくあみや氏
かおり「すてき。」
ワカメ「新茶って何?」〇〇って?シリーズならず
テブラマンノリスケ、お土産、なんと玉露の新茶

Cパート:即断、即決の人(No.8565)浪江3

サザエは即断即決。飯もマスオのネクタイも即断する。
逆にマスオは悩む派。
ノリスケは全部注文派。

フジ公式ではBの位置
サザエ「決断が早いのよね」キリッとした表情に吹く
商店街のシーンの背景スクロールがデジタル
サザエの親友、イカコが登場!!(お見合いシーンの回想)

5月14日

Aパート:ノリスケ育メンの日(No.8559)雪室1

タイコが外出の間、イクラの面倒を見るノリスケだったが暴走するイクラに手を焼く。
ノリスケとイクラが散歩の途中、原稿をサボっている難物に遭遇。
その場にいた女子3人にイクラを預け、ノリスケは難物を追う。
一方その頃、タイコが磯野家に電話をかけてくるが…

過去回だとタイコは「磯野家に迷惑なので頼らないで…」と言っていたが今回はお願いしていた
ラッキー池田氏のぞうさんじょうろが登場
ノリスケがベランダに締め出される事故はリアルだ
副音声「花の首をもいでいる」イクラ花屋でのやらかしシーン。
握ったまま寝てしまうネタ、まれに見る気がする
小5「下請け」
久々に暴れっぷりを見せたイクラ、最後はピンポンダッシュ。制御不能だ

Bパート:どこが好きなの?(No.8583)浪江5

サザエのドジが多いことを波平に謝られるマスオ。
その後もサザエがやらかしたためついにマスオがキレる。
言い過ぎたマスオ、サザエともに反省するが、
その間に「サザエのどこが好き?」とカツオに質問されマスオはうまく答えることができない。
それを聞いていたサザエが腹を立ててしまう。

アバンの布団投げ込みは原作でない?(データ放送にない)
回想で原作ネタを複数入れてくるスタイル
今回サザエとマスオの仲直りのきっかけにタラは出てこなかった。

Cパート:母の日は山あり谷あり(No.8561)諸橋1

母の日用貯金を貯めるワカメ、もちろん忘れていたカツオ。
そんなこともあろうかとカツオ用のバイトを用意していた。
さて本題のプレゼントだが、お軽曰くシルクのハンカチが良いらしいが別の客に譲ってしまった。どうする?

ワカメのブタの貯金箱が可愛い。
風呂掃除時変わったBGM(笛系) サザエの「物置の掃除を…」のくだりでの表情の動きが良い。
タラのプレゼント、毎回似顔絵説
口止めフルーツパーラーが登場(今回は口止めではない)

5月21日

Aパート:トーフ屋の夢ちゃん(No.8564)脚本1★

豆腐屋に算数ドリルが。
「豆腐屋に可愛い女の子が住んでいる」と聞き、
裏爺の買い物を出汁に探りを入れるカツオ中島。
果たして豆腐屋の可愛い女の子「夢ちゃん」の正体とは…?

雪室ミステリー回
豆腐屋…わりと雪室脚本でみかける。アニメクッキングパパにも登場する。「豆腐屋は朝が早い」というのが雪室流エッセンス。

アバンの原作ネタは「親」がメインで豆腐要素は最後のセリフだけである。
一見関係ないようで「ホントはある」。スゴイチョイス。

隠し事をして詮索パターン…今回はかなり雪室節が効いていた。
今回は裏爺家を巻き込み、早朝ジョギングのフリをして豆腐を密輸する。

終盤のカツオと中島の会話が印象的。
カツオ「花束を持っていった方がいいよ。」
中島「うん。忘れないようにするよ。」
このシーン、カツオは「豆腐屋の夢ちゃん」の正体を知っているが、
中島が知っているのかどうかは作中明かされていない。
中島は花沢から聞いた時点で「夢ちゃんが奥さん」であることを知っていたのかもしれない。(この会話中花沢が「おいおい」の雰囲気でカツオの肩をどつくのでその線はなさそうだが)
ここでの中島の笑顔が意味するものはどっちなのだろうか。
あえて答えを出さず、視聴者に委ねるところが良い。


