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【上級者向け】”ジャグルうぐいす”で成功する3つのポイント
けん玉を教える日々を過ごしてる。
どうも、ぎんちゃんです。
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けん玉を始めて3年。
始めた当初は「ストリートなけん玉ってカッコいい!」という気持ちで
身近にいる上手い人たちに「教えて!」と毎日のように教えてもらいました。
おかげでGLOKENのけん玉検定では一番上の”マスター”クラスにまで到達しています。
けん玉スキルを日々積み上げていくにつれて、もちろんチャレンジするトリック(技)のレベルも上がっていくわけです。
トリックレベルが上がるにつれて、教えてくれる人(教えられる人)も減り、独学で上手い人の動画を見たり、「自分で動画を撮り見返して修正して動画を撮る」の繰り返し。
正直、ものすごく時間がかかるんですよね。
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このnoteは読んだもっと上手くなりたい誰かの”けん玉力向上”の手助けになればと思います。
今回は僕が本当に苦手だった静止系。
”ジャグルうぐいす”のコツを記録していきます。
きっと、この記事を読んだ9割の人が、「何を言ってるか意味がわからない」と思います。それはそう。けん玉プレーヤー上級者向けの記事だから。
正直、記事後半に進めば進むほど超有料級な内容になっていると思います。
僕も、この記事を読んでから練習したかった。
少し長くなりますが、最後までお付き合いいただけたら幸いです。
①”ジャグルうぐいす”に必要な3つのスキル
僕はジャグルうぐいすには大前提として必要なスキルが3つあると考えています。
a.”ジャグル”ができる
b.”回転うぐいす”ができる
c.圧倒的な玉の”穴コン”ができる
です。
それぞれ解説していきます。
a.”ジャグル”ができる
”ジャグルうぐいす”は玉とけんをジャグリングして投げた玉をうぐいすする(大皿のふちに乗せる)というトリックです。
必然的に”ジャグル”のスキルが必要となってきます。
このジャグルがバタバタだと大皿のふちには99%乗りません。
”うぐいすが乗る時と同じ形で けんをキャッチできるようなジャグル”
ができるようになって、初めて”ジャグルうぐいす”への第一歩を踏み出すんです。
このジャグルについて解説すると、ものすごく長なってしまうのでジャグルについての解説はまたの機会にゆっくり書こうと思います。
ジャグ練、頑張ろう。
b.”回転うぐいす”ができる
ここで「なぜ”回転”うぐいすなのか?」「ただの”うぐいす”じゃダメなのか?」
と疑問に思った人もいるかと思います。
なぜ僕が”回転うぐいす”と言い切るのか理由がしっかりあります。
それは「ジャグリングして玉を乗せるから」です。
一般的なうぐいすは玉を真っ直ぐ引き上げて空中で大皿のふちを玉の穴に合わせにいくトリックです。
ジャグルうぐいすは、ジャグルの際に玉を地球回しのように回転させて皿のふちに乗せるのが一般的な方法です。
つまり、回転している玉をうぐいすできる能力が必要になってきます。
そこで練習するのが「回転うぐいす」です。
回転うぐいすの精度が上がれば、必然的にうぐいす、前ふりうぐいすの精度も上がってきます。
僕は『”ジャグルうぐいす”をできるようにする』と決めてから準備段階として
”前ふりうぐいす→回転うぐいす→回転けん”のフロー(流れ)で反復練習をしてきました。
結果、苦手だった”うぐいす”の精度は上がり、これまでできなかった”ジャグルうぐいす”のメイクに繋がりました。
c.圧倒的な”穴コン”ができる
”ジャグルうぐいす”に一番必要なスキルは”穴コン”です。
そう、穴のコントロール。
玉を自由自在に操り、穴を思い通りの向きに動かすのは至難の業です。
これに関しては1日、2日で身につくようなスキルではありません。
多くのけん玉プレーヤーが悩むポイントの1つではないでしょうか?
