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プーケット旅行記

こんにちは、銀島です。
三月上旬、タイのプーケットに五泊六日で旅行してきました。マスクが強制されるヘルジャパンからの脱出と南国の太陽を浴びてセロトニンを分泌することが目的です。ですから特に行きたいところもないので、観光プランは一緒に旅行した友達に丸投げしました。
今回はそんなプーケット旅行記です。

写真中央がプーケット、ほとんどマレーシアといっても過言ではないほど赤道に近い


⑴1日目
羽田を深夜に出発。マレーシア航空では機内のマスク着用が任意らしく、飛行機の中でマスクから解放される。数年ぶりに自由になれた気がして喜びに包まれた。
日本時間で5時ごろに目を覚ました。乗継先のクアラルンプール国際空港まで7時間弱のフライトだが、体がバキバキでそれ以上寝ることはできなかった。奴隷船に詰め込まれた黒人の気分だった。
クアラルンプール国際空港からプーケットまでは1時間しかかからなかった。不安だった入国審査もラクに突破してついにプーケットの土を踏んだ。現地時間10:00のことだった。
ホテルはパトンビーチの近くで空港からは車で1時間の距離だった。プーケットでの移動は全てGrabタクシーを使った。とても便利だった。日本でも利用したいが、日本の人件費だと普段使いができないので、自動運転が早く実用化して欲しい。
初日はホテルの周りを軽く観光した。一階にはスタバがあるのに2階より上のテナントは全て空っぽで電気がついていないショッピングモールから東南アジアの虚構を感じた。
夜は屋台で肉や麺を食べた。食中毒を避けたかったので火が通っているものを食べることを心がけていた。シンハービールは結構美味しかった。物価が安いからとタイを選んだが、酒の値段は日本と大差なく、旅行中にかなり酒にお金を使ってしまった。とはいえ美味しかったからok

これ欲しいよって言ったらその場で焼いてくれる


ワニ食べた、質の低い鶏ムネ肉の味


シンハービール、美味い


(2)2日目
日本以外の国は水道水が飲めない。タイも例外ではない。とはいえ日本にいる時もミネラルウォーターを飲んでるからいつも通りではあるのだが、水を大量にホテルに運び込む作業は本当にめんどくさかった。しかも、水を運ぶ道が風俗街に面していて、重い水を持って歩いてる時にニューハーフにボディタッチされるのはかなり不快だった。
この日の朝ごはんはホテルのバイキングだった。屋台飯をかなり怖がっていた友達もバイキングで命を繋ぐことができてかなり安心していた。
この日はカタビーチまでインスタ映えな写真を撮りに行った。友達がかなりのインスタ好きで大量の写真を撮らされたが、お前の人生そんなんでいいのかと少し哀れみの気持ちを覚えた。ビーチ横の屋台でアロハシャツを買った。お手軽にHOTな気分と非日常感を味わえ、汚れることも気にしなくて良くなるため非常にいい買い物だった。アロハシャツは最終日にホテルに捨ててきた。
夜は昨日と同じ屋台に行った。だが、客引きのナワバリ争いの喧嘩に巻き込まれ楽しく飯を食うことができなかった。この旅で店員の態度は自分のメンタルにかなり影響することがわかった。日本の丁寧な接客では気がつけないことだ。この屋台だけでなくアロハシャツを買う時も1軒目の店員に値下げ交渉をしたら露骨に態度が悪くなった。ビーチバレーのボールを買いに行った時には「二度と来るんじゃねえ(意訳)」とまで言われた。タイの店員の無気力でスマホを見てるような気楽さ、自由さは好きだが、その反面すぐに態度が悪くなるのはかなりウザかった。
屋台が楽しめなかったので、すぐにトンズラして近くのバーに入った。バーには
Hong Thong、Sang som、Blend285という三種類のタイウイスキーがあり、ウイスキー好きとしては見過ごせず飲み比べをした。1番美味しかったHong Thongはお土産にした。ただHong Thongは厳密には糖蜜と米を使ったラム酒らしい。ホテルに帰って蒙古タンメンを食べてお腹いっぱいになり、気持ちよく眠りに落ちた。

バーのメニュー

(4)4日目
とんでもない早起きをした。この日はダイビングツアーだった。日本人グループ20人くらいで同じ船だった。サルみたいな大学生が船内で騒いでるのを見て、タイ人だけが態度が悪いわけじゃないのだと気がついた。同じ日本人としてとてつもなく恥ずかしかった。
ダイビングはとても気持ちよかった。また日本では見れない綺麗な砂浜や透き通ったエメラルドブルーの海に心を奪われた。
泳いでいたら左手の中指にウニのトゲが刺さったことだけが残念だった。いまだにタイピングの時に違和感がある。
あまりの疲労でこの日は早く寝た。

