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秋空の十勝を走る。フードバレーとかちマラソン

(はてなブログ2023.10.29掲載)
10月28日、「2023フードバレーとかちマラソン」に参加した。今年2回目のハーフマラソン挑戦だ。

地元紙によると、ハーフには3136人がエントリー。この日の気温は午前8時で10.1度。上に長袖のアンダーシャツ、下はランニングタイツ、手袋を装着していたおかげで寒さは気にならない。

午前8時半のスタートに向け、20分ほど前に会場入り。クラフトコーラ味のエナジーゼリーをグイッと飲み、手荷物を預ける。力がわく味だ。

すでにスタートエリアには多くのランナーが並び、その時を待っている。しっかり準備運動ができていないことが気掛かりだが、列に並ぶ。朝までぽつぽつと降っていた雨は止んだ。

スタートの号砲が鳴る。一斉に走り出す。ハロウィーン時期かつ仮装の表彰があることもあり、ポケモンに出てくるキャラクターやサッカーボール、十勝の有名菓子「三方六」!?を模した箱に入って走る人まで多様。他の大会ではあまり見ない光景かも。沿道の人は楽しそうに声援を送っている。

https://www.foodvalley-marathon.com/wp-content/themes/fvm2023/item/common/bestresult2023.pdf

↑ベストパフォーマンスとして表彰される。

こちらが今回のコース。

基本的にアップダウンはあまりなく、平坦で走りやすいコースと言われる。時期的にも好タイムが出やすい大会だ。

そんな中で急勾配の上り坂となるのが、黄色丸をつけた8キロ「サラダ館」付近。この坂を意識して、序盤ははやる気持ちを抑えて走る。

今回の目標はキロ5分40秒を保って2時間切り。ところが大会になるとまわりにつられてついペースが上がってしまうもの。中盤に急勾配の上り坂が待っていることと、過去2回のハーフでは後半にペースダウンしたこともふまえ、「マイペース」を自らに言い聞かせながら走る。雨は上がったが道路に水たまりが多く残っている。2キロを超えたあたりで、シューズの中はべちゃべちゃになった。

まもなく8キロを迎えるあたりで、上り坂を迎える。中盤、気持ち良く走っている中で表れる坂は「そびえ立つ壁」のようにも見えた。少し歩幅を広げながら腕を大きく振って、登り切る。

意外と長い⁉︎陸上自衛隊帯広駐屯地

今コースの一つの特徴が、普段は入ることができない自衛隊の敷地内を走れることだろう。

駐屯地内を走るのはおよそ3.5キロ。滑走路のような場所があったり、宿舎があったり、それまでの街並みとは別世界。戦車も並んでいる。迷彩服を着た隊員が茂みの近くに座っていたのだけど、風景に同化していて本当に近づくまでわからなかった。

この3.5キロを走る中で、じわじわと疲れを感じ始めた。建物や看板が見えて、沿道の人がいる街中と違って、自衛隊の敷地内は視界がとても開けている。走っているけれど進まない…そんな感覚を覚えた。

少しつらく感じた自衛隊内の13-16キロ付近。元気をくれたのが音楽隊の演奏だ。爆風スランプ「Runner」を聞いて、一気に気合が入る。声援、応援は本当に背中を押してくれて、自然とペースが上がる。

つらい残り3キロ…2時間切りなるか。

自衛隊を抜けるとレースは終盤。

6月の北広島でのハーフマラソンでは15キロすぎから足が動かなくなりヘトヘトになったが、今回は残り3キロあたりから徐々に足が重たく感じ始めた。

ここまでキロ5分30秒ほどをキープできており「初めて2時間切りができそう」と感じていただけに、急なペースダウンが怖い。ランニングウォッチをみる回数が自然と増える。なかなか進んでいない気がして、余計に疲れてしまう。

「今はこのペースでしか走れない。結果、どうなっても仕方がない!」。最終的にこんな思考で走る。ゴールが近づくと再び沿道の応援も増える。最後の直線は一気にスパートをかけてゴールした。

安定的に「サブ2」を出せるように。

タイムは手元の時計で1時間57分39秒!

今回は練習で1時間ラン、2時間ランをこなせたこと。走りやすい気温、全体的に平坦なコースであったこと。このあたりが奏功したのだと思う。初めて、ハーフマラソンの「サブ2」を達成だ。
ところで、自分が目指すのは自己ベストを出し続けてどんどん速くなることではなく、この「2時間切り」というタイムをどんな季節、どんな場所の大会でも出す安定感を持つこと。
またこれからも目標を持って、楽しく走りたい。

ぜんっぜん写真撮っておらず…。
会場では「食フェスタ」という食ブース出店、キッチンカーコーナーが出ていました。
ゼッケンについた500円チケットを使って購入できるのです!これも一つの特色ですね🍁


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