技術士建設部門【選択科目】の傾向と対策//国土交通白書から予測される令和6年度の出題テーマと解答論文の具体的な構成・作成方法
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/技術士建設部門【選択科目Ⅱ・Ⅲ】
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解答論文の具体的な構成・作成方法
【当ページ掲載記事の要旨】--------------------■
・【選択科目Ⅱ・Ⅲ】出題形式と問われる内容
・【選択科目Ⅱ・Ⅲ】国土交通白書と出題テーマの相関
・【選択科目Ⅱ・Ⅲ】解答論文の構成・作成方法の具体例
[付録論文]
・模範解答① [道路]Ⅲ:問題解決能力及び課題遂行能力
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注記)noteのテキストエディタでは表の作成が困難であるため、一部の記事は.doc又は.xlsをダウンロードする形式としている。
🟦【選択科目Ⅱ・Ⅲ】出題形式と問われる内容
選択科目の論文は下表に示すように「専門知識」、「応用能力」、「問題解決能力及び課題遂行能力」が問われる3種類の問題からなる。600字詰めの答案用紙で1~3枚に記述する形式である。論文の評価では、専門的学識とコミュニケーションがすべての選択科目で対象となるほか、応用能力の場合はさらにマネジメントとリーダーシップが加わる。Ⅲの問題解決能力及び課題遂行能力の論文では、問題解決と評価の能力が重視される。
試験制度改正初年度の令和元年度と比べ、令和2年度以降も出題の範囲や内容、難易度に大きな変更はない。まずは受験する選択科目の過去問題のテーマの内容を確認する。選択科目とは、建設分野では、
① 土質及び基礎
② 鋼構造及びコンクリート
③ 都市及び地方計画
④ 河川、砂防及び海岸・海洋
⑤ 港湾及び空港
⑥ 電力土木
⑦ 道路
⑧ 鉄道
⑨ トンネル
⑩ 施工計画、施工設備及び積算
⑪ 建設環境
の11科目である。
🔵選択科目Ⅱ-2の小問
選択科目のⅡ-1の出題数は4問である。その中から1問を選択して解答することとなる。「鋼構造及びコンクリート」は令和元年度までは、鋼構造とコンクリートからそれぞれ4問の合計8問が出題されていたが、令和2年度では全体で4問となり、各2問から1問を選択する形式に変更された。ただし、コンクリートの場合は各設問に複数のテーマが示され、それらの中から閃絡できるようになったので、選択の余地が半減したということではない。
Ⅱ-2も鋼構造及びコンクリートを除くと出題数、解答数ともに変更はない。鋼構造及びコンクリートは令和元年度まで、鋼構造とコンクリートから各2問の合計4問が出題されていたが、令和2年度以降は共通するテーマは2問に減った。ただし、鋼構造とコンクリートの専門性の違いを反映して解答できるように、鋼構造又はコンクリートのどちらかを選択したうえで、、「構造物」や「条件」などを設定できるようになった。出題数は減ったものの、受験者の得意分野に関して記述でき、むしろ容易になったともいえる。他の主要な科目も含め、具体的な出題の内容や傾向は当noteの他の記事を参照していただきたい。
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