技術士建設部門【口頭試験】の傾向と対策//口頭試験までの準備・対策と口頭試験の流れや受け方
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/建設部門【口頭試験】
/口頭試験までの準備と口頭試験の流れ・受け方
【当ページ掲載記事の要旨】--------------------■
・口頭試験対策としての「受験申込書」の作成
・口頭試験における「技術的体験論文」と「業務内容の詳細」の位置付け
・口頭試験までの準備
(筆記試験回答の復元/業務内容詳細の想定問答など)
・口頭試験の流れ
・口頭試験の受け方・基本スタンス
・その他の準備と試験当日の注意事項
(ホテルの宿泊予約や筆記用具、服装などその他の準備)
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注記)noteのテキストエディタでは表の作成が困難であるため、一部の記事は.doc又は.xlsをダウンロードする形式としている。
口頭試験は、受験申し込み時からスタートしている。「業務経歴」と「業務内容の詳細」を提出する際に、口頭試験を意識して記載した受験者もいればそうでない人もいると思うが、この両者で口頭試験対策の内容は違ってくる。
口頭試験は、2~3名の試験委員と受験者のコミュニケーションの中で、「技術士としての実務能力」と「技術士としての適格性」が評価され、合否判定が行われる試験である。
当記事では、受験申し込み時に提出した実務経験証明書(業務経歴/業務内容の詳細)を基に、口頭試験に向けてどのような対策を行えばよいのか、口頭試験はどのような姿勢・スタンスで受ければよいのか、口頭試験でのコミュニケーションではどのようなことに留意・注意しなければならないのか、などについて、口頭試験が試験委員とのコミュニケーションで行われることを踏まえて、一般的な口頭試験の流れとともに解説している。
また、口頭試験は東京で行われるため、東京近郊以外に在住の受験者は宿泊の手配などの準備も必要となるため、これらの必須の事前準備についても解説している。
🟧口頭試験対策としての受験申込書の作成
技術士第二次試験の申込の際には「技術士第二次試験申込書」と「実務経験証明書(業務経歴/業務内容の詳細)」をすべての受験者が提出している。
受験申込書は、大きく2つの内容から構成されている。
この2つのうち重要なのは「実務経験証明書」である。これは、受験資格条件に規定されている年数の経歴があるかどうかを証明する目的で用いられるだけではなく、口頭試験で試験委員が受験者の経歴を確認し、コミュニケーション、リーダーシップ、マネジメント能力を発揮した業務があるかどうかを確認するために用いられる。口頭試験で最も重要となるのは、「実務経験証明書」の下方に設けられた「業務内容の詳細」のスペースである。
この「業務内容の詳細」に記載した内容が、口頭試験で試問される。ここを受験申込書作成時点でどれだけ充実させていたかが、口頭試験の合否に大きく影響する。なお、「業務内容の詳細」に記載する業務がどれであるかは、「業務経歴」の記載行の左端の「詳細欄」に○印を付すようになっている。
もうひとつの「技術士第二次試験受験申込書」は、他の試験と同様に、受験を申し込む受験者の個人データや技術部門・選択科目・専門とする事項などの情報、及び受験資格等を記載する部分である。いわゆる、事務的な内容を記載する部分であり、ここは、正確に情報を記載すればよいので、他の試験申込書と変わりがないと考えられる。
🟧「技術的体験論文」と「業務内容の詳細」の位置付け
平成24年度試験まで口頭試験の重要な資料となっていた「技術的体験論文」は平成25年度試験から廃止された。その代わりに受験申込書の「業務内容の詳細」に書かれた内容をもとに口頭試験が行われる。そのため、「業務内容の詳細」を書き出す前に、ここでは、これらの口頭試験での位置付けやそれぞれの違いを確認しておく。
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