僕が実際にやっていた穴コン練習方法は2つ。
1つ目は
左手で けん、右手(利き手)で玉を持った状態で玉をジャグルのように放って けんに刺す
という方法。
これはジャグルをせずに、玉だけ同じ動きをするので、穴コンの練習として有効でした。
おかげで”ジャグルけん”の精度が上がってこれまで以上に”けん玉が楽しくなった”感覚を得たのを覚えています。
2つ目は
飛行機1.5回転スワップジャグルけん
の練習です。
1つ目で説明した穴コンの練習が安定してきたら、実際にジャグルに移行します。
その際、玉だけでなく けんのコントロールも一緒に身に付ける為に、このフローで練習しました。
意識することは、玉がゆっくり動くようにすること。
”ジャグルけん”の場合、穴が横を向いていたり少しくらい上を向いていても
剣先で合わせにいく(拾いに行く)ことができます。
ですが、玉が乱回転しているとそれすら難しくなるので、とにかく玉がゆっくり動くように意識して玉を放る練習が重要です。
”ジャグルけん”の精度が上がるということは穴コンの精度が上がるということ。
1.5回転スワップジャグルけんに関しては1年以上意識してやり続けました。
穴コンを意識してやり続けてやっと1.5回転スワップジャグルけんの精度が50%を超えた頃、初めてジャグルうぐいすに成功したのを覚えています。
穴コンを制す者は、けん玉を制す。
誰かが言ってました。
穴コン習得には時間がかかるかもしれませんが、とにかく毎日続けること。
身体に染み込ませることだと思います。
日々の積み重ね、頑張りましょう。
②”ジャグルうぐいす”で意識しているポイント
ジャグルうぐいすで意識しているポイントは『目線』です。
どういうことか説明していきます。
目線の考え方
けん玉という遊びは”目”と”脳”をとてもよく使います。
玉を見て、けんを見て、紐の動きを見て、次の動作を考えて本当に繊細なコントロールでけん玉を扱う遊びです。
穴をよく見るには目で、玉の動きをよく見る必要があります。
しかし、この玉の動きを追うのが中々うまくいかない人も多いのではないでしょうか?
例えば、走っている新幹線があるとします。
新幹線の中にいる人を見る時に真っ直ぐ一点を見つめていても新幹線の動きが速くて中に様子はわかりません。
新幹線の動きに合わせて目線を動かすと、中にいる人がはっきり見えますよね。
けん玉も同じです。
玉と目線の距離感が常に同じ状態をキープできれば、玉は止まって見えます。
プロプレーヤーの多くはこの”玉(けん)と目の距離感”が一定距離をキープするのが上手く一つひとつのトリック精度が高くなっているのも頷けます。
【Shinnosuke Togo vs Takuya Igarashi CATCH & FLOW 2022】
C & F 2022チャンピオンとKWC 2022チャンピオン。
どちらもけん玉を操る際、目との距離がほとんど同じなのがわかります。
”ジャグルうぐいす”での目線
ジャグルうぐいすで一番見たいのは”玉の穴”です。
さらに言うならば、”大皿のふちに接地する瞬間”をよく見る必要があります。
この”穴が皿のふちに触れる瞬間”を見られる時間は本当に一瞬です。
この一瞬で動作の判断をし、けんを添え、大皿のふちに玉の穴を完璧に合わせなければうぐいすは成功しません。
この接地する瞬間に、「玉を見下ろす」のか「目線の高さで受け止める」のかで成功率に差が出ることに気付きました。
玉を見る際、目線を下に見下ろせば見下ろすほど、体は前傾姿勢になります。
前傾姿勢で、皿のふちに接地した玉の衝撃を吸収しようとすると窮屈な体勢で動作しなければいけなくなります。
![](https://assets.st-note.com/img/1678785047410-xLm1a4bG0Q.jpg?width=800)
これだと、肩や肘、腰、膝といった関節の各部位で玉の衝撃を吸収することが難しくなり、精度が上がるとは言い難いです。
玉を見る際、目線と同じ高さで皿のふちに玉が接地したらどうでしょう?