カツオは裏爺家の買い物を引き受け「豆腐屋に毎日行ける」と喜んでいたが、今回の騒動が収まったあとどう断ったのだろうか?
まさか「豆腐屋の夢ちゃんの正体が分かったので…」とはいえまい(笑)

ここ数年はバレて怒られるオチでなく、穏やかなオチを付けるスタイルに変化してきているように感じる。

Bパート:ひとこと多いひと(No.8574)あみや3

失言でやらかすサザエ、波平の整髪を無意味といったりカツオのやる気を折ってしまう失言が続く。
反省したサザエがお口チャックをするとむしろ圧力があるらしく、
効果的ではあったのだが、この圧力にみんなの調子が狂ってしまう。
普段通りが一番。

カツオさんの「ひどいや姉さん!」系のセリフがあった。昔はよく聞くフレーズだった気がする

Cパート:迷い込んだお客さま(No.8571)スギ3

人助け、声かけ運動にハマる磯野家。そんな磯野家に迷い子猫が。
飼い主を探すと見つかるが本人が磯野家に現れない。
どうやら来る途中で道に迷ったらしい。
人助けも猫助けもこなす磯野家であった。

首の体操婆さん、原作ネタではない模様(データ放送にない)
迷い込んだのは虎柄の子猫。音源素材のような鳴き声

和菓子屋のポスター「和」
カツオさん…猫の絵が下手だった。(副音声「猫に見えない絵」)
毎年、年賀状が凝っている割にあまり絵は得意でないらしい。
結局採用された絵はワカメ作?

子猫の飼い主探しの途中、
「猫のぬいぐるみ、猫の絵画だらけの猫屋敷」に遭遇する。
よくできているが剥製ではなくぬいぐるみである。

5月28日

Aパート:父さん図工の時間(No.8567)雪室1

波平がDIYに目覚め、カツオの椅子を作ると言い始めるが失敗。
皆が出かけている間、今度は鳥小屋タイプの郵便受けを改めて作ると意気込む。
結局失敗するが郵便受けは巣箱に生まれ変わる。タラ大喜び。おわり


ワカメ「郵便受け できてるかしら。」
辛辣なカツオ「ごみ捨て場を見た方が早いと思うけど。 」
▲この毒があってこそサザエさん。
直後聞き慣れないBGM(皆が帰ってきたシーン)

皆が帰宅すると、
なんと郵便受けはしっかりと家型でほとんど完成していた。
あとは穴を開けるだけ。もうひと頑張りの波平。
(ここから妙な間が面白くなる。)
磯野家の晩飯中、溝を掘る音が響く。
(明らかに何かを打ち付けている音だが)
波平の姿はなく、晩飯も食べず頑張っているらしい。
(カメラ目線で心配するみんな)
「やりだすと止まらない人だからね。」とフォローを入れるフネ。
そしてサザエがタラを寝かせるシーンに切り替わるが、
なんと未だにトントンと物音が響く。苦戦しているのか?
タラは眠りにつき、夢の中で綺麗な郵便受けに大喜び。
郵便受けの完成が楽しみで夢にも出てきたのだ。
翌朝、期待虚しく受け口がガタガタの郵便受けが置かれていた…

しかしこの郵便受けをあっさり諦めることなく、
巣箱に改良して活かすという平和な、現代流な終わり方でこの回は終幕。
昔はこの手の失敗エピでは「今後陶芸をスッパリやめる専務」がいたりし、切り捨てが激しかったのとは対照的だ。

