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プラモデルを作る(初級編)



1.はじめに

 初めまして!ギリ―と申します。普段はカードゲームの記事を書いております。
 今、世間では映画「ガンダムSEED FREEDOM」が上映されており、かなり賑わっていますね。私も観てきましたが、素晴らしいの一言に尽きますよね。
 そして、映画を観た後にこんな思いを抱いた方も多いのではないでしょうか?
 「「ガンプラを作ってみたい!」」
 私の周囲にもそのような人が多く見受けられて非常に嬉しいです!
 そこで、本記事にて初めてプラモデルを作るという方に向けて私から些細なアドバイスをお送りしたいと思います。
 正直YouTubeに全部上がっているけど、どれもレベルが高くてハードルが高く感じるという方向けです。
 全文無料で、最後に投げ銭ボタンを設けているだけですのでお気軽にご覧下さい。

2.キットを選ぶ基準

 正直なことを言うと、自分の好きなキットを選べばいいと思います。いきなり大きめのキットを作りたければそれも良いと思っております。
 そういう方ならおそらく迷うことはないと思いますが、初めは簡単に作れるやつで練習したいという方も少なくないでしょう。そういった方のためにガンプラにおけるグレードをざっくり説明いたします。
 所要時間は個人的見解であり、全員がその時間以内に組めるというものではないです。ヤスリがけをしたりして時間がかかる人もいれば初めてで苦戦する方も多いと思うので目安程度に見ていただければと思います。
 既に作るものが決まっているならスキップしてもらって構いません。

1)EG(エントリーグレード)


 一番簡単な構造のキットで、大きさは1/144、パーツ数は30パーツ前後。画像のパッケージ左上に接着剤不要、道具不要、塗装不要、シール不要と書いてあるのが特徴です。組み立て所要時間は約30分ほどです。
 文字通りプラモデル入門キットですが、各関節がしっかりと動き、ポージングも自在です。ただ、武装パーツが最低限しかなく、物足りなさを感じるキットです。
 ある程度、劇中の再現をしたような武装やポージングができるキットをお求めなら次に紹介するHGがおすすめです。

2)HG(ハイグレード)


 こちらも大きさ1/144ですが、パーツ数は一気に増え約130パーツ(キットによって大幅に変動あり)とボリュームが出てきます。組み立て所要時間は2~4時間(個人差あり)。
 おおよそ、原作再現された見た目で色分けもしっかりされているところもありますが、シールで色分けを済ませてしまう部分があったり、そもそも色分けされるべき部分が分けられていないパターンもあります。これは古いキットほどそういう部分が多く、最近出たHGモデルはかなり色分けされているほうだと思います。
 新しいキットが発売される場合はとりあえずHGから発売されることが多く、人気があればRG、MGとグレードアップされたキットが出ることが多いです。
 本格的に模型活動を始めたいならこのHGから入るのがおすすめです。

3)RG(リアルグレード)

 大きさはHGと同じく1/144、パーツ数は約300(個体差あり)。
 なんだか見た目の情報量が増えてきましたね(笑)。こちらは小さいながら、非常に細かいパーツ分けがされており、シールなどを使わなくても完璧に色分けがされています。
 シールの代わりに、リアルスティックデカールというドレスアップ用のデカールが付属しており、お好みの場所に貼る仕様となっています。
 一言でまとめるととにかくパーツが細かくて多いです。作られる際は、パーツの紛失や破損に気を付けてください。
 組み立て所要時間は4~6時間(物によっては1日以上)かかるので、一度に組み立てようとはせず、2日に分けて作ることをお勧めします。

4)フルメカニクス1/100


 こちらはグレードはついていませんが、次に紹介するMGの一歩手前のキットだと思っていただければと思います。
 大きさが1/100、パーツ数は200くらい?(あまり種類が多くなく、作ったことがないため曖昧ですみません)。
 HGシリーズを大きくして、ディテールアップしたものがこのフルメカニクスです。
 大きさに対して作りやすいところが売りのシリーズで、私も画像にあるエアリアルを積んでいます(笑)。今度作ります!

5)MG(マスターグレード)


 大きさ1/100、所要時間は8時間以上、パーツ数は多いものだと700を超える至高のガンプラとも言われるブランドでしたが、後述するPGが出たことにより、こちらも徐々にスタンダードなガンプラとなってきました。
 初心者向けではありませんが、作り応え抜群で出来上がったときの達成感はすごいものがあります。
 大きな特徴として、骨組みとなるフレームを作りそのうえに装甲として外側のパーツを取り付けるといったメカメカしい構造になっており、メカ好きには堪らない一品となっています。
 ぜひ、一度挑戦してみてほしいです!