![](https://assets.st-note.com/img/1678785093104-IJRfordJ1g.jpg?width=800)
姿勢は胸を張り、窮屈な体勢にはならず、玉と目の位置が近いため接地面がよく見える。
肩、肘、腰、膝での衝撃吸収も自然体でできるようになります。
けん玉をしやすい姿勢のまま、目線が玉(けん)と一定の距離感でトライできるようになれば、技の精度向上に繋がっていくのではないでしょうか。
③”ジャグルうぐいす”と”ジャグルけん”との比較
僕は目線の高さで玉を受けるのが精度を上げるコツだと感じ、
『”ジャグルうぐいす”は”ジャグルけん”に比べ玉を高く投げたら精度が上がる』
と仮説を立てました。
そこで今回、”ジャグルうぐいす”と”ジャグルけん”のトリックを比較するためにプロプレーヤーの方々に協力してもらいました。
今回協力してくれたのは
Motty プロ(Sol Kendamas)
マハル プロ(DreamKendama)
Yua プロ(KROM KENDAMA)
です。
けん玉をやってる人なら誰しもが知っているであろう世界トッププレーヤー達です。
僕自身の”ジャグルうぐいす”と”ジャグルけん”も検証材料に、比較していきたいと思います。
Motty プロ(Sol Kendamas)
マハル プロ(DreamKendama)
Yua プロ(KROM KENDAMA)
僕(けん玉先生)
動画を比較してみると分かる通り、どのプロプレーヤーも”ジャグルうぐいす”の時の方が、”ジャグルけん”に比べ玉の高さが10〜20cm程度高くなっていました。
その結果、目線が近くなり、しっかりと目で穴位置を捉えているのがわかります。
マハルプロに話を聞いたら、「無意識でやっていた」そうです。
僕自身、自分でジャグルうぐいすをするときは、玉を投げる際意識して少し高く投げるだけでも成功率が上がった感覚があります。
これが無意識にできるようになるまで意識して練習するのが良いのではないでしょうか。
④まとめ
いかがだったでしょうか?
まとめると
”ジャグルうぐいす”に必要なスキル強化
目線・姿勢を意識する
玉を少しだけ高く投げる
この3つをできるようにすれば”ジャグルうぐいす”の精度向上に繋がります。
僕もまだまだ成功率が高いとは言えません。
でも、これを意識し始めてから確実に精度は上がりました。
あとは、何十回、何百回、何千回と失敗と成功を繰り返すのみ。
もし、「実際にけん玉教えてほしい!」という人がいたら、オンライン・オフライン問わず個人レッスンも受け付けてますのでお気軽にInstagramで連絡ください。
また、イベント出演や講師依頼も受けていますので詳しく知りたかったら聞いてもらえたらと思います!
![](https://assets.st-note.com/img/1678785911779-AmJ8n9U444.jpg?width=800)
静岡県焼津市でけん玉教室も行っているのでそちらの情報もInstagramからご覧くださいね!
ぎんちゃんInstagram ▶︎ https://www.instagram.com/gin_yaizu/?hl=ja
長くなってしまったけれど、”ジャグルうぐいす”の精度アップのために練習頑張りましょう!
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鈴木 銀次郎(ぎんちゃん)
大学卒業後、幼児児童体育指導員として“体操の先生“となる。
その後、九州にてゲストハウススタッフを経験。“けん玉”と出会い世界各国の旅人とけん玉 を通して交流。体育指導員の経験から、児童100人に一⻫けん玉指導なども行う。
現在は、“上手くなるためのけん玉”のみならず、けん玉を通して子どもの身体機能の発達や健康になるためのけん玉講座など幅広く活動。
焼津市地域おこし協力隊として移住定住支援を行いながら、幼稚園、小学校などの講師依頼や地域イベントにも呼ばれている。
2022年第73回紅白歌合戦けん玉ギネス記録保持者。
2023年3月現在、世界ランク237位。
GLOKENけん玉先生/焼津おもちゃ美術館けん玉講師/おもちゃコンサルタント/幼稚園教諭一種/保育士資格
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