見出し画像

【実際のデータ大公開!】英検5級の合格点・合格基準は?最短最速で合格できる勉強法まで徹底解説!

みなさんこんにちは!かずまです!
今回のテーマは「英検5級の合格点・合格基準は?」です。
私は10年間プロの塾講師として多くの生徒を指導させていただき、合格へと導いてきました。その知見も含めて、徹底的に英検を解説していきますので、ぜひ参考にしてみてください。一緒に合格をつかみ取りましょう!


1. 英検は何問正解すれば合格できる?


実は英検には何問正解すれば合格できるという基準が公表されていません
1問あたりの配点も公表されていないため、何問合っていれば合格点に届くのかというのを知ることも難しい試験です。
そうは言っても、直前の模試や過去問で何問くらい合っていれば合格できるのか知りたいですよね!
そこで、今回英語試験対策.comが独自に集めたデータをもとに、
「ズバリ〇問!」とお伝えしたいと思います!

2. 英検5級のレベルは?


英検5級のレベルは「中学初級レベル」です!
学年で言えば、中学1年生で習う英単語や英文法がメインで出題がされます。
中学1年生のレベルでは小学生では受験できない!?と思うかもしれませんがそんなことはありません。

出題形式は全て「マーク式」です。
記述をする部分がないということは、英語を書くことができなくても合格できてしまいます!
英語を見て日本語の意味がわかるというような勉強ができれば、小学生でも全然合格できます!
中学校の予習という観点からも、小学生の方にもぜひ挑戦していただきたいのが英検5級です!

3. 英検5級の問題構成は?


英検5級ではリーディング・リスニングの2つのパートで構成されています。それぞれの問題構成は以下のようになっています。

出展:5級の試験内容

筆記試験が25分、リスニング試験が約20分で構成されています。
私が指導してきた肌感覚としては、小学生でも時間が足りないということはないと思います。
基本的に出題パターンはわかりやすいため、パターンに対する対策をしっかりしていれば、スラスラと解いていけると思います!
後のパートで具体的な勉強方法を解説していますので、参考にしてみてください!

4. 英検5級で出題される単語は?

英検5級で出題される英単語の量は600語程度と言われています。
先述のとおり、英語を見て日本語がわかれば良いため、必ずしも英単語が書けなければならないというわけではありません。
具体的にどのくらいの難易度の英単語が出るの?というのが気になる方は、こちらの記事に英検5級で頻出の英単語をまとめてあるのでぜひチェックしてみてくださいね!

英検5級で出る英単語まとめ

5. 英検5級の合格点は?

英検5級の合格点はずばり419点/850点です!
ただし、注意が必要なのは、だからといって「49%くらい取れれば良いんだ!」と思わないことです!
実は英検の採点方法は少し特殊で、1問あたりの点数が異なります。
つまり、同じ10問正解の人でもどの問題が正解していたかによってスコアに差が出てしまいます。
英検では、正答数でスコアを算出できないようになっているため、どの問題がどのくらいの点数なのかも公表されていません。
「じゃあ、何割取れば合格できるの!?」って思いますよね。
そこのところを徹底解説していきます!

6. 【英検5級】合格者データを大公開!

今回は特別に膨大な私が指導した合格者データの中から15個の事例を紹介したいと思います。こちらはあくまで一例ですので、以下のような得点を取らなければ合格できないというわけではありません。

※データの公開には許可をいただいております。

まずご覧にいただきたいのは、オレンジ色で塗りつぶしてあるデータです。リーディングスコアが277点のAさんと279点のIさんがいます。
点数はIさんの方が高いですが、正答数・正答率はどうでしょうか?
Aさんは合計16問で64%の正答率ですが、Iさんは合計15問で60%です。
これが、先に説明した「1問あたりの点数が違う」ということです。
正答数が少なくても、他の子よりもスコアは高いということが起きるのが英検です!

次に緑色で塗りつぶしてあるGさんのデータを見てみましょう。
こちらはリーディングパートが32%と決して良いスコアとは言えません。
しかし、リスニングパートで96%という非常に高いスコアを出しているため、結果的に合格となりました。
つまり、リーディングとリスニングの両方の合計で合否が判定されるため、どちらかが苦手だからあきらめる必要はないということです!
ただし、私の指導経験上、(5級の場合は)Gさんのようにリーディングはできないけれどリスニングができるという子は多くいるため、そちらを強化しても良いかもしれません。

7. 英検5級の合格点・合格ラインは何問正解?

英検5級に確実に合格するためには「正答率60%」です。
つまり、50問中30問正解であれば、まず確実に合格できるでしょう!
そして、私のこれまでのデータからすると、「27問正解」が合格のギリギリのラインです。
もちろん勉強をするときは、このギリギリのラインではなく、あくまで合格ラインである60%を目指しましょう!

8. 最短最速で英検5級に合格する勉強法

英検5級に合格するために必要なことは2つだけです!
ズバリ、「英単語の暗記」「演習問題」です。

①英単語

英単語は先述の通り、「英語⇒日本語」ができればOKです!
もちろん、その先の級の受験まで考えていれば、ライティング(英作文)もあるため「日本語⇒英語」にできるとより良いです!おすすめのテキストは定番の「でる順パス単」です。

英検5級 でる順パス単

英単語くらいは無料でやりたい、という方はこちらをどうぞ!

