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プロ修斗広島大会 闘裸男26 & GIG03 その1

2021年12月5日、朝。筋肉痛。
前日、色々あったが、何とか朝を迎えられた喜び。

昨日のPEACE RUNで、既に何かをやり遂げた気がしてしまったが、今回の遠征の真の目的は、プロ修斗広島大会、闘裸男の観戦だ。
ここからは、ですます調をやめ、今まで通り書いていきたい。

闘裸男は、中四国地方で活動するプロモーターであるTNSさんの主催興行。何度も書いているが、修斗にはプロモーター制度があり、日本各地、地域ごとにプロ公式戦の大会が開かれている。今年は、沖縄、新潟、香川などで開催され、今日は、その広島大会。大会名が闘裸男(とらお)だ。
闘裸男は修斗の地方大会の中でも老舗。既に、ナンバーシリーズは今回で26を数える。

しかし、闘裸男も今般の新型コロナウイルスの感染拡大の影響を受け、長らく大会が開けなかった。
本来、闘裸男26/闘裸男GIG03は、6月に福岡大会として予定されていたがこちらが延期となり、広島の地で再開となった経緯がある。

当初予定されていた修斗環太平洋ウェルター級王座の防衛戦もなくなり、開催地も、カードも変わってしまったが、とにかく無事に開催して欲しいと願っていたので、この広島大会は素直に嬉しい。

本大会は2部制で、第一部は午後1時半からなので、それまでは散歩したりした。モーニングを食べたあと、開放日だったマツダスタジアムを見学してきた。詳しいことは、改めて書こうと思う。
そして、広島駅から市電に乗って、最寄りの海岸通駅へ。広島駅からだと、30分ほどかかるので、のんびり車窓を眺めつつ向かう。

会場着。海辺のライブハウスは、既に入場を待つ人たちが結構並んでいた。

今回の会場となるBLUE LIVE 広島は、とても厳格な感染対策を行っていると聞いたが、なるほど、連絡先の提出などはもちろん、会場内も人数制限のため、比較的少ない座席数となっていた。
というか、本当に席が少ないな!ちょっと驚いた。

会場に入って、早速席を探す。第1部 闘裸男GIG03は、VIP席を買ってみたのだが、リングサイドの1列目にはSRSの記載…。あれ、VIP席どこ?

と思ったら、ステージ上にあった。
なんだこれ!ウルトラ見やすい!展望席や!と感動するくらい、過去一番に見やすかった。ありがとう、ぴあ!良い席を割り当ててくれて。

会場を見渡すと、リングサイドには、リングアナの北森さん、配信席には実況の河内さん、解説のルミナさん、mobstylesの田原さんが座っておられる。レフェリーにはJMOCの福田さんもいるし、お馴染みオカダさんもいる。
ケージやサイドを固める人々を見て、「後楽園ホールのパッケージをそのまま広島に」というのは、その通りだなと実感した。となれば、あとは、試合だ。

その試合は、キッズ修斗のオープニングファイトから。

高松でも行われたが、キッズ修斗はレベルが高い。自分が同じ歳の頃、何をしていたかを思うと恥ずかしくなるほどだ。

そして、本戦開始。まずは全選手入場!
北森さんがいつもの調子で名前を読み上げると、選手が続々登場。
やはり、これがあるとないとでは、観戦の気構えが違ってくる。

実は、今大会の出場選手については、余りよく知らない。アマの試合は見たことがある選手もいるが、プロとしては初めてお目にかかる選手ばかりだった。多分、試合を見たことがあるのはわっしょい内田選手だけだろう。今回は多くのカードが新人王トーナメントの1回戦となっており、デビュー戦か、キャリアの浅い選手が中心の大会となっているからだ。

とはいえ、知らない選手を見るのも楽しみ。若い力が、どんな風に戦うのか、これから化けそうな選手がいないか、そんな視点でも楽しみたい。

第1試合は一水選手、HAMMER KATU選手譲らず、判定はドローながら、優勢ポイントでHAMMER KATU選手が2回戦へ。次戦は、CHAN-龍選手と対戦だ。

第2試合は畠山選手がバックチョークで一本勝ち。
麻生選手は初めて見たが、足関節狙いを徹底し、ヒールフックがほぼ決まりかけたシーンもあったが、畠山選手がそれを凌ぎ、逆にバックを奪いチョークを極めて一本勝ち。麻生選手もチャンスは逃したものの危険な選手だし、それに勝った畠山選手も本当に良い選手だった。

なお、この試合、畠山選手のセコンドに着く松根さんが序盤からかなり強めの声を飛ばしていたのが印象的だった。タックルを切れ、足関に気をつけろ、といつもより警戒感高めの印象。それに対して、「ハイッ!ハイッ!」と丁寧に返事する畠山選手の生真面目さが垣間見えたのも面白かった。

セミを戦う水田選手と丸山選手の試合は序盤からスピーディな攻防が繰り広げられ、とても面白かった。
丸山選手がかなり良い形でグラウンドをリードするが、抜け出し、捌いては思い切りの良い打撃を見せた水田選手が最後はパウンドアウト。
新人王トーナメントのフライ級もまた激戦区なので、今後も注目したいと思わせる試合だった。

メインはわっしょい内田選手と横関タルト選手の新人王トーナメント1回戦。
正直なことを言うと、「え、大会メインが新人王トーナメントの1回戦って大丈夫かな?」という思いはあったが、これはこれで良かった。大会コンセプトにあったカードで締めくくられたと思う。
試合は、タックルに行くわっしょい内田選手、それを切って防いで打撃を狙う横関選手、という展開。どちらも決定的なシーンにはならず、これも1-1ドローながら、横関選手に優勢ポイントが入り2回戦進出。

以上、本戦が全5試合というコンパクトな闘裸男GIG03は無事に終了。面白かった!
良い選手、良い試合も見られたし、これからが楽しみな選手もいた。
本音を言えば、もうちょっと頑張ってほしいという試合もあったが、そういうのも全部含めて楽しむのがGIGなのだと思う。

なにしろ、この大会は、ここからキャリアが始まる原石というべき選手たちの一歩目となる舞台。今回、力を出し切れず、序盤の助走で出遅れても、まだまだ先は長いから必ず取り返せる。大事なのは、取り返そうとする意思だ。

…と、誰かが、そんなことを言ってくれているといいのだが。
今、思いつくまま書いてしまったが、自分で言うのは恥ずかしいので、もっと説得力のある人に同じ事を言ってもらったら、それをリツイートしたい。

ということで、第一部完 & 即撤収!

第二部が始まるまでは、隣のカフェで時間を過ごす。

まぁ、その辺は本編を書き終えたら、また改めて。

(つづく)


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