「サザエさん展 THE REAL」レポート記事

ギオ

2022年7月16日 13:54

サザエさん放送50周年を記念し、
2019年～2021年に開催されていた「サザエさん展 THE REAL」

本来50周年は2019年であったが感染症拡大のため、
場所によっては延期を重ね、
1年ほど遅れながらも無事開催された。

今回の記事は今更ながらその「サザエさん展」を振り返ります。

※2019年～2021年に行われたイベントです。
写真はいずれも写真OKのエリアのものを掲載しています。
パンフレットや当時の記憶を頼りに書いています。

デパートのエスカレータを上がるが、視界の先には普通のお店…
「(サザエさんは)どこだ…」
と思い横に目をやるとデカデカとサザエの顔面の看板があった。
ガハハ。これか。

笑いをこらえながら店員さんに前売り券を渡し、
しおりや前売り券特典のシールをもらって中へ進む。

展示エリア入口前。

さっそく磯野家の家の門が鎮座している。
屋根の上にはタマのぬいぐるみ(市販品)がいて、とても可愛い。
雰囲気たっぷりである。
現実に再現されているものをみると気分がハッスルする。

正門を抜けるとまずは磯野家メンバーの紹介が掲載されていた。

なおプロフィール文章はフジテレビ公式サイトに掲載されているものと同じである。
参考：https://www.fujitv.co.jp/sazaesan/character.html

少し奥ではアニメサザエさんの映像が流れていた。
これは撮影禁止である。(上記写真にちらっとあるのでモザイクで処理)
当時の私のメモによると「磯野家振り返るかい　昔の　撮影禁止」
…たしか玉手箱的な入れ物が出ていた記憶があるので
「磯野家うちあけ話」あたりだろうか、うろ覚えである。

少し進むと

サザエさんの５０年

**「サザエさんの50年」**
4枚に分かれてサザエさんの歴史(2019年まで)掲載されている。
この会場で売られていたパンフレットにも同じものが掲載。
また、2019年に発売された「サザエさんヒストリーブック」に
掲載されているものとだいたい同じ(歴史なので当然)だが、
紹介の文章やスクショが同じ回でも使われている文章は流用でなく別物。

リアル磯野家(グループ１)出現

今回の目玉、**リアルサザエさん一家**である。
ここではリアルフネ、リアルカツオ、リアルタラオ、リアルワカメと遭遇。
シチュエーションは…よくわからない。向き的に客室にいるお客さんを出迎えているのだろうか。
なお今回のリアルサザエさんたちは特殊メイクなどを手掛ける「**自由廊**」による作品。
耳や丸刈り頭の手触りも本物らしく作っているらしい。
(ここに展示されている彼らには触れられません！)

そしてこの「茶の間」のセット、
部分的に前回のサザエさん展で使われたものと同じ？

参考：前回の「みんなのサザエさん展(2013～2015)」の茶の間写真
茶箪笥やカーテンが同じ。
テレビ下の台もよく似ている。

基本的に会場内はアニメ以外は撮影OKという説明だったはず…
前回のときはもう少し厳しかった記憶。

フグ田タラオ(3才)
タラの後頭部は髪を植え込んだあとバリカンで刈って作成(とパンフレットに記載)

耳より高めのボブカット
パンフで「現代では特殊なヘアスタイル」とコメントされていた。

カツオさんの「K」の文字はアップリケ刺繍(？)
タラオ同様、髪を植え込み後バリカン
本来彼の肉体の一部に触れられるコーナーがあったようだが…
(この件はこの記事終盤のパンフレットの紹介に記載)
瞬きしたらすごそう

紹介パネル

更に奥に。

撮影スポットリンゴ＆リアルタマ

**リアルタマのパネルとの写真スポット。**
リアルタマはここのみの登場。

なおリアル磯野家はまず3Dデータで作られてから、
3Dプリンターで印刷をしてシワや毛穴を作って
髪の毛を植え付け美容院でカットという作り方らしい。
タマはおそらく毛の植え込みが難しいと判断され、
パネルのみの登場となったのではないだろうか？

また、隣にはOPの最後のシーンに登場する果物紹介パネルが展示されていた。
(書籍「サザエさんと日本を旅しよう！」の97ページに掲載されている情報とほぼ同じ。)

THEサザエさんクイズ１

会場内でたまに登場する**サザエさんクイズのパネル。**旧姓や名字問題が多い。
黄色の答えはホリキチです。()

クイズを抜けると…

磯野家のジオラマ

磯野家がミニチュアで細かく作られている。
注目すべきはトイレ(2枚目の左)。
磯野家のトイレは汲み取り式であり、男性用小便器もあることが分かる。
なおこれは「アニメサザエさん公式大図鑑」や
「サザエさんヒストリーブック」では記されていなかった情報である。
私が帰宅後見逃した～と気になっていたカツオの部屋のMOONのポスター。(１枚目、入口横)
どうやらしっかり再現されている。もう少しじっくり見ておけばよかった…
なおこのジオラマはパンフレットでは花沢花子が紹介している。

ジオラマ近くに貼られていた**間取りの解説**。
磯野家の間取りネタはしゃぶり尽くされておりもはや定番であるが、
やはりここでもトイレへの言及がない。
パンフレットでは花沢がしっかり言及しており、
「実は男性用もあるんです。放送ではほとんど映らないので初めて見る人も多いんじゃないかしら？」と磯野家のトイレをピックアップしている。
さすが花子。