6)PG(パーフェクトグレード)

 高いです(笑)。1万軽くは超えてきます。それだけで作ったことがないって人も多いです。私も作ったことはありません!
 サイズは1/60とかなり大きくなります。実物を見たことはありますが、ホントに大きいです!
 もし作ったことがあるという方がいらっしゃるなら私に感想を教えてください(笑)。

3.用意するもの

1)必須

  まずは最低限ニッパーがあればなんとかなります。
電気屋のプラモデルコーナーとかに売ってるような500円もしないニッパーでも十分です!
 あとは先が少し曲がってるピンセットがあれば細かいパーツを扱ったり、シールを貼るときに便利です!

2)あれば便利

·薄刃ニッパー
 パーツをキレイに切り取るときに重宝します。画像の究極と書いてるやつは、「ゴッドハンドニッパー」という切れ味抜群で切った痕が残りません!
 しかし、少々値を張るので自分のモチベーションと財布に相談して用意してください。

·デザインナイフ
 稀にニッパーの刃が入りにくいようなデコボコした部分にゲート(切り離す部分のこと)があったりするのでそういうときに使ったりします。
 最近のキットにはあまりそういった部分がないので本当にあれば便利というレベルです。

·ヤスリ各種
 こちらのパーツをキレイに切り取りたい人向けです。こちらはゲート痕をキレイにするのに使います。

こちらの画像にハッキリとゲート痕が残ってますよね。これを金属ヤスリで優しく撫でるように削るとガガガガッという音と引っかかりを感じるので、それが無くなるまで優しく削ります。
 その後紙ヤスリで600番の番手から1000番までを使って繰り返し削ると…

 完全に切った痕もキレイになり、ヤスリによる傷も目立たなくなりましたね。もしヤスリ傷がまだ気になるまら2000番以降の高い番手で削るのもオススメです!
 なお、塗装派の人はこのあとのサーフェイサーというものを吹くと傷が目立たなくなるのでそこまでやらないって人もいます。

4.実際に組み立てる


今回は劇場版で活躍したHG「ライジングフリーダムガンダム」を組み立て行きます。
早速開封して見ましょう!

すると説明書、シール、ランナー(パーツをまとめてるやつ)がいっぱいありますね。

 これは我流ですが、私の実家に意味もなくたくさんのブックエンドがあったので…

このようにランナー立てとして使ってます。
あと説明書も見やすいように下図のように立ててます。

では準備もできたので実際に組み立てていきましょう!

1)パーツの切り離し
  パーツをランナーから切り離す際に、私がオススメするのは2度切りです。
 2度切りとは1度目は下図のようにゲートから余裕を持って切り離します。

そして2度目にニッパーの刃をゲートに添えるように合わせて切り離します。

なぜこれをオススメするかというと、ランナーの重みがかかった状態でパーツを切り離すと白く欠ける白化という現象が起こります。

 下図のような感じですね。

これは2度切りの1度目の工程なので問題ありませんが、もしこれを2度切り無しで一発勝負すると切った痕が白く残ります。

では2度切りをしたらどうなるかと言うと…

このようにどこも白く残らないのでゲート痕が目立たなくなります。
 なので2度切りは面倒くさがらず、必ず行う癖をつけましょう!
 ヤスリがけする人はこのあとやりましょう。

あとは切った後に屑が出るので切り離す際は空のパッケージの上で切ると良いでしょう!

2)組み立てる

これは説明書に書いてあるパーツを順番にやるだけなので説明は不要ですね。
あとは切り離しと組み立てを繰り返していきましょう!
 


余談ですが、下のパーツは切り離し推奨です。ポーズをトル際に左右独立した可動ができるので。

3)完成

各部パーツが出来上がったらいよいよ完成間近です!

それでは組み上げて見ましょう!

完成しました!シールとかは貼ってませんが、パーツを全て使い切り出来上がりです。

無塗装、無加工で組み立てることを素組みまたはパチ組みといい、ここで一段落つける方もいらっしゃると思います。
ここまでお疲れ様でした!

 5)終わりに

自分で書いてて思うのですが、内容は薄いです。
でも初級編なのでこのくらいでいいんじゃないかと思ってます。
 ここから一歩ステップアップしたプラモデルを作りたいと思ったあなたは私と握手(笑)。
 次回中級編を書いてみようと思ってます。
ご高覧いただきありがとうございました。

以下映画SEED FREEDOM感想(ネタバレあり)
を投げ銭とします。

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