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アニメ「ちびまる子ちゃん」関連のCD

アニメ「ちびまる子ちゃん」関連のCDについて記す。

CDを探すときの参考になると嬉しいのだが。
特にBGM関連は他のサイトでは曲名くらいしか書いていない。

発売順である。

劇場用映画「ちびまる子ちゃん」オリジナル・サウンドトラック

発売日:91/03/06
(映画の公開は90/12/15)

「ちびまる子ちゃん 大野君と杉山君」のサントラ。
インスト曲の直前に劇中の台詞が入る。
そのためドラマCDのような編成となっている。

以下収録曲をピックアップして紹介。

1.オープニング・テーマ「おどるポンポコリン」
フルの尺。ただし、曲開始直前に冒頭のまる子の自己紹介セリフが入る。

5.「アイドルまる子」"勇気を出して"完全版
劇中の挿入曲。本編では途切れてしまう曲だが、このCDには完全版が収録。

6.「アイドルまる子」"勇気を出して"完全版カラオケ
上記曲のボーカルなし版。

19.「お姉ちゃんの1500mリレー」
「ミュージックコレクション」に収録されている「まるちゃん絶好調!」の2曲目のアレンジ。
お姉ちゃん、この映画一番の見せ場(!)
まる子のクラスメンバーに応援されギョッとし恥ずかしパワーで加速する。(笑)

24.「沖縄民謡「安里屋ユンタ」」
劇中ではスピーカーから流れるため音がこもっているが、
このCDでは無加工でフル尺で聴ける。

25.「男子騎馬戦」
26.「大野のピンチ」

この映画で重要なポイントとなる騎馬戦の曲。
渋くカッコいい。
普段戦闘シーンがないちびまる子ちゃんにおいて、
運動会という一大イベントでまる子のクラスが別のクラスと戦う、
という展開が熱い。
なお藤木も杉山の騎馬としてがんばっている。

28.「おじいちゃんとおばあちゃんのワルツ」
劇中挿入歌。じいさんばあさんのカップリング曲。
劇中ではフェードインして食い気味に始まるが、このCDではフル尺で聴ける。
後に発売される「ごきげん~まる子の音日記~」収録の「若き夢の日」に似ている。

32.「1年3組合唱曲「きちきちバッタ」」
映画本編ではまる子のクラスの会話と被っているがこのCDでは被らず聴ける。

33.3年4組合唱曲「大きな古時計」
映画本編では途中で大野の声が出なくなってしまうが、
このCDには無事歌い切るバージョンが収録。杉山は歌わない。

43.「友達の歌」
ブックレットによるとこの曲はさくらももこ氏が6年生の時に実際に使われていた学級歌だった。とのこと。

44.エンディング・テーマ「ゆめいっぱい」
フルの尺。ただし曲開始直前に大野と杉山のセリフが入る。

45.未発表曲「騎馬戦のあと」
46.未発表曲「おどるポンポコリン」インストゥルメンタル・スローバージョン
上記2曲は映画の没曲。


ごきげん~まる子の音日記~

発売日:91/4/28

アニメちびまる子ちゃん放送開始翌年に発売されたCD。
この時期のちびまる子ちゃんは
「おどるポンポコリン」のアニメーションやこのCDのメンバーからしても
まる子、たまちゃん、丸尾くん、花輪くんの4名がメインであったことがうかがえる。

ブックレットによると「まる子の世界を音楽で表現するとどうなるか」がテーマ。
普通のアニメCDというよりかは「さくらももこによる音楽作品」のような側面が強い。
ブックレット自体が分厚く、楽曲のイメージイラストが多く掲載されている。
また、全ての曲の作詞をさくらももこが手掛けている。

以下収録曲をピックアップして紹介。

2.「ちびまる絵かきうた」
ブックレットによるとこの曲は元々主題歌として制作された。
作曲が矢野顕子氏
「まるまるぜんぶちびまる子ちゃん」に収録されている「まるちゃん絵かきうた」とは別曲。

3.「キャキャ」
母すみれと父ヒロシのデュエット曲。
今は夫婦だがかつては恋人同士。
この二人がカップルだった頃に流行った曲、がテーマらしい。

4.「イントゥ・ザ・丸尾音頭」
丸尾くんをモチーフとした曲。

5.「乙女の微笑み」
お姉ちゃん(さくらさきこ)のキャラソン。
いつもはクールなお姉ちゃんも、時には夢見る乙女。
極稀に本編でも使われている。

7.「若き日の夢」
じいさんばあさんのカップリング曲
老夫婦のアイ・ラブ・ユー。渋い。

8.「ボクへようこそ」
花輪くんをモチーフとした楽曲。
花輪くんの心の中に入り、彼に呼びかけられ翻弄される。不思議な曲。
ブックレットに描かれているイラストがすごい。

▲花輪君の頭の中とは…?キミの目と耳で確かめよう!