2015年、約1000話前の余談
No.7309 マナ板の上の父さん 雪室
波平はマナ板を作ると意気込んでイチョウの木の板を買ってきたがこの時も失敗していた
設計図を作るくだりが今回とほぼ同じ。今回は巣箱で成功した。
この回では波平が切った不格好なマナ板をノリスケが茶化していた。
そしてマナ板を配るメンバーになぜか堀川が入っていた。
雪室氏によるホリキチいじりが盛んな時であった。もう8年も前だった。

また、過去にはマスオがDIYに目覚め、
「会社の女子更衣室だったかに棚を作る」と意気込むが、
あまりに工作が下手で棚は危険なのでどう諦めさせるか?という回もあったりした。あの棟梁も活躍する。

…私はサザエさんを長く見ていると過去回との比較を良くしてしまうのだがこれが思い出話のようで楽しく、一人で勝手に楽しんでいるなぁと思う。

Bパート:頑張るのは明日から(No.8569)中園5

サザエのおつかいを「勉強するフリ」で回避するカツオ。
その裏目に晩飯がご馳走になり申し訳なく思う。
その後学校にてカツオの余計な一言でテストが決まってしまった。
今度こそ勉強に励もうとするがどんどん先延ばしにしてしまう。

鉛筆削り山盛り(原作) マスオのTV野球観戦が気になり説教に失敗

Cパート:わが家のキューピット(No.8577)浪江2★

体調が悪いタマ。
動物病院に連れて行き、若手の男性獣医に診てもらうとタマはあっという間に回復、磯野家で評判に。
しかし数日後、その動物病院の休診が続く。心配する磯野家。
なんと獣医はたいやき屋の娘に一目惚れしてしまったのだった。
しかしその娘には既に仲良さそうな男性が付き添っていて…

新キャラ若手獣医。雪室氏が得意そうな若手兄ちゃんキャラである。
脚本に雪室氏の空気感がある浪江氏(と個人的に思っている)
この手の短編ホームドラマ回はステキ。
居酒屋の主人が獣医の一目惚れを波平達に喋っている展開は少々進行重視で強引だが、1話の尺とサザエさんという作品独自の流れがあるのでまあいいかと思う。(少なくとも私は嫌ではない。これでこそサザエさんである。)
背景にフルーツパーラー(サザエたちがたい焼き屋に行くシーン)

6月4日

Aパート:カツオと樋口一葉(No.8573)雪室1★

カツオは5千円札の樋口一葉が早川に似ていると言い出す。
樋口一葉の作品を調べ、題がひらがなだったためこれは読めると余裕をこくが文語体で書かれていて読めない。
読めなかった樋口一葉の本をノリスケに売りつけるが、うっかり5千円札を挟んだまま渡してしまった!
…と思いきや教科書に挟んでいた。

アバンの出かけ先、今回は「水族館」だったが原作では「ぶどう園」
ワカメ「文語体って?」〇〇って?シリーズ
「ひぐちおはよう」のシャレは出なかった。

「お札の樋口一葉が早川さんに似ている気がする…」というネタ、
じわじわ面白い。 5千円札を見るたびに思い出しそうだ。
オチはイクラが樋口一葉の「たけくらべ」にハマるオチだった。
おなじみイクラ無我夢中シリーズのネタも入れてくるとは…雪室節が濃く満足の回。

この回の翌年(2024)、新札が発行される予定。
東芝がサザエさんのスポンサーを降りた際に「電池」を登場させるエピソードを書いたりと、なにかしらの節目に脚本を担当する雪室氏は実にCOOL。

Bパート:楽しい通学路(No.8589)城山1

たまたま登校時間が浮江と被り、楽しく登校したワカメ。
翌日わざわざ時間を合わせ、行きも帰りも一緒に登下校。ワカメはすっかり浮江にゾッコン。
うらやましく思ったカツオが自分も浮江と会えるようにと作戦を立てるが、出てきたのは甚六でガッカリ。

サブちゃんが登場するが浮江とのカップリングは見れなかった……
通学路の看板、サザエさんでは珍しい気が。
かなり「浮江さん」というワードが出る(笑)
アバンとオチで同じ原作ネタ(礼をしてランドセルから教科書が落ちる)でシメる。スゴイ。

