お金がないなら景気を食べれば良いじゃない?

記事がまとまらん…しぬ……
最近のニュースを見ていると、どうも景気がいいらしい。
私としてはまったく実感はないというか、『景気がいい』の根拠がおおむね『日経平均株価が史上最高値』『春闘で大手企業が満額回答続出』あたりなので「あっ……(察し)」となってしまうのが正直なところ。
会社で昼飯喰ってる時にも、景気のニュースを副社長が鼻で笑い飛ばしてるのを見かけたので、「これは当社には関係ない奴だな……」と結論付けたりした。

まあ、さすがに方々のニュースでも、それだけで庶民が納得するとは思ってなかったのか、中小企業の動向に軽くでも触れているところは多い様子。日本では、雇用の全体の7割を中小企業や小規模事業者が占めるという事で、大企業が好調というニュースの影で行われているアンケートでは、景気が良くなったと実感できない人が圧倒的多数だった。
大企業が給料アップのための原資をどこから持ってくるのかを考えれば……まあそりゃそうだよなという感じ。実際に「下請けの価格転嫁に応じなかった企業が公表」されたり、日産、ビッグモーター、コストコ等の下請法違反が話題になっていて「やっぱりな」という空気も出ている。

氷河期世代の私としては、景気がいいと言って思い浮かぶのは、自分が社会に出る前までのバブル期なのだけど、もう40も過ぎて淀み切ったおじさんアイでも、アレは泡沫の夢みたいなもので、もはや生きてるうちにあんな光景は二度と来ないことはわかってはいる。だけど、じゃあこの先自分が恩恵を感じられる好景気ってどんなものなのかな? というと、これが全く想像がつかない。
今の勤め先は労組もない下請け町工場だし(そもそも大企業以外で、本当の意味で「労組が従業員のためになっている会社」を見たことがない)、取引先がほぼほぼ固定で「折り合わないのでゴメンナサイ」の選択肢はなく、材料費・輸送費高騰からの価格転嫁は多少は認められたものの、人件費アップのための価格転嫁なんてとてもとても。こんな産業構造で、いったいどんな好景気が来たら従業員の収入アップにまで波及するのやら。
やっぱ投資やら副業やらの別ルートで上澄み企業にわずかでもいっちょ噛みするしかないのかなあ? ただでさえ可処分時間が潤沢にあるわけでもないんだけど。

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