そしてその隣には…あ

リアル磯野家(グループ２)と遭遇

でました！今回の目玉、リアルサザエ、リアルマスオ、そしてリアル波平。察するにマスオがお弁当を忘れたのを届けに来た場面だろうか。

特徴的なモガヘアを見事に再現している。
パンフレットによると、髪の毛は1本1本植え付けているらしい。
また、髪型のセットは本物の美容院で行ったと記載されています。

しっかりトレードマークの一本毛も植え込まれている。
毛穴や肌のシワ、シミなど「ニンゲン」らしく…
手はシワシワでなく若い。

あさひが丘駅行きバス停の時刻表がしっかり載っている。アニメもこの設定なのだろうか？

神出鬼没サザエさんクイズ２

黄色の答えは泥棒です(嘘です)
なおクイズはパンフレットに同じものが掲載されています。

ダンディ問題。正解はCです！
ヒャーひげだけでもイケメン！
地味にBが難しい。三河屋の主人かと思ってましたが、
よくみると口元の表情がこの会場の公式絵と違う…誰だ…
Bはおそらく「ビールケースを持ち上げる三河屋の主人」のイラストからかと思われる。
この会場やパンフレットでは使われていない公式絵である。
なのでBはおそらく「三河屋の主人」である。
Aは「将来カツオを婿養子にしたいと考えている男」
改めて正解はCです。

そして大きめの広場にゲームコーナー。
パンフレットでは

アニメ「サザエさん」リアル体験コーナー

となっています。
「アニメの中のエピソードがゲームになっていることで、
サザエさんの世界を体感できる。」とのこと
アフレココーナーもここでした。全て無料

すべて紹介…

**「サザエさんドキドキ棒タイムトライアル」**
炎のチャレンジャー電流イライラ棒。サザエフェイスゾーン。
これは人気があった。私は体験しなかったため電流が流れるかは不明。
ゲーム中サザエさんの劇中BGMが爆音で流れるが、
おそらくこの曲は「サザエさん音楽大全」には未収録である。(テーレレレーレみたいな…速めの曲)
当時のメモ「BGMテーレレレレレーレ(速めのフルートみたいなやつ)」
頭の中では覚えているが伝えるのが難しいサウンドの世界。
この写真では何故か棒が写っていない。

**「カツオのえんがわボーリング」**
例の原作どおり、縁側でビール瓶を倒すゲーム。ボールはやわらかくて青いサッカーボール。

いくつか倒すとビール瓶の横から波平が出現する。
そして雷音とともに「バカもーん！」と叫ぶ。
音声は先代永井一郎ボイス。前回のおはぎの流用？
動画を撮らせて頂いた。何度か空振ったため波平が出なかった。
スタッフさんありがとうございます

**「サザエさんスライドパズル」**
サザエの顔面と特別協賛である日産セレナの2種類があった。
なお場所によってはこのサザエさんセレナの実物が展示されていた。

**「マスオのパンケーキダーツ」**
事前情報なしで行ったため、ぱっと見謎の台所コーナーだった。
天井を見上げると、パンケーキが的に張り付いており「ああ、これか…わはは」と納得した。

「アフレココーナー」
目玉であるはずが写真を撮らなかった…
上記のパンケーキダーツの後ろにあるのがそれです。
サザエさんのアニメにアフレコができる。らしい。個室。
パンフレットの写真では「あさひが丘録音スタジオ」の看板がついている。
感染症対策でボツになるかと思いきや、実施されていました。

最後にサザエさん物販コーナー(あさひが丘スーパー)があり、
買い物をして展示部分は終了。

次に

この時だけ導入されていた筐体

を紹介。

**「サザエさんプリントシール」**
俗に言う「プリクラ」。
感染症対策か筐体が置いてはあるもののメンテナンス中であった。

**「サザエさん記念メダル」**
物販で使い切ったので作れなかった。ぐやじい！
隣の機械で名前を彫れる。彫りたかった！ぢぐじょー！
TwitterのIDとか刻印したらかっこよさそう。柄で悩みそうだ。
写真ではワカメのPOPが見切れていた。もったいない

**「サザエさんネームステッカー」**
磯野家メンバーから一人を指名して名前シールを作れる。
シールは使えばなくなってしまうが、画像データにしてしまえば一生使える…
と考え、作ってみました。

誰にするか悩んだが、やはり主役であるフグ田サザエを指名。
自分のペンネームが載るのが少し嬉しい。唯一無二である。
ひらがなのほうが渋かったかしら。フォントも選べた気がする。

**「ガチャポン系」**
サザエさんファスナーホルダーとサザエさんご当地缶バッジ
ご当地缶バッジの柄は書籍「サザエさんと日本を旅しよう！」に掲載されているものと同じ。
写真に残っていたのはこの2種。

会場は平日であったためかそこまで混んでいなかった。
展示コーナーではオジサマから若者、
数名の親子連れがゲームコーナーにいた。

時折思うのだが、サザエさんの視聴者層やメインターゲットはどのくらいなのか。
なぜいつも高視聴率なのか、
サザエさんの人気の度合いに関しては質問されても答えることができず、
私は未知数だと思っているのでいつも不思議に思っているが、
この会場には老若男女、様々な年齢層が来ており展示物を楽しんでいた。
もともとサザエさん展目的でなく、
ふらっと街に出てきたついでに入った人ももちろんいるかもしれないが、
そのくらいの知名度や親しみで良いのかもしれない。
サザエさんは誰にでも親しまれていることが実感できた。
そんなことを思いながら会場を後にした。