中島「いいなあ 僕も浮江さんと一緒に…」
中島と浮江さん(および伊佐坂家)の会話はあまりみた記憶がない…気がする 。
中島のあこがれはタイコさんのはずだったがこの設定はどうなったのだろう…

Cパート:ママの歯医者さん(No.8568)浪江3

タラを付いてこさせないため、歯医者に行くと嘘をついて外出するサザエ。 その後タラを歯科検診に連れて行くことになるが、サザエと同じ歯医者なら行くと言い出したからさあ大変。
お軽が良い歯医者があると紹介するが、初めてで当然場所を知らず行く途中で迷子に。ピンチ!

アバンでタラを騙し、
サザエとマスオが見に行った映画は「愛の脱走」。
洒落。

今回は嘘ついてたことを磯野家総出でタラにお詑びした!!
背景に口止めフルーツパーラーが登場(歯医者に行くシーン、口止めはしない)
タラが歯医者をゴネる回想シーンの口調が妙にリアルだ。

この日6/4は 虫歯予防デー だったらしい。
今回が歯医者回だったのは偶然なのか、放送日に合わせたのか。
いずれにしても、季節を感じるサザエさんらしくて良い。

山田礼子氏によるお軽がおそらくこの回でラスト。

6月11日

Aパート:わが家の億万長者(No.8578)雪室1

金欠波平。
この様子を見たカツオが「節約の男」宣言をし、
「留年せず東大」を目指して勉強の鬼になり、目を回すほど猛勉強。
しかし預金通帳に金があることを知っていつものカツオに戻る。

ワカメ「国立って?」〇〇って?シリーズ。
面会謝説(絶の字が間違っている。)
フネ「まるで病院だね」パワーワード

Bパート:強気でいこう(No.8584)広田5

弱気なマスオは穴子やノリスケを参考に強気を目指す。
強気に出て課長の仕事を断ることに成功。
何事も強気にでるが、気を使ってしんどくなるのでいつもの優しいマスオに戻るのだった。

波平「慇懃無礼」いんぎんぶれい
「バス通りへ出る道は…」とマスオが美人に道案内されるネタが出るが、
その様子を見てもサザエはキレなかった。

Cパート:2本の赤い傘(No.8570)諸橋3★

サザエが図書館で自分の赤い傘とイニシャル「N」の傘を取り違えてしまった。
別の日、図書館で聞いてみるとサザエの傘はないという。
おそらく「N」の持ち主が取り違えたのだ。
「雨の日に赤い傘を差している人がいるかも」とカツオとワカメは
サザエの赤い傘を探しに商店街に出向くと…

イニシャルが「N」の人物。
ノリスケの他にも中島、西原、難物…結構いる。

集中力を高める本…
サザエが借りた本。この直後、傘を取り違えたので皮肉になってしまった。

そして雨の中、図書館に来て傘を預けてしまったサザエ。
もう1本傘を持ってこなかったためカツオの傘に入って帰宅する。
帰りのことを考えていないサザエらしいミス。
何気ないワンシーンだがすごくよくできていると思う。

お気に入りの傘をなくしてしまい、落ち込んでしまうサザエ。
しかしノリスケが犯人だったことで一安心(?)。哀愁がある良い回。
雨傘(まして傘の取り違え)を主題とするアニメは海外にはなさそう。日本ならではの気がする。
この話はほとんどのシーンで雨が降っているのも印象的だ。

なおノリスケによる傘泥棒事件は過去にも何度かある。

6月18日

Aパート:中島くんの新婚旅行(No.8572)雪室1★

中島が新婚旅行の夢を見たらしい。
この話は誰にも聞かれたくないらしく、
磯野家を借りて続きを話そうとするが花沢が勝手についてきてしまう。
なんとか花沢を撒き、夢の続きを聞くと中島の結婚相手はなんと花沢だという。

