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もう俺がやっとくよ現象(教えるより自分でやった方がコスト低いやつ)を乗り越えろ

こんにちは、夜枕ギリーです。

日々の変化が大陸の移動レベルで微細なので日常の出来事は全部記事にしていくスタイルなのですが、最近の出来事として「サムネの指導をする」という仕事がありました。以前からサムネのお仕事を頂いている事務所に新人さんが加わるとか多分そんな理由で、その方が作ったサムネに添削・アドバイスするみたいな感じです。

依頼が「新人さんが作ったサムネを修正してください」なら話はシンプルなのですが、「新人さんがスキルアップできるよう指導して下さい」というニュアンスだったのでまあ難しい。

「私ならこうする」という作例を示すだけなら何も考えなくていいけど、「何がダメだったのか」「どう修正するのか」「その修正によってどういう効果が得られるのか」という、自分の中だけなら経験や感覚でやっている部分を言語化して説明する必要があります。

例えば「もっと要素Aを目立たせたい」という場合でも、なぜ目立っていないのか(明度?彩度?専有面積?位置?シルエット?質感?周囲要素との相性?)を読み取り、より有効な手段で対応することになります。

大抵は原因が複合的な理由だったりするし複合的な方法で修正したりするので、その場では通用する具体的な解決方法を伝えても、私が預かって修正するのと意味が変わらなくなってしまうんですよね。

学ぶ方の立場で考えると今後も様々なサムネを作っていくのであれば、修正指示の本意を読み取る能力が必要だし、そこから自己判断・解決できる応用力を鍛えないといけない。といってもいきなりは難しいので、そこを言語化するのが教える側の役目。

有償依頼までして頂いているので「見て学べ!」というスタイルで行くわけにもいかないし、自分なりに意図が伝わるよう考えながら進めています。教えながら完成まで導くって自分でゼロからサムネ作るより大変かもしれない。あんまり口出ししすぎるとクリエイティブな部分を潰してしまう可能性もあるし。


言うて私のサムネレベルも素人に毛が生えたようなもんですし、指導と言っても半年前に入った先輩アルバイトみたいなもんなので、ここまで書いておいてバイトリーダー的な自意識が恥ずかしくなってきた。

しかしこれで「新人ちゃんが使えるようになったから内部で回せるし、ギリーちゃんへの依頼はおしまい!」ってなったらどうしよう。追放ラノベでも書くか……。


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