見出し画像

「ある『釣りバカ日誌』伝」

男性入居者のT.Kさんは、普段は、寡黙な方です。

話題が、出身地の”横須賀”の話題になりますと途端に雄弁になります。

横須賀には”猿島”という無人島がありますが、そこで、現役時代から退職後のほぼ毎週、釣りをされていたそうです。

標的は”アイナメ”(20から40センチのカサゴ科の魚)で、岩場に住んでいます。

”アイナメ”を釣るため日々研鑽されていたようですが、たどり着いた戦術が”手漕ぎボートに乗って、釣り糸が岩に引っかからないようにする作戦”でした。

(ヘミングウェイの小説『老人と海』のようです。)

一方、私(職員E)も田舎で、ゴムボートを漕いで釣りをした経験があります。

当然、介護の空いた時間は、漫画「釣りバカ日誌」のスーさんと浜ちゃんになります

・釣り餌は何を使われていたのですか?

 →地元の海岸で採った虫を使っていた。市販の餌より食いつきがいいんだよね。

・釣った魚は、どうされていましたか?

 →ほとんどは、家で料理したが、たまに、魚屋に卸していたね。1ぴき10円程度だけどね。

・釣り具はどれぐらい揃えましたか?

 →竿が4本程度とあとリールぐらいだね。同級生に釣具屋がいたので安く仕入れることができたね。今は、使うことはないが、捨てきれないので持ってきている・・・・・。

画像1

この写真は3M以上にもなる竿を持っていただいたものです。


ところで、アイナメで培った探求心は、銀木犀に入居されてからもその生活で、随所に見られます。以降のブログで紹介したいと思います。

2021/4/28  職員E


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?