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労働に払い続けていた心的コストは別に払わなくてよかったかもしれない

こんにちは、夜枕ギリーです。前回の記事で尻の妖怪について述べたら高評価の数が普段の2~3割くらいしかありませんでした。この結果を真摯に受け止め、今後なるべく尻の妖怪についての記事は控えるようにします。


10月から委託で月~金の昼間の仕事が始まっているのですが、週末を迎える喜びというものも久しぶりに感じています。金曜夜の飲酒は最高。同時に今日のような週中のダルさや月曜を迎える辛さ、朝起きる苦しみも感じてしまうわけですが……。

ただやはり在宅だとその辺の苦しみが比較にならないほど軽いです。まず単純に通勤時間が無くなり身だしなみも必要最低限になるので、通勤時代より1日が長くなります。それも往復2時間の通勤が無くなるから2時間長く使えるとか単純な計算ではなく、何やかんや体感的にその1.5~2倍は自由になる。

さらに文字通りホーム……自宅という圧倒的に守護られた自分のテリトリーで過ごすことになるので、地形ダメージが無くなりました。ご存じの通り職場というフィールドは毎ターンダメージ判定があるので、座っているだけで体力と気力がどんどん削られていきます。

たまに会社で回復するという個体もいるようですが、あれは悪属性のレアケースなので参考にしてはいけません。労働は悪なので、悪属性だとバフがかかるらしい。運悪く上司がこのタイプならさっさと逃げましょう。


今までの仕事やバイトを辞めた理由に「朝、身体が動かない」というものがありました。仮に睡眠を8時間確保して肉体の疲労も取れてる状態でも、出勤しようとすると謎の力で体が重くなり会社に向かう足が動かない。酷いと布団から起き上がれない。

今思うと完全に鬱の症状なんですが、上司が嫌とか仕事が嫌とかの感情が蓄積されることによって、会社という場所そのものに強力な抵抗が生まれ、出勤するだけでめちゃくちゃ心的コストがかかっていたんでしょうね。「このボタンを押すと全身に強力な電流が走ります」というボタンを自分で押すのは、電流のダメージ以外に心にも相当な負担があるみたいなイメージ。

というわけで在宅仕事サイコー!という話。ただ注意点として、在宅でもWEB会議で顔を突き合わす上司が嫌だとか、仕事内容が嫌なものばかりだったりすると、聖域だったはずの自分の家が悪の労働概念と結びつき瘴気に侵食され、自宅にダメージ判定が生まれるという怖い話もある。


社会に出てから労働に対する価値観というものが割とコロコロ変わってる自覚があるんですが、ここ1年の変化ではわりと生きやすい方向に転がった気がします。じっくり書くと+1000文字くらいになりそうなので続きは次回にでも。

私みたいに二十歳そこそこで(結果的に)就職ガチャをドブって、「労働は悪」という観念が心に刻まれてしまうと、その後の人生ず~っと払わんでいい心的コストを払い続けることになるので、そこを緩和していく話は世の中にもっとあってもいいと思う。

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