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プロ修斗広島大会 闘裸男26 & GIG03 特別編:PEACE RUN in 広島(1)

「つい最近、高松、沖縄に修斗を見に行ったばかりのはずなのに、気づいたら広島で修斗を見ている。」

そんな経験は誰にでもあると思います。自分も、11月7日プロ修斗香川大会、11月14日プロ修斗沖縄大会、そして、12月5日広島大会、という具合に、ポンポンポンと東京以外で観戦していました。

今回は、日曜日の開催。土曜日に前乗りして、ちょっと観光も楽しむいつものスタイルで予定を組みました。いわゆる修斗旅スタイル。
既に、飛行機もホテルも予約し、街歩き用の本も購入。あそこへ行こう、ここへ行こう、などと思いを馳せ、現地の友人にも連絡し、あとは行くだけ!という状況だったのですが、突然、重大な情報が飛び込んできました。

PEACE RUN with 斎藤裕 in 広島。

え、広島に斎藤選手来るの?という驚き。
へぇ、ランイベントか。14時半集合ね…まぁ、12時半広島空港着なので、行こうと思えば行けるけど、自分は走るの無理だなー。見学OKかどうか聞いてみるかな、といった感じに受け止め、拡散を手伝う気持ちでRT。
あざとく、ちょっと行きたそうな気持ちも表現して、ここは周りの人の背中を押す作戦です。

しかし。

何故か、自分が煽られる。世の中には、人の姿をした鬼がいるのです。
いやいや、皆さん、私のこと知ってますよね?走れないってわかってて煽ってますよね?

この後も色々なやり取りがあり、なんやかんやで、結局、皆さんの期待を裏切ることはできず、参加申込。
ふざけんな、お前ら覚えておけよ、という気持ちを押し殺して、参加表明をツイート。

しかし、私は、怠惰という言葉に服を着せたような人間で、ここ20年くらい運動らしい運動は皆無。とりわけランニングの類いは子どもの頃から苦手で、マラソン大会とか、どうやって逃げるかしか考えてきませんでした。
この日から、「マジで、どうすんの?」という思いに駆られ、夢にまでランニングが出てくる始末。
あー、これは、しくじった。せめて、本番までに少しだけでも体重を減らしておこう。少しでも負担と怪我、事故のリスクを減らすのです。それがいい。天才現る。

そう思ったときもありました。
しかし、当日、私の体重は、申し込んだときより増えていました。

前日から憂鬱な気分で体重計の上でうなだれ、寝付きも目覚めも悪く、12月4日当日、重たい気持ちを抱えて空港へ。
何か、トラブルで飛行機遅れたりしないかなとも思ったのですが、そうはならず。しかし、この時の不穏な願いは、帰りの便で実現してしまうことに。それは、また後ほど。

普通に考えて、全く運動していない人間が、飛行機で乗り込んで、いきなり走るって、おかしいですよね。皆さんが要求していたのは、そういうことです。わかりますよね。冷静になって、よく考えて欲しい。

などと、心の中で考えても仕方ないことで、既にその日は来てしまっているのです。あー、どうしたらよいかと思いつつ、広島空港着。

飛行機は、今回のプロ修斗広島大会で配信を担当される木暮さんと同じ便となり、つかの間、走るのを忘れて、リムジンバスで楽しくご一緒させていただいて、広島駅に。この時点で、13時50分くらい。

おっと、時間がない。時間はないが、先にホテルにチェックインできたらしてしまって、荷物を置いていこう。その間に、始まっているかも知れないが、それはやむ得ない事態でしょう。
そう思いつつ、ホテルへ。結局、14時にならないとチェックインできないということで、少し待って部屋へ行き、荷物を置いて、着替えて、仕方ない…じゃなくて、さぁ行こう!とすると、既に14時18分頃。

歩いても、電車でも、もう集合時間に間に合わない。結局、会場のPEACE&MOSHまでタクシーで行くことに。
この時点で、朝から電車30分、飛行機1時間半、バス1時間、タクシー15分乗りっぱなしで、体をほぐすこともせず、現地へ向かう。運動したこともないくせに、もう、色々ひどいよね。

会場に着くと、既に着替え終わっている参加者の皆さんが目に入る。
うわっ、こやつら、できる…。皆さん、そろって痩躯健脚。全身mobstylesで固めたコスチュームから、走り慣れている雰囲気がビシビシと伝わってきます。自分の目には、全員がランニング猛者に映ります。
だいたい、一見して明らかに、BMIの数値が自分と違うよね。詰んだ。
本当に参加して申し訳ないという気分になり、あとは、迷惑掛けないように、死なないことだけを心がけるしかないと思いました…。

長くなってきたので、この辺で切り上げます。
(続く)

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