一瞬の過去の思い出

・前、大戸屋に行った時、隣に座っている太ったおじいちゃんが何か書いてある紙を見ながらぶつぶつ言っていて、紙に何が書いてあるんだろうと気になった。

・地元に帰って、原付の住所登録を変えたとき、ナンバープレートを返さなきゃいけなくて、市役所の人に渡すと、岐阜のナンバープレートに書いてある鵜飼の鵜を見て、「かわいいですね〜」と言っていた。

・大学時代、京都に旅行に行った時、目が見えなくて白状を持っている方に「〇〇駅はどこですか」と言われて、案内しますねと言って、腕を掴んで、駅まで連れて行った。その後は、できてよかったな半分、腕勝手に掴まないで、「腕触りますね」とか言えばよかったな半分だった。

・金沢旅行の帰りの電車で、前に座っている老夫婦が降りるまでずっと孫の話をしていた。

・高校3年生の時、校門の前で知り合いが来るのを待っていたら、知らない人に、「よー、あっ人違いでした」と言われた。なんか面白くて「誰と間違ったんですか?」と聞いたら、「いえ、すみません」みたいなことを言われてどっかに行ってしまった。自分が間違えた側でもそうしてると思う。

・クラスの打ち上げで、高校の友達の中学の同級生が同じお店に数人いて、偽名を名乗って全て嘘の情報でずっと喋ってた。

・東京の電車の中で、私の隣の席でスマホで麻雀の放送対局を見ていたお姉さんに対して、そのさらに隣に座っているおじいちゃんが、「見てもいいですか」と言い、お姉さんは頷いて、おじいちゃんが降りるまで2人で麻雀を見ていた。会話はなかった。

・赤羽を歩いている時、キャッチのお兄さんに「これからどこ行くんですか」と言われて、「ミスド行きます」と友達が言ったところ「ミスドいけますよ!ポンデリングいけます!」と言われて、後ろの予定が詰まってなかったらついていきたくなるくらい面白かった。

・大学で雪だるまを作っていたとき、近くを通った学生に「大きいっすねー」と言われた、「写真撮りますか?」と聞いたら、そのまま帰って行った。聞こえてなかったかも。


以上、一度しか会ってない、名前も知らない人たちの思い出でした。

一度も会ってないnote上でだけ関わる人々も、その、なんでしょう、お互い、たまに書く記事を見てるだけですけど、それでも、その存在を知って、出したものを見てることは、少なくとも私にとっては、上に挙げた人たちにはない連続性を感じるもので、大切なものだと思うので、皆さんが健やかに過ごせることを、影ながら祈っています。

・いや、光りながら祈っています。

・以上。

気狂いの人はお願いします。気を狂わせて何かします。