見出し画像

中国語の新聞を読んだら思いのほか面白かった話

皆さんは外国語の新聞って読んでますか?
僕は読んでます。そう、「中華新聞」を。

日本に住んでる中国人向けの新聞なんだけど、なんとなく漢字で言いたいことのニュアンスは掴めるし、忖度ない政治社会欄と移民のリアルを感じてめっちゃおもろい。

個人的に好きなポイントは3つ。
1:容赦ない呼び捨て
シンプルに名字だけで呼んじゃう。敬称なんてない。安倍晋三総理は「安倍」、沢尻エリカは「沢尻」みたいな感じで連呼される。高校のクラスメートの距離感かよ。

2:実用的すぎる読者の友欄
日本語練習・母子手帳の取り方・在留資格・子供の認知といった、「外国人が日本に住むならガチで気にすることランキング」上位に食い込むであろう話題で紙面が埋め尽くされている。生々しさは拭えないが、ここら辺の実用性を重んじるあたりに国民性が窺えて興味深い。

3:求人広告のディストピア感
新聞の約半分が求人広告でびっっっっちりと埋め尽くされている。情報の密度が高すぎ。自分の周りを「バニラで高収入」のアドトラックが5台くらい回ってるような感覚におちいる。
募集してる仕事はほぼ中華料理店のシェフか風俗のどっちか。この二択で求人の大半が埋まってしまう、という事実が日本の闇を感じさせて好き。

僕らが生きてる世界の「幅」の広さを手軽に体感できるから、ホントにオススメ。
みなさんもヒマなときは是非。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?