9.「B級ダンシング」
はまじ、関口、ブー太郎によるキャラソン。
後に「ちびまる子ちゃん わたしの好きな歌」で使用される。
「わたしの好きな歌」ではこの「ごきげん」に収録されているイメージイラストを忠実にアニメーション化している。

10.「ヒロシの入浴」
後に「ちびまる子ちゃん わたしの好きな歌」で使用される。
「B級ダンシング」同様、「わたしの好きな歌」ではこの「ごきげん」に収録されているイメージイラストを忠実にアニメーション化している。

11.「仲よしマーチ」
現在(2023年現在)使われているサブタイトルアイキャッチはこれのメロディ。

12.「夜の旅」
作曲が矢野顕子氏
このトラックのあとに「ふろく」が収録されている。


ちびまる子ちゃん わたしの好きな歌 オリジナルサウンド・トラック

▲付属しているカレンダー

発売日:92/12/16
(映画の公開日は92/12/19)

同名映画のサントラCD。
93年のカレンダーが付属している。

このCDは中古相場が高い。(筆者購入時5480円、平均7000円)
この映画は権利的な都合からか93年のVHS、LDでの販売以降、長い間ソフト化がされていなかった。
(ただし2010年代にWOWOWなど、CSでの放送はされてはいた。)
映画自体は2022年末にようやくBD、DVDで再販されたが、
このサントラは再販されていない。

ヒロシの替え歌「鼻くそ丸めて豆仁丹」は収録されていない。

劇中は省略されている曲が多いが、このCDでは全てフルで聴ける。

収録されている曲は恐らくそれぞれのアーティストのCDなどで個別に買うことも可能かと思われるが
「めんこい仔馬」と「組曲「ちびまる子ちゃん わたしの好きな歌」」はこのCDでしか入手できない。

なおこの映画の直前にちびまる子ちゃん第1期が最終回(92/09/27)を迎えており、
第2期はこの映画から3年後に放送開始(95/01/08~現在放送中)

1.「めんこい仔馬」
映画開始時の曲から始まる。
お姉さんに3番以降の歌詞を教えてもらう場面で、お姉さんの歌声が入っていないバージョン。
…つまるところ合唱バージョンが収録されている。
馬が戦場に行く悲しい部分ももちろん収録

2.「1969年のドラッグレース」
歌:大滝詠一
3.「ダンドゥット・レゲエ」
歌:Campur DKI
花輪くんが好きな歌として選んだ曲。

「1969年のドラッグレース」と「ダンドゥット・レゲエ」は花輪くんが主役である。
ちびまる子ちゃんという作品にとって花輪くんは欠かせない人物であることがわかる。
(といってもこの曲以降花輪くんの出番は少ないのだが。)

4.「ヒロシの入浴」
元々「ごきげん~まる子の音日記~」に収録されていた曲。
劇中では曲の途中でお母さんが現れるが、このCDおよび「ごきげん」では最後まで収録されている。

5.「はらいそ」
歌:細野晴臣

6.「買い物ブギー」
歌:笠置シヅ子
はまじが選んだ曲。また、はまじのじいさんの子守唄。
このCDでも「ツンボ」のワードは使われていない。

7.「星を食べる」
歌:たま
たまはED曲「あっけにとられた時のうた」よりも先にこちらで関わっている。

8.「B級ダンシング」
はまじ、関口、ブー太郎によるキャラソン。
元々「ごきげん~まる子の音日記~」に収録されていた曲。

9.「組曲「ちびまる子ちゃん わたしの好きな歌」」
劇伴曲。
1トラックに4曲入っている。

・ジャングルジムからお姉さんを見送るシーン
・お姉さんの家に案内されるシーン、永沢から本をもらってたまちゃんと帰るシーン
・お姉さんと良一が別れ話をするシーン(直後のお姉さんが良一を追いかける曲は未収録)
・ラストシーン、雑誌に絵が載ったお姉さんが語るシーン

10「だいすき」
歌:高橋由美子
彼女はこの映画でお姉さん役を演じている。
このCDとは別に同時期に8cmCDが発売されている。
作詞はさくらももこ

このサントラ及び映画では楽曲は使われていないが、
丸尾は「校歌」
藤木は「ゲゲゲの鬼太郎」
永沢は童謡の「かあさんの歌」
山田は西城秀樹の「傷だらけのローラ」
を好きな歌として選び、絵を提出している。


まるまるぜんぶちびまる子ちゃん

発売日:04/10/20

ちびまる子ちゃんの歴代主題歌とキャラソンが収録。
塗り絵とすごろくが付属している。
「アララの呪文」のダンスムービーが収録されている。(PCで再生できる)
ED版の流用ではなく、まる子とたまちゃんが踊っており爆チュー問題は登場しない。
なおこの映像で使われている音源はTV版サイズである。

放送開始~04年頃の「アララの呪文」まで収録。
これ以降の主題歌はバラ売りで、まとまったものは出ていない。
キャラソンは第2期開始時によく使われていた。
なおキャラソンの作詞は全てさくらももこ氏。

残念ながら
「花輪くん「赤いポルシェに乗らないか?オレの家は金持ちさ」」
「かずひこくん(花輪くんによる「ハミングがきこえる」)」
「ローラースルーゴーゴー回のはまじのマッハGOGOの替え歌」
などは収録されていない。