アバン「新婚旅行の心得」
始まり方がキテレツ大百科の雰囲気(カーテン閉め警戒)
この時点で中島の様子が少しおかしいのがちょっと面白い。

効果音顔面ブーが強烈
甚六と花沢が会話する!!珍しい気がする

カツオ「よし 鍵をかけたぞ。」
▲花沢を撒いた直後のシーン、妙に念入りで笑える。

中島「本当に誰もいないのか?」
カツオ「タマもいない。」
▲雪室ジョーク。
「だれ」と「タマ」をかけているようにも感じる。
カツオの表情、言い方も絶妙。

カツオ中島に嫉妬回かと思いきや花沢xカツオ回

Bパート:当たりすぎる占い(No.8581)スギ2

サザエの雑誌が「マスオに小さいミスが続いて大きな災いが起こる」と預言。
その通りに小ミスが続いたため、当たるであろう大きな災いに怯えてしまうマスオ。
代わりにサザエが占ってマスオを励ますとドンドン運気が上がり…

財布を会社に忘れて愉快なマスオさん…
前の話に続きかおりと早川の顔面にバツマーク

Cパート:波平、スカウトされる(No.8456)あみや3★

電車で人助けをした波平。
その様子を見た人物から「父コンテスト」にスカウトされ、
なんと出ることに。 意気込んでハッスルする波平。
当日、会場に波平の姿がない!
困った老婆を助けて遅刻してしまったのだった。

この回のみ作品ナンバーが-100
タイトルが「人名、~る」のパターン。ただし「~する。」ではない。
デジタルな動きのバーバー
駅に海のポスターがあるが「旅」の文字は無し。
ベレー帽の原作ネタの拾い方になぜか最近のまる子感を感じた。
(どことなく原作ネタを入れてくる感じが…むしろまる子が寄せてきているのだろうが)

人助けをしてスカウトされ、人助けをして失格になってしまった波平。
脚本の構成が匠。

6月25日

副音声が男性

伊佐坂軽の声優が交代(山田礼子→駒谷由衣)(Bパートに登場)
(裏のお婆さん役は継続)


Aパート:マスオの影武者(No.8582)雪室1

マスオが会社の同僚と磯野家で飲み会をすると、
誰かがマスオの靴を履いて帰ってしまったらしく、知らない靴が玄関に残っていた。マスオが会社に持っていくが、持ち主がみつからない。
そして家の中ではカツオが落とし物のシャーペンを発見、それをテストで使うと良い点数が出て…

雪室ミステリー回
アバンサザエがマスオの影武者にメンチを切る。副音声では「睨まれる」。この原作ネタから話が広がり、
・持ち主不明の靴
・持ち主不明のシャーペン
と謎が広がっていく。
察しの通り両方の犯人はマスオの影武者(名前は海老沼)

タラ「シャーペン」

Bパート:賑やかなお洗濯(No.8575)城山4

サザエが洗濯しながら合唱、裏爺も珍しくノリノリで歌う
裏婆はもっと二人に歌ってほしいらしい。
この歌に伊佐坂家もノリノリ
サザエは子どもたちの服を洗濯するついでに家に呼び、皆で大合唱

この回から伊佐坂軽の声優が交代(山田礼子→駒谷由衣)

裏爺がかなり張り切って歌う 。
磯野家、伊佐坂家、裏老人家の洗濯シーンが続き、
それぞれの生活感を感じる回。

登場した歌
・野ばら
・でんでんむし
・静かな湖畔の森の影から
・シャボン玉

Cパート:気分転換のすゝめ(No.8579)中園3

仕事でミスし落ち込むマスオの気分転換のため映画に誘うサザエ。
初っ端から遅刻をやらかす二人。
しかしマスオは感情豊かなサザエが可愛く、良い気分転換になったようだ。

アバンかぼちゃ被ってミス日本(原作ではミス・カーニバルといっている) バイオリン風BGM(映画館のシーン)

家にいたカツオと波平、共に気分転換に失敗する。
気分転換オムニバス形式。




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