あなたの番です 第1章終了時点での考察 住民同士の交換殺人のパターンA

まず、前提としてこの一連の交換殺人事件は大きく分けて2パターンに分けられます。

※児島佳世と甲野貴文は情報が少なくパターン分けしていません

パターンAは交換殺人がキレイに流れているのに対して、パターンBは誰にも脅迫されていない or 誰も名前を書いていないのに殺されています。またパターンBの共通点として死体の口角が上がっている(笑っている)特徴があります。

よって、

パターンA 脅迫に耐えかねた住人たちが起こした交換殺人

パターンB その交換殺人を裏で上手く操っている黒幕が起こした殺人

と考えています。

この記事ではパターンAについて順を追って考察したいと思います。

仮説や想像も入っているのでご了承ください。


犠牲者① 床島比呂志

実行犯 事故死

引いた人物 床島比呂志

書いた人物 榎本早苗

手塚夫婦の引っ越しの際に床島が挨拶に来て、カギをわざと部屋に置いていく(再度訪問するため)

理由は、後に翔太も見て手塚家のことを探り、榎本家同様に何か隠し事はないかチェックするため。

その後の住民会で交換殺人ゲームが行われる。

書いた紙引いた紙予想はコチラ↓

ここでのポイントは早苗が書いた「管理人さん」を床島本人が引いてしまったことだと思っています。

最初はゲームに乗り気だった床島の表情も、引いた紙を見た瞬間に曇ります。

ここからさらに憶測ですが、住民会後に床島はマンションの人間とマージャンをやったと仮定(メンバーは床島、西村、吉村って人もいてほしい)

床島は相当ご機嫌斜めで、住民会で行った交換殺人ゲームの話をして西村に対しても「お前も俺のこと嫌ってんだろ!」と当たり散らす、また、床島は早苗を脅迫していたことから、

その場で「これを書いたのは会長(早苗)だ!」ということまで言っていたと推測。そして、ここで西村は「管理人さん」と書いた紙を入手。

そしてその後、床島は事故により屋上から落下死。

※床島本人の指紋と下足痕から事故と推定

床島の死を知った西村は思う、交換殺人ゲームで早苗が「管理人さん」と書き本当に死んでしまった。

これをネタに脅迫できるのではないか?

そして、西村は掲示板に「管理人さん」の紙を貼る。

その後、茶封筒を早苗のポストに入れて脅迫。

この考察だと、西村は最初の住民会に参加していないのに交換殺人ゲームを知ってたことになりますが、それを匂わせるシーンがありました。

以上から、西村は意図的ではなくとも交換殺人ゲームをスタートさせてしまった人物だと推測。

事件の夜に床島とマージャンしていたことがバレると疑いがかかる、だからこそ蓬田の持ってきたマージャンマットを持って逃げるように帰ったと思っています。



犠牲者② 山際祐太郎

実行犯 榎本早苗

引いた人物 榎本早苗

書いた人物 藤井淳史

早苗は西村からの茶封筒の脅迫に追い詰められてるところに、藤井のルール違反発言にパニックとなり、

山際祐太郎を殺害。

殺害後、榎本正志と共に首を切断し指紋を焼いた(発見を遅らせるため)

山際祐太郎の首は自宅で保管し、首以外の部分を神奈川県伊勢原市の山林に放置(その後車は廃車処分)

藤井は「山際祐太郎」と書いたと住民会で発言してたために確定となり、結果、交換殺人ゲームのルール通り次は藤井を脅迫することとなる。



犠牲者③ タナカマサオ

実行犯 藤井淳史

引いた人物 藤井淳史

書いた人物 シンイー

藤井の元へ届く脅迫状が日々エスカレートし藤井はパニック状態。

当初、タナカマサオが誰かわからなかったが、診察に来たきっかけでブータン料理屋のドルジ店長と知る。

追い詰められた藤井は包丁を手に取りブータン料理屋のガスホースを切断(最初は手を下そうとしたができなかった)

たばこに火をつけたことで大爆発となり、タナカマサオは死亡。

その後、交換殺人のルール通りにシンイー部屋のベランダに包丁を投げ入れて脅迫。


犠牲者④ 袴田吉彦

実行犯 シンイー部屋の不法滞在者

引いた人物 シンイー

書いた人物 久住譲

部屋のベランダに包丁を投げ入れられたシンイーは恐怖に怯えるが、部屋でかくまってる不法滞在者を守るために警察に通報できない。

しかし、藤井の脅迫はエスカレート。

それを見かねた不法滞在者たちが、シンイーのために袴田吉彦を殺害したと思っています。



犠牲者⑤ 細川朝男

実行犯 久住譲

引いた人物 久住譲

書いた人物 手塚菜奈

袴田吉彦が死んだ後に久住に脅迫状が届き始める。

ここで久住を脅迫しているのはシンイーではなく黒幕である。

ここから交換殺人の順番関係なく、黒幕は久住と浮田を同時に脅迫。

(手塚夫婦が言っていた「もう交換殺人じゃなくなってる」はここからだと思っています)

本来のルートから脅迫されていないにも関わらず、脅迫がエスカレートして限界になった久住は、エレベーターから細川朝男を突き飛ばす。

以上、ここまでが脅迫に耐えかねた住人たちが起こした交換殺人パターンAだと考察しています。

次の記事で、交換殺人を裏で上手く操っている黒幕が起こした殺人パターンBを考察します。

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