採卵後の体調について

今回は採卵後の体調の変化についてのお話です。
採卵前後で体調を崩す方が多いことは聞いたことがあり、クリニックの先生や看護師からも、採卵後5日間くらいはお腹が苦しかったり、体調が悪くなる可能性があることを伝えられていました。

本記事はあくまでも私の体験談です。
卵巣刺激方法や、採卵数等によって、採卵後の症状や体調は人それぞれだと思いますので、参考程度にお読みいただければと思います。

私の場合、採卵の日程が予定していたよりも1週間ほど後ろ倒しになってしまったため、採卵の5日後に日帰り旅行の予定が入っており、卵巣過剰刺激症候群(以下OHSS)になってしまわないか、とても不安でした。
結論から言うと、採卵後4日目からだいぶ普段の体調に戻ってきており、旅行は元気に過ごすことができました。

卵巣過剰刺激症候群(OHSS)とは…
女性の卵巣は親指大ほど(3~4cm)の臓器ですが、その中の 卵(卵胞)が不妊治療における排卵誘発剤に過剰に刺激される ことによって、卵巣がふくれ上がり、お腹や胸に水がたまるな どの症状が起こることを卵巣過剰刺激症候群(OHSS)と呼びます。 重症例では、腎不全や血栓症など様々な合併症を引き起こすこ とがあります。[厚生労働省の資料より抜粋]


ここからは採卵後の体調を時系列に沿って、振り返ってみたいと思います。

◆採卵当日
お腹の膨らみは特に見られず、チクチクとした痛みのみ。
それもロキソニンを飲めば、普段通り過ごせるくらいでした。
お通じなし。

◆採卵1日後
お腹が張っている感じあり。チクチクとした痛みも継続。
マグミット(※)を飲むも、お通じなし。
友人と会う約束があったため、電車移動でお茶をしましたが、特に問題なく帰宅。
(※)酸化マグネシウム製剤のこと。便秘症に効くお薬。

◆採卵2日後
お腹が張っている感じが、前日よりも酷くなっていた。
見た目にも下っ腹がぽっこりしており、妊娠中期くらいに見えた。
1日家で安静にしていた。
動くと張りとチクチクが酷くなるので、しんどい時は横になっていた。
振り返ってみると、この日が1番つらかった…
マグミットを飲むも、お通じなし。

◆採卵3日後
3日目の深夜から下痢が始まる。
お通じがあったので、お腹の張りは幾分かよくなった気がする。
食欲あり、吐き気なし。
この日はとにかく下痢がつらかった…。1時間に3回くらいトイレに駆け込んでた。
連日服用したマグミットの影響なのか、採卵の後遺症なのかは不明。
私の場合、お腹の張りよりは、くだしていたとしてもお通じがあったほうが楽だった。

◆採卵4日後
下痢が続いていた。
お腹の張りはだいぶよくなって、苦しい感じはなくなった。
日常生活が戻ってきた感じで、外出も出来た。

◆採卵5日後
下痢は続いていたが、だいぶ落ち着いてきた。
日帰り旅行にも無事に行けた♪

私の場合は、採卵2日後~3日後が体調不良のピークでした。
普段便秘になることがほとんどないので、お通じがないのが1番辛かったです。
採卵翌日からデスクワークであれば仕事もできなくはないけれど、家事・育児、立ち仕事はしんどいと思います。
可能なら、採卵後3日間は自宅安静したいですね…。

クリニックの先生曰く、
・胸が苦しい感じ
・足がしびれる感じ
このような症状が出た場合は、救急に行ったほうが良いとのことでした。
また、採卵後は水分を多めに摂ると、OHSS予防になるそうです。

上のお子様のお世話や、仕事のスケジュール等、採卵後の体調不良が不安な方も多いはず。
少しでもそういった方の参考になったら嬉しいです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

【おまけ☆】
私は長男妊娠時も不妊治療を経験したのですが、その際は低刺激を選択しました。
低刺激なので自己注射ではなく飲み薬のみ。
採卵数も3個だったので、針を刺す回数が少ないので無麻酔でした。
採卵後の体調も今回とは全然異なり、ほぼノーダメージでした。
ちょっとチクチクするかな?くらい。
翌日も普通に仕事をこなしました。
産み分けの場合、一度に多くの卵子を確保したいと思いますので、低刺激を選択する方は少数だとおもいますが…。
以上、余談でした☆

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