1.「おどるポンポコリン」
歌:BBクイーンズ
初代エンディングテーマであり現在のオープニングテーマ。

2.「アララの呪文」
歌:爆チュー問題
歴代EDでもっとも使用期間が長かった楽曲。

3.「ゆめいっぱい」
初代オープニングテーマ。

4.「走れ正直者」
歌:西城秀樹

6.「針切じいさんのロケン・ロール」
歌:植木等
「まる子みんなにバカにされるの巻」にて
まる子が「あたしゃ将来、クレイジーキャッツになる」と宣言していたことから共演。

7.「ハミングがきこえる」
歌:カヒミ・カリィ
放送当時、「暗い」と新聞に投書があったとされる楽曲。

8.「あっけにとられた時のうた」
歌:たま
「わたしの好きな歌」で楽曲が使われていた"たま"によるエンディング・テーマ。
「星を食べる」とうってかわってコミカルな曲。
雑誌「私たちの好きなちびまる子ちゃん」掲載の
スペシャルインタビューによると歌詞より先に曲が作られている。
また、TV版の「クックック」はさくらももこ本人によるアテレコらしい。

9.「おどるポンポコリン」
歌:Manakana・泉谷しげる
こちらはマナカナバージョン。

13.「休日の歌(Viva La Vida)」
ちびまる子ちゃん歴代主題歌の中では珍しくさくらももこが作詞に関わっていない楽曲。
(これ以外では初代OP「ゆめいっぱい」のみ)

15.「インターション(ちょっとひと息)」
3代目サブタイトル曲(まる子がシャボン玉を吹く)

16.「すばらしいおじいちゃんまる子心のうた」
おじいちゃんを称えるまる子のキャラソン。
「潮干狩りに行くの巻」で使用。

18.「おいぼれじいさんのテーマ」
友蔵のキャラソン。
このCDに収録されているのは初代友蔵役である富山敬による歌唱、のはず。

19.「胃腸のマーチ」
山根くんのキャラソン。
「おっちょこちょいのかよちゃんの巻」で使用。

26.「青いクチビルのうた」
藤木のキャラソン
メロディ自体はBGMとしてよく使われている。

28.「藤木ひきょうのテーマ「ひきょう者」」
藤木のキャラソン。
「どうせこの世など 裏切りだけの砂漠さ」
ダークなさくらももこ節が光る詞がとても良い。
「藤木のひきょうを直す会の巻」」などで使用


ちびまる子ちゃん ミュージックコレクション(再販)

発売日:96/11/21、15/01/21(再販)

TVシリーズで使われている、おなじみのBGMを収録。
2015年に再販されたためCD自体の入手は容易。
1トラックに3曲ほどが繋がって収録されている。

再販版はANIMEX1200シリーズの一環として復刻発売された。
安価の代わりにブックレットがなく、曲の解説が収録されていない。
なので解説書が欲しい場合は希少な96年版を探す必要がある。
96年版は裏地が赤背景である。(再販版は青背景に曲名が書かれている。)

「青いクチビルのうた」のメロディのインストBGMは未収録。

以下は再販版での感想。

1.「「ハミングがきこえる」出演者バージョン」
まる子とたまちゃんが歌うバージョン。

3.「まるちゃん絶好調!」
3曲目は「長山君をたたえる歌」のメロディ。

6.「まるちゃん絶体絶命」
まる子が野良犬に追われたとき…などのBGM。

7.「まるちゃん有頂天!」
4曲目はクリスマス回のミスターXのテーマ。チャック・ベリー風のギターから始まる曲。

8.「大の仲良したまちゃん」
3曲目になぜか緊迫した時の曲が収録。(多分山根や小杉が暴れたときの曲。)

11.「ベイビィ~、花輪くん登場」
1曲目は花輪くんが登場するときのクラシック的BGM。
3曲目はやらかしオチでよく聴く曲。

13.「火事を振り払え永沢くん」
1曲目は「たまえとまる子の親友の歌」のインストアレンジ。

15.「立て!立ち上がれ山根くん」
1曲目は「胃腸のテーマ」のインスト。
2曲目も「胃腸のテーマ」だが少しアレンジされている。

16.「…野口さん」
1曲目はピンクパンサー的なスニーキングBGM。

3曲目はお祭り的な曲

17.「友蔵&ヒロシ」
2曲目はやらかしオチでよく聴く曲。(トランペット)

18.「おかあさん」
1曲目の始まり部分は一時期アイキャッチに使われていた。

20.「「あっけにとられた時のうた」出演者バージョン」
まる子たちが歌うバージョン。

21.「サブタイトル音楽/アイキャッチ音楽コレクション」
以下の順

初代サブタイトル(お母さんが窓を閉める)
2代目サブタイトル(真ん中の円に皆が顔を出す)
3代目サブタイトル(まる子がシャボン玉を吹く)
初代Bパートアイキャッチ(照れるまる子、後ろにタンバリンを叩くうさぎ)

22.「予告音楽コレクション」
4曲収録。予告映像の資料が手元にないため調査不足…

1曲目は最初期の予告
2曲目は走れ正直者の時期(だったと思われる)

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