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技術士建設部門【土質及び基礎】の傾向と対策//選択科目Ⅱ・Ⅲの出題傾向と国土交通白書のテーマの相関

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技術士建設部門 選択科目Ⅱ・Ⅲ【土質及び基礎】
出題傾向と国土交通白書のテーマの相関

【当ページ掲載記事の要旨】--------------------■
・選択科目Ⅱ-1【土質及び基礎】出題傾向と国土交通白書のテーマの相関
・選択科目Ⅱ-2【土質及び基礎】同上
・選択科目Ⅲ 【土質及び基礎】同上
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🟦選択科目Ⅱ-1の出題傾向と白書との相関

必須科目Ⅰは4つの設問から1問を選択して解答する。例えば、令和2年度であれば、①圧密沈下の影響と対策、②抑制工と抑止工の違い、③液状化の指数(FL)と必要な室内試験、④粘性土地盤における自立式土留めの点検と変状の4設問であった。いずれも「土質及び基礎」を対象とする標準的なテーマから出題されており、受験者の専門性に配慮した内容となっている。

選択科目Ⅱ-1【土質及び基礎】令和2年度出題
出典)日本技術士会

②の抑制工と抑止工では留意点も含めた論述が必要であるが、圧密沈下や液状化に関する設問と同上に、一般的な専門知識を有していれば解答できるレベルである。自立式土留めの点検は、他の3問と比較するとやや難問であるものの、実務経験があれば容易に解答できる内容である。

近年も過去問の出題テーマを基にした設問が多く、液状化は令和元年度と令和2年度で続いて出題されていおり、FLについては平成25年度に出題されており、Ⅱ-1では頻出ししている。圧密沈下についても、平成28年度に沈下量や沈下時間について問われている。抑制工と抑止工が対象となるのは平成25年度以降であるが、地すべり対策は定番のテーマである。

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