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Tezosチェーンで注目のNFTアーティスト

はじめに

NFTアート市場は日本でも広がり注目を集めている分野です。その多くは暗号通貨Ethereumのチェーン上での取引が話題となっています。しかし、海外ではEthereumチェーンのNFTアートだけでなく、TezosチェーンのNFTアートが徐々に流行り始めています。
そこで本記事ではTezosチェーンでNFTを発行し活躍している、注目のNFTアーティストをご紹介していきます。

本記事でObjktという販売サイトのリンクを引用して、NFTアートを紹介しています。ObjktはTezosチェーン上のNFT販売サイトで、EthereumチェーンでのOpenSeaに相当するサイトと捉えていただければ良いと思います。

※Tezosと日本円の換算は執筆時点の価格に近い1tez=200円で試算を行います。


zancan

Lushtemples — Highlights of the Hike

Twitter: https://twitter.com/zancan
Objkt: https://objkt.com/profile/zancan/created

zancanは主に草や気をモチーフにしたアートで人気を博しているアーティストです。Lushtemples、Garden、A Bugged Forestといったシリーズ作品が有名です。

2022/8/16には"Lushtemples — Highlights of the Hike"が二次流通で83000tez(約1600万円)で取引されました。これは現時点でTezosチェーンでのNFT一点あたりの最高取引額であり、Ethereumに換算すれば約88ethです。

取引額からもわかる通り、彼抜きでTezosチェーンのNFTを語ることが出来ないほどの人気アーティストです。

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XCOPY

REACHBACK

Twitter: https://twitter.com/XCOPYART
Objkt: https://objkt.com/profile/tz1R8kQK1CR59su3GYpPBFHxrBokNPYWaM42/creations

Ethereumチェーンで自身のコレクションの総取引量7773ethと活躍するXCOPYですが、Tezosチェーンでも作品を発表しています。

Tezosチェーンでは"REACHBACK"という3エディションの作品のみを発行しており、二次流通で82500tez(約1650万円)、20202tez(約400万円)、31337tez(約620万円)といった高額で取引されました。


Iskra Velitchkova

Generative Zlatna i

Web site: http://iskraovelitchkova.com/
Twitter: https://twitter.com/pointline_
Objkt: https://objkt.com/profile/tz1gVKxpEGC7QW1fZyEEMEW2kgJRbpgWLNpD/created

ジェネラティブアーティストであるIskra Velitchkovaの作品は、人間と機械の関係をテーマし、どのように技術をより人間らしくできるかを探求しています。
デジタルアートのジェネラティブアートと、物理的な写真やドローイングロボットを組み合わせることで、彼女の持つハイセンスさを表現した作品は唯一無二です。

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qubibi

cg7O9ki322Uw

Web site: https://qubibi.org/
Twitter: https://twitter.com/qubibien
Objkt(qubibi): https://objkt.com/profile/tz1QRkQzVLbCGLfMjRSsvKJ94KTvkmQiXAtY/creations
Objkt(mimizu): https://objkt.com/profile/tz1bMBGiPAcaA693CWUwZts4RdwE6Dn2N4Fz/creations
Objkt(leftover): https://objkt.com/profile/tz1L7ADNWoyq1fjPHo59BifLNEkUb7V3SKrp/creations

日本のジェネラティブアーティストqubibiは、ミミズのような線を用いた作品で有名です。その線を緻密に並べることで構成された作品は圧巻です。
世界中の数多くのコレクターから愛され、3つのコレクション合計で650点8000エディションの作品が完売しているアーティストです。

🪱


Kevin Abosch

Control

Web site: https://kevinabosch.com/
Twitter: https://twitter.com/kevinabosch
Objkt: https://objkt.com/profile/tz1Sqhrj49cW9aTuwQrDa4mycnA7n5dDd7rF/creations

Kevin AboschはAIやブロックチェーンを題材にした映画、インスタレーション、彫刻、写真などの作品が有名なアイルランドのコンセプチュアル・アーティストです。 クリプトアートのパイオニアとして世界的に有名なアーティストです。日本酒の獺祭とのコラボでも話題となりました。

Ethereumチェーンでもコレクション「1111」が総取引量6028ethなど活躍していますが、Tezosチェーンでも多くの作品を発行しています。


Richard Nadler

Sunrise I Hinode I 日の出

Twitter: https://twitter.com/RichardNadler1
Objkt: https://objkt.com/profile/tz1Pu8zRmNghAHzWxsT9Cy2qXHxkCrHcB3vc/creations

Richard NadlerはTezosチェーンで発行を開始した当初からAIアートに取り組み、2022年6月に発表した"Japanese GenArt Collection"で爆発的に人気を伸ばしたアーティストです。日本をテーマにしたAIアートの作品群は、AIを用いながらも統一感があり、その幻想的な世界に多くのコレクターが虜になりました。


ciphrd

RGB Elementary Cellular Automaton

Twitter: https://twitter.com/ciphrd
Objkt: https://objkt.com/profile/ciphrd/created

fxhashの最初のアーティスト作品である"RGB Elementary Cellular Automaton"が有名です。fxhashにおいて総取引量が歴代第2位の475000tez(約950万円)です。fxhashは描画プログラム自体をNFTとして発行できる販売サイトとなっています。

"RGB Elementary Cellular Automaton"のメインプログラムはたった1180文字のコードで構成されているにも関わらず、その一つのコードで魅力的な1000通りの作品が生み出されるのは、まさに芸術です。fxhashにおいての原始であり伝説の様な作品を生み出したアーティストです。


おわりに

今回、海外で注目を集めているTezosチェーンで活躍しているNFTアーティストをご紹介しました。お気に入りのアーティストを見つけることはできたでしょうか。Tezosチェーンで活動するアーティストは数多くいます。ObjktのTopページでも作品やアーティストが紹介されているので、ぜひ探してみて下さい。


筆者: ギン(Gin)
ジェネラティブアーティスト
2021年4月よりTezosチェーンにてNFTに取り組み始め、fxhashを中心にジェネラティブアートを発表。

Twitter(JP): https://twitter.com/gin_graphic
Twitter(EN): https://twitter.com/ginzi_o
Objkt: https://objkt.com/profile/ginzi/created
fxhash: https://www.fxhash.xyz/u/ginzi_o

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