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ファンアートで味覚を借りる

こんにちは、夜枕ギリーです。

「コツを掴む」のコツって何だろうと調べたら「骨(コツ)」のことだった。生き物の身体を支える骨のように、物事を支える本質部分。それがコツ。思ったよりそのまんまな由来だったけど、逆にまんますぎて「コツ掴めてきた!」とか言いづらくなっちゃった。今まで物事の本質を掴んだことなんか一度もないので。

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以前から好きで見ていたVTuberがいて、そのVのファンアートを見てさらにV本人を好きになることがたまにあります。単純にイラストが魅力的だったからと言えばそれはそうなんですが、もう少し掘り下げると、ファンアートを通して感覚の付与がされているんだと思います。

絵描きが「私にはこう見えている!」という熱量を込めたイラストは、見た側にもそれが伝わります。「この人にはこんな風に見えているんだ」と認識したあとで配信を見に行ったりすると「あれ、このVってこんな良かったっけ?」と、今までより強く感じる魅力に驚いてしまうことすらあります。

絵に限らず切り抜き動画なんかも、何気ないセリフを字幕に起こすことで面白さが発掘されるなんていうことは珍しくないと思いますし、切り抜き未満の「ここすき」の一言だけでも同じことが起きたりすることも。

今まではこういうのって、料理で例えると美味しい部分を切り取って提供しているものだと認識してたんですが、絵描きや切り抜いた人の「味覚」を疑似的に体験してるんだなぁという話。そして一度体験すると、その感覚は覚えていられる。味覚は成長する。

というわけでファン活動最高~!という話でした。まあ逆に「この人のここ嫌い」っていう言葉が耳に入ると、今まで気にならなかったのに鼻につくようになってしまうなんてこともありますが……。

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