英検5級で出る英単語まとめ

②演習問題

英単語をある程度覚えることができたら、次は演習問題です!
経験上、演習問題をたくさん解き、その問題を1つずつ完璧にしていくのが一番の近道です!
特に小学生の子は、文法書を1から勉強するよりも、とにかく演習問題をいくつも解くのをおすすめします
英検5級の問題はいくつものパートに分かれているため、それぞれの傾向を把握しておくとより効率的に勉強できます!

おすすめは「英語試験対策.com」の「英語検定5級 類似問題20」です。
過去問をやるのも良いですが、どうしても量が少ない…
6回分しかないのに加えて、全く同じ問題はもう一度出題されることはないのでちょっと物足りない気がします。
「類似問題20」は20パターンも類似問題を解くことができるので、この類似問題に出てくる英単語や英熟語をくりかえし勉強すれば十分です!
市販の参考書が6回分で1000円ほどに対して、このテキストは20回分で2000円なのでコスパ的にもおすすめですね!
合格判定シート付きなので、自分の実力を知りたい方にも良きです。
英語検定5級 類似問題20

英語検定5級 類似問題20


英検5級のリーディングパートは次の3つに分かれています。
合計で60%、つまり15問正解を目指しましょう!

・【大問1】短文の語句空所補充(15問)

・【大問2】会話文の空所補充(5問)

・【大問3】日本文付き短文の並べ替え問題(5問)

■短文の語句空所補充(15問)

大問1は空欄に入る適切な英単語を選ぶ問題です。
私の経験上、文法がわからなければ解けない問題はほとんど出ることはなく、英単語の意味が分かれば解ける問題がほとんどです。
文章量も多くなく、英単語さえわかれば解ける問題ばかりですので、ここは点数を取りたいところ。
「15問中・10問以上正解」を目指しましょう!

■会話文の文空所補充(5問)

大問2は会話文の中で空欄に適切な文章を選ぶ問題です。
こちらは大問1よりも文量が少し多めで、回答も文章形式になっています。対策としては、英単語を覚えるというより慣用表現を覚えることが大切です!
「Thank you(ありがとう)」「You're welcome(どういたしまして)」などの表現方法を中心に勉強しましょう!
ここは「5問中・3問正解」を目指しましょう!

■日本文付き短文の並べ替え問題(5問)

大問3は並べ替え問題です。
このパートは文法がしっかりわかっていないと難しい部分です!
ですので、このパートが受験者にとって1番難しいパートです。
ここは「5問中・2問正解」を目指しましょう!

ちょっとレベルの高い話・・・
私が普段英語を教えるときに1番大事にしていることは「品詞」です。
この品詞がわかるようになれば、この並べ替え問題も簡単!
品詞は主に「名詞」「動詞」「形容詞」「副詞」「前置詞」の5つを理解しましょう!
例えば、1番はじめにくる主語は必ず「名詞」。
並べ替える単語の中から名詞にあたるもののどれかが最初におくべき単語です。
また、「前置詞」のあとには必ず「名詞」がおかれます。
基本的に「名詞」の直後に「名詞」はおきません。
こういったコツをしっかり理解して勉強すれば、英検5級の合格点もしっかりとれるはずです!

次に英検5級のリスニングパートを見てみましょう!
こちらも3つのパートに分かれています。

・【大問1】会話の応答文選択(10問)

・【大問2】会話の内容一致選択(5問)

・【大問3】イラストの内容一致選択(10問)

■会話の応答文選択(10問)
大問1は会話文です。リーディングパートの大問2がリスニングバージョンになったイメージです。
1人目が話したことに対して2人目がどう答えるのが適切かを答えます。
選択肢は問題用紙には書かれておらず、聞き取る形になっています。
リスニングは2回流れるため、1回目で聞き取れなくても落ち着いて2回目を聞きましょう!
ここは「10問中・7問正解」を目指しましょう!

出展:英検5級2023年度第1回

■会話の内容一致選択(5問)
大問2は2人の会話を聞いたうえで、問題が出題されます。
2人の会話の内容として最も適切な解答を選ぶ形です。

例)
1人目:Do you like soccer, Tom?
2人目:No, I don't. I like baseball.
問題:What does Tom like?
回答:1. vegetable 2. fruit 3. sport 4. baseball
答え:4. baseball

こちらは回答の選択肢が問題用紙に書かれているため、2人の会話と問題を聞き取れるようにすれば、あとは選ぶだけです!
ここは「5問中・3問正解」を目指しましょう!

■イラストの内容一致選択(10問)
大問3はイラストに対して適切な解答を選ぶ形式です。
問題用紙には下のような図だけが書かれており、問題の選択肢は全て聞き取るかたちです。
選択肢の英文が割と長いため、この部分ができないという子も多いと思います。
ここは、「10問中・5問正解」を目指しましょう!


リスニングの勉強法は「ディクテーション」がおすすめです!
ディクテーションとは、文章を目で追いながら音源を聞くという勉強法です。リスニングの演習問題を終えたあと、必ずこの復習をしてください!

リスニングはとにかく復習を適当にしてしまう子が多いです!
しかし、リスニングこそ復習が命!
必ずやるようにしましょう!

まとめ

①英検5級は60%以上を目指すべし!
 合格ギリギリラインは27問/50問中正解!
②リーディングは大問1で10問、大問2で3問、大問3で2問正解がベース
 リスニングは大問1で7問、大問2で3問、大問3で5問正解がベース
③勉強は英単語と演習問題 特に演習問題は数をこなす!

リーディングの演習問題はとにかくコレ!
英語検定5級 類似問題20

英語検定5級 類似問題20

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?