東海オンエアの動画に出てきてタッキーのインスタここだと思うんだよね



(5)5日目
最終日、この日は一日中ダラダラすることに決めた。というのも破産したからだ。また、せっかくプール付きのいいホテルにいるのにプールサイドでくつろがないのはもったいないと考えたからだ。プールサイドでタバコを吸いながら本を読んでいた。非常に有意義な時間だった。日光浴のおかげでかなりポジティブになれた。タイは日本よりタバコ規制が厳しいらしいが、プールサイドで喫煙可能なのには驚いた。ちなみにタイでは電子タバコは違法らしいが、パトンビーチ沿いのスタバのテラスで電子タバコ吸ってる白人女が普通にいた。この日は一日中ダラダラしていたが、友達が風俗に行きたいと言い出した。俺は破産していたし、ニューハーフに興味はないから断ったが、友達はニューハーフにチャレンジしたらしい。大腸でできた擬似女性器に挿入など正気の沙汰ではないと個人的に思うが、友達はいい体験ができたと興奮していた。とはいえ、締め付けが全くなく、体臭が特徴的で勃たせるのが難しかったらしい。その体験談を聞きながら酒を飲んだが、やはり行かなくてよかったと思った。

(6)6日目
ついにこの素晴らしき旅行にも終わりの日が来た。早起きをして空港へ向かった。帰りは偏西風の影響でフライト時間も短く、一度体験したことなので特筆事項もなく気がつけば羽田に着いていた。羽田に着いた瞬間にマスクをつけなければいけないのは本当に屈辱だった。3/29日現在、マスクは任意のはずだが、マスクを外しているのは自分以外にほとんどいない。つらくないのか?人生。ヘルジャパン。

(7)感想
この旅は「金閣寺見れた!」のような旅行とは違った。観光名所にはあまり行かず、現地の雰囲気を感じることに力を入れたからだ。屋台飯も積極的に食べたし、英語を頑張ってタイ人の友達もできた。そのような旅行だからこそ、いろいろな気づきを得ることができてとても有意義なものだった。
1番衝撃的だったのは人種の差や人種差別だ。プーケットは世界的観光地であり、白人がとても多かった。ここは白人のための場所で白人のために現地の人が働いているのだと一目見てわかるほどだった。宿泊したホテルもすごく綺麗なところだったが、gated community故の綺麗さであり、その残酷さも同時に感じた
また、軽微であるが、人種差別も受けた。レストランで横の席の中東から来た(イスラエル?)集団に声をかけられた。「Are you Korean or Japanese?」どうやら俺たちが韓国人か日本人かを賭けていたらしい。よくもまあ、気持ち悪い賭けを思いつくものだ。また韓日のように韓国を先にしたことにもかなりムカついた。その日の飯はマズかった。
とはいえ、自分でも人種の差を感じた。パトンビーチをよく歩いて水着姿の白人女をたくさん見たが、橋本環奈よりレベル高いだろという女がゴロゴロゴロといた。やはり我々の美的センスは所詮極東のサルの中でテッペンを決めているのにすぎないんだなと思った。また、自分があまりにも貧相な体をしていることにも驚いた。自分は身長もあり、筋トレをしているので日本社会では優越感に浸ることが多いのだが、白人男と比べると常に敗北感を味わっていた。そもそもの身長や肩幅、体の厚みが何もかも圧倒的に負けていた。かなりショックを受けた。しかし、筋トレのモチベがかなりあがった。人は敗北で強くなれる。
二つ目に心に残ったことは前述したが、他人の態度が自分のメンタルに大きく影響することだ。みんなお利口さんな日本社会では気づくことができないことに気づくことができて非常に有意義だった。関わる人を選ぼうと心に決めた。自分のメンタルが何よりも大切だからだ。 
最後に、日光浴の大切さを学んだ。毎日自然とかなりの日光を浴びていたおかげで旅行中は常に気分が良かった。日本では引きこもりがちだが、自分のメンタルのために日焼けを気にしながら日光と上手くつきあおうと決めた。
旅の目標であったマスク社会からの脱出と日光浴を達成できてかつ、筋トレのモチベーションが上がるという素晴らしい旅行だった。いつの日か、タイひとり旅もしてみたいものだ。

以上、銀島のプーケット旅行記でした。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。次回もよろしくお願いします。